投稿日 2021/06/06

球史に残る遊撃手・小坂誠選手。ビジネスパーソンが学べること



今回は野球選手からビジネスパーソンが学べることです。


この記事でわかること


  • 小坂誠 vs 松井稼頭央
  • 2人の違いから思ったこと
  • ① 基本の大切さ
  • ② 状況判断の早さと正確さ
  • ビジネスへの応用 (例: マーケティングリサーチ)


プロ野球の歴史に残る遊撃手だった小坂選手を取り上げ、ビジネスパーソンが学べることを書いています。

ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考になればうれしいです。


 「平成の牛若丸」


今回取り上げたいのは小坂誠選手です。

正確にはすでに現役は引退されているので、元プロ野球選手です。現役時代はロッテ、巨人、楽天の3球団で活躍されました。

小坂選手の魅力は守備でした。百聞は一見にしかずなので、小坂選手のハイライト動画をぜひご覧ください。





小坂選手は 「平成の牛若丸」 と呼ばれるような、名ショートでした。


小坂誠 vs 松井稼頭央


週刊ベースボール Online に、小坂誠選手を取り上げたコラムがありました。

コラムを書いたのは伊原春樹さんで、小坂選手と松井稼頭央選手を比較しています。


以下は記事からの引用です。

遊撃手で考えると、小坂誠 (ロッテ) になるだろう。

同時代、西武に身体能力に優れた松井稼頭央がいたが、やはり小坂のほうが基本はしっかりとしていた。松井は体が強いがゆえに、例えばジャンプしてボールをつかんだとき、着地して、その勢いのまま送球するが、それではミスをしてしまうこともある。

一方の小坂は同じような状況でもしっかりと送球の体勢を作って、右脚に体重をのせて投げる。それを素早く、パパッとやってしまうのだが、だからどんなときも安定した送球になる。

打球判断も良く、一歩目のスタートも早い。投手の足元を打球が襲い、センターへ抜けたと思ったのが何度捕られたことか。戦った中で小坂が守備でミスをした記憶がない。

まさに球史に残る遊撃手と言って過言ではないだろう。

 (引用: パ・リーグ歴代 No.1 遊撃手はロッテ・小坂、二塁手は…… / 伊原春樹コラム|週刊ベースボール Online)

松井選手と小坂選手の比較を整理すると、


松井稼頭央
  • 身体能力が優れている
  • 体が強い。ジャンプしてボールをつかみ、着地したその勢いでそのまま送球できる
  • しかしミスをしてしまうこともある

小坂誠
  • 基本がしっかりしている
  • 送球の体勢では右脚に体重を乗せ、安定している
  • 打球判断が良く、一歩目のスタートが早い


2人の違いから思ったこと


ここからは先ほどのコラムを読んで私が思ったことです。

小坂選手と松井選手の違いが興味深かったです。具体的には2つあり、1つは 「基本の大切さ」 、もう1つは 「状況判断の早さと正確さ」 です。


[思ったこと 1] 基本の大切さ


天性の運動能力という意味では、松井稼頭央選手のほうがありました。松井選手のプレイの特徴は、身体能力の高さを活かした派手でかっこいいプレイスタイルです。

一方の小坂選手は比べると地味かもしれませんが、安定感があります。伊原さんは 「パ・リーグ歴代 No.1 遊撃手」 と言っています。

与えられた才能が一流でなくても、基礎の鍛錬と努力で超一流になれることは勇気をもらえます。


[思ったこと 2] 状況判断の早さと正確さ


小坂選手の特徴は早く正確な状況判断です。打球への見極めが瞬時にでき、一歩目のスタートもそれだけ早くなります。

目の前のプレイへの観察眼、観察した情報から状況判断をすることよって、早くて正確なプレイにつなげています。ここに先ほど見た基本がしっかりした動きが合わさって、球史に残る遊撃手になったわけです。

* * *


ビジネスパーソンが学べること


小坂選手からの 「基本の大切さ」 と 「状況判断の早さと正確さ」 は、ビジネスパーソンにも学びがあります。

例えばの例でマーケティングリサーチに当てはめてみます。


[示唆 1] 基本の大切さ


マーケティングリサーチの基本を磨くとは例えば、具体的には次のようなことです。


マーケティングリサーチの基本
  • 調査企画と設計ではマーケティング目的と課題からつくる
  • アンケート調査票やインタビュー項目は他の人に任せず自分でつくる
  • データに立ち返り (アンケートの自由回答やインタビューの発言録) 、回答者を尊重する
  • 分析や示唆だしでは調査目的、マーケティング目的と課題に立ち返る
  • マーケティングリサーチの役割はマーケティング意思決定への貢献


[示唆 2] 状況判断の早さと正確さ


小坂選手からのもう1つの学び 「状況判断の早さと正確さ」 をマーケティングリサーチに活かすなら、私が思うのは二段階の状況判断です。

まずは大きな判断を入れ、方向性が筋が良さそうであれば詳細の判断をします

例えばマーケティングリサーチでは、企画・設計、分析や示唆だし、レポート作成のそれぞれで二段階の状況判断をすると良いです。

大きな方向性をマーケティング側とすり合わせ、認識が合えばその後に詳細の調査設計や示唆抽出をしていきます。

二段階をやることによって結果として早く、そして正確な状況判断ができます。


まとめ


今回はプロ野球の元ロッテ・小坂誠選手に学べることでした。

最後に記事のまとめです。


 「平成の牛若丸」 小坂誠選手の守備
  • 基本がしっかりしている
  • 送球の体勢では右脚に体重を乗せ、安定している
  • 打球判断が良く、一歩目のスタートが早い


小坂選手から学べること
  • 与えられた才能が一流でなくても、基礎の鍛錬と努力で超一流になれる [基本の大切さ]
  • 目の前のプレイの観察、観察情報から状況判断をして早くて正確な行動につなげる [状況判断の早さと正確さ]


[マーケティングリサーチへの学び 1] 基本の大切さ
  • マーケティング目的と課題に基づいた調査企画・設計、分析や示唆だし
  • データに立ち返り (アンケート自由回答, インタビュー発言録) 、回答者を尊重する
  • マーケティングリサーチの役割はマーケティング意思決定への貢献


[マーケティングリサーチへの学び 2] 状況判断の早さと正確さ
  • 二段階の状況判断。まずは大きな判断をし、方向性が筋が良さそうであれば詳細の判断をする
  • 大きな方向性をマーケティング側とすり合わせ、認識が合えばその後に詳細の調査設計や示唆抽出をしていく


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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。