
今回は、アウトプットについてです。
- インプットがアウトプットにつながっていない…
- 「アウトプットで先手を打つ」 とは?
- アウトプット体質になる方法
こんな疑問に答える内容を書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、アウトプットを増やし、仕事で活かすためにはどうすればいいかです。
普段から意識したいと思っている 「アウトプットで先手を打つ」 という考え方をご紹介します。記事の後半では、そのために何をやるといいかの具体的な方法を書いています。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。
インプットとアウトプットの理想的な比率
いきなりですが、普段の仕事やプライベードで、インプットに対してどれくらいアウトプットをしているでしょうか?
書籍 学びを結果に変えるアウトプット大全 によれば、インプットとアウトプットの比率は 「3 : 7」 が良いと書かれています。
インプットの時間や手間に対して、アウトプットは2倍の時間をかけられているかです。
私は全てでできているわけではありませんが、例えば本当に学びの多い本は、読んで思ったことや考えたことのアウトプットは合計すると2倍以上になります。
あらためてアウトプットとは
アウトプットとは、要するに言語化とビジュアライズです。どちらか一方という場合もありますが、インプットから自分の言葉や図・イラストでの表現です。
例えば仕事では、次のようなアウトプットがあります。
アウトプットの例
- 会議で考えたことのメモ
- プレゼン資料
- 企画書や提案資料
- 戦略や計画 (商品計画や事業戦略など)
アウトプットで先手を打つ
私が心がけたいと思っていることは、「アウトプットで先手を打つ」 です。
積極的にアウトプットをし、アウトプットをベースに相手の意見を引き出したり、仕事を前にすすめるやり方です。
ポイントは、アウトプットの手間を惜しまないことです。面倒くさがらずに、書いたり表現をする一手間をやれるかどうかです。
では、アウトプットで先手を打つことには、どんなメリットがあるのでしょうか?一方で、デメリットは何でしょうか?
メリットとデメリット
相手より先に動き、アウトプットを出していく方法のメリットは、次の通りです。
アウトプットで先手を打つ 「メリット」
- アウトプットの過程で自分の理解が深まる
- 足りない情報や自分の理解が曖昧なところがわかる
- アウトプットを持って相手に見せると、相手への気づきにつながる
- 議論が深まる。具体的なフィードバックが得られる
- アウトプットによって、企画やプロジェクトが前に進む
デメリットを挙げると、以下になります。
アウトプットで先手を打つ 「デメリット」
- アウトプットの作業・時間が無駄に終わることがある (バリューが出せなかった時)
- 本来はやらなくてよかった場合は、他に時間を使えた
これらは一見するとデメリットなのですが、長い目で見れば決して無駄にはならないと考えます。アウトプットをつくるプロセスでは学びになり、どこか他のところでプロセスやアウトプットが活かせる時があるからです。
メリットとデメリットを並べると、私の結論はメリットのほうが大きいです。
では、普段からアウトプットができるようになるためには、どうすればいいでしょうか?
ここからは、アウトプット体質になる方法をご紹介します。
アウトプット体質になる方法
アウトプットで先手を打つやり方は、メリットのほうが大きいです。
普段からできるアウトプットを積極的に出すためには、次のことを意識したり取り組んでみるといいです。
アウトプット体質になる方法
- やるか迷ったらとりあえずアウトプットをする
- まずは7割の完成度で良いと考える
- 間違ってもいいから、具体まで落とし切る
- わからないものは、仮説でとにかく埋める (つくり切る)
- 早めに人に見せる (アウトプットをぶつける)
最後の 「早めに人に見せる」 の補足です。具体的にどれくらい早めなのかです。
なんとなくできあがってきたものの 「見せるにはまだ早いかも」 と思う時は、もう見せる段階です。自分では完成度が低く、ツッコミどころがあるとわかっている状態で、あえて人に見せてフィードバックを取りに行きます。
完成度が低いということは、それだけアウトプットに余白がある状態です。余白があるからこそ、相手の気づきや意見を引き出しやすくなるわけです。
まとめ
今回は、アウトプットについてでした。
最後に今回の記事のまとめです。
アウトプットで先手を打つとは、積極的にアウトプットをし、アウトプットをベースに相手の意見を引き出したり、仕事を前にすすめるやり方。
アウトプットで先手を打つ 「メリット」
- アウトプットの過程で自分の理解が深まる
- 足りない情報や自分の理解が曖昧なところがわかる
- アウトプットを持って相手に見せると、相手への気づきにつながる
- 議論が深まる。具体的なフィードバックが得られる
- アウトプットによって、企画やプロジェクトが前に進む
デメリットはアウトプットがその時は役に立たないと無駄になること。ただし長い目で見れば、アウトプットをつくるプロセスでは学びになり、どこか他のところでプロセスやアウトプットが活かせる。
アウトプット体質になる方法
- やるか迷ったらとりあえずアウトプットをする
- まずは7割の完成度で良いと考える
- 間違ってもいいから、具体まで落とし切る
- わからないものは、仮説でとにかく埋める (つくり切る)
- 早めに人に見せる (アウトプットをぶつける)
最後に
アウトプットの参考に、別の記事をご紹介します。
よければ、ぜひ読んでみてください。
学びを結果に変えるアウトプット大全 (樺沢紫苑)