今回はコンサルティングの仕事についてです。
✓ この記事でわかること
- 独立をしてのコンサルティング案件を振り返ると?
- コンサルティングで求められる5つの役割
コンサルタントの役割が、お仕事で成果を出したり活躍するための参考になればと思います。
ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
独立後のコンサルティング案件を振り返ると
Google を辞めて独立をしてからの主な業務は、コンサルティングです。
独立をする前は、コンサルタントになるつもりはあまりなく、少なくともコンサルティングをすることが目的で独立を決めたわけではありませんでした。しかし、クライアント企業から求められる期待されているのはコンサルティングでした。
コンサルティングで求められる5つの役割
コンサルタントの役割は一言で言えば 「相手の期待以上の成果を出し続けること」 です。
役割を分解すると、コンサルティングへの役割は大きく5つです。
✓ コンサルティングで求められる5つの役割
- 相手の頭の中を整理する
- 問題の本質を見出す
- 理想のあるべき姿を描く
- 問題への解決方法をつくる
- 実行する
では、5つそれぞれについて順番に見ていきましょう。
[役割 1] 相手の頭の中を整理する
1つ目のコンサルタントの役割は、相手から答えを引き出すことです。
対話やディスカッションからで、いわゆる壁打ちの相手です。コーチングの役割に似ていて、すでに相手の頭の中にある答えを質問をしたり、具体と抽象を往復しながら言葉にしていきます。
[役割 2] 問題の本質を見出す
2つ目の役割は、本当に解決すべき問題を見極めることです。
クライアントが認識している問題はまだ問題の本質ではない場合があります。または、そもそも問題として気づいていないこともあります。
解決方針に入る前に問題設定を磨き込むことが大事で、起こっている事象からの背後の構造やメカニズムの把握、さらに奥にある本質までを掘り下げます。
順番は、最初に掘り下げる箇所を特定し (どこが問題か) 、その後に問題の真因を追求します (何が問題の本質か / なぜ問題か) 。
[役割 3] 理想のあるべき姿を描く
3つ目の役割は理想の設定です。
たとえ問題を認識できたとしても、では理想としてどこまでいけばいいのかが明確でない時があります。問題を解決した先の 「ありたい姿」 や 「実現したい世界観」 を描きます。
[役割 4] 問題への解決方法をつくる
これが一般的にはコンサルタントが求められる役割で一番大きいところです。問題を具体的にどう解決するかです。
クライアントは自社だけで解決できないから、わざわざ外部の人間 (コンサルタント) に依頼するわけです。コンサルタントは問題解決の専門家として、また良い意味で外部の立場からも設定して問題についての解決策をつくります。
[役割 5] 実行する
5つ目の役割は解決策の実行です。
つくった解決方法の実行を支援する、またはコンサルタント自身がプロジェクトリーダーになって実行をリードします。
クライアントがコンサルティングに求める期待の背景には、実行方法は見えていても自分たちだけでは実行をやり切れない事情があります。それは例えば社内での政治やリソースの問題からです。
コンサルタントは社外の人間ですが、クライアント企業の中にハンズオンで入っていき関係者を積極的に巻き込んでいきます。この時に変な遠慮はいらないです。
コンサルタントに問われるのは、あきらめない意志力、実行をやり抜く実現力です。
まとめ
今回はコンサルティングについて、コンサルタントが求められる役割を掘り下げました。
最後にまとめです。
コンサルタントの役割
- 一言で言えば 「相手の期待以上の成果を出し続けること」
- 分解するとコンサルティングへの役割は大きく5つ
コンサルティングで求められる5つの役割
- 相手の頭の中を整理する (壁打ちから 「答え」 を引き出す)
- 問題の本質を見出す
- 理想のあるべき姿を描く (問題解決をした先)
- 問題への解決方法をつくる
- 実行する