2019/08/04

マーケティング力とは何かを、5つに要素分解して解説




今回は、マーケティングについてです。

  • マーケティングで大事なことは何?
  • マーケティングのことをわかりやすく教えてほしい
  • 「マーケティング力」 を要素分解した解説

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、マーケティング力とは何かです。

マーケティング力を5つの要素に分解し、それぞれについて順番に解説しています。

マーケティングの知識や見方、方法は、マーケティング業務に限らず、ビジネスに広く使える汎用的なスキルです。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、仕事での参考にしてみてください。


そもそもマーケティングとは


いきなりですが、マーケティングとは何だと思いますか?

私のマーケティングの一言の定義は、マーケティングとは 「消費者から選ばれる理由をつくる活動全般」 です。

選ばれるとは、買ってもらえる、使ってもらえる、来店してくれる、指名されることです。

商品やサービスは選ばれ続けることによって生き残っていけます。自分たちのビジネスも存続できます。

商品やサービスが選ばれることを偶然に頼るのではなく、意図的に選ばれる確率を高めるためにマーケティングがあります。


マーケティング力とは


それでは、マーケティング力と聞いて、どのようなイメージを持つでしょうか?

私が考えるマーケティング力とは、因数分解すると以下の5つの力になります。


マーケティング力
  • 目的を設定する力
  • 消費者を理解する力
  • 戦略をつくる力
  • 実行する力
  • 評価する力


5つの力を解説


では、ここからはマーケティング力を分解した5つの能力について、順番に解説していきます。


[マーケティング力 1] 目的を設定する力


マーケティングを展開するにあたって、目的は何か、ゴールは何かを設定する能力です。

ゴールとは、目的を達成した時の具体的な状態です。ゴール設定が具体的であれば、目的を達成したかどうかをわかりやすく判断できます。

目的とゴールは、マーケティング活動の前提にあたります。


[マーケティング力 2] 消費者を理解する力


マーケティングの定義は 「消費者から選ばれる理由をつくる活動全般」 でした。

選ぶという行為の主体者は消費者です。自分たちの商品やブランドがなぜ選ばれるのかを理解しなければ、有効なマーケティング施策を実施できません。

だからこそ、マーケティングで重要なのは消費者理解です。

マーケターに問われるのは、人間の活動や内面の気持ち、さらに奥にある価値観まで、どれだけ人に興味を持ち探求できるかです。マーケティングとは、終わりなき消費者理解の旅です。


[マーケティング力 3] 戦略をつくる力


3つ目は、上位に設定した目的を達成するために、マーケティング戦略をつくる力です。

マーケティング戦略とは、消費者に選ばれるために何をやるか・やらないかの活動方針です。自分たちが持つ限りあるリソースをどう配分するかの指針になります。

マーケティング戦略の要素は、以下になります。


マーケティング戦略
  • ターゲット顧客の設定
  • 競合や市場環境の把握 (競合とはターゲット顧客の頭で思い浮かぶ選択肢)
  • 自分たちの強み (選ばれる理由) の明確化
  • 選ばれる確率を高めるための方針策定



[マーケティング力 4] 実行する力


戦略は、実行して初めて価値があります。実行されない戦略は絵に描いた餅です。

マーケティング力の4つ目は、つくった戦略を実行可能なプランにし、実行することです。

戦略とは何をやるか・やらないかの活動方針でした。戦略からマーケティング施策に落とし込み、現場が動けるように具体化します。

マーケティング施策のフレームには 4P があります。以下の () 内の説明は、消費者から見たそれぞれの P の意味合いを価値という視点で書いています。


マーケティングの 4P
  • Product 売り物 (価値を体感するもの)
  • Price 売り値 (価値への対価)
  • Promotion 売り方 (価値を知る情報)
  • Place 売り場 (価値を手に入れる場所)


これらの4つそれぞれで、「選ばれる理由と一貫性があるか」 がポイントです。実行プランに必要なのは、一貫性と具体性です。

また、実行プランの作成で重要なことは、後から評価できるように数字の指標をつくることです。これが5つ目の能力につながります。


[マーケティング力 5] 評価する力


マーケティング力の5つ目は、実行したマーケティング施策を振り返り、評価する力です。

実行はやりっ放しではいけません。

実行内容と結果を振り返り、総括として目的を達成したかどうか見ます。事前に設定したゴール (目的を達成した時の具体的な状態) から、目的が達成されたか未達なのかを判断します。

実行プランの各指標から、施策の何が成功し、何がうまくいかなかったかを評価します。うまくいかなかったことは、何が要因なのかを見極めます。


うまくいかなかったことの要因は?
  • そもそもの目的
  • ターゲット設定
  • 強み (選ばれる理由)
  • 実行プラン


これらそれぞれについて、実行前の想定で何が違っていたかです。要因がわかれば、次への学びになり、活かすことができます。


まとめ


今回は、マーケティングについてでした。

マーケティングとは何か、マーケティング力を要素分解し、それぞれについて解説しました。

最後に今回の記事のまとめです。



マーケティングとは 「消費者から選ばれる理由をつくる活動全般」 。選ばれるとは、買ってもらえる・使ってもらえる・来店してくれる・指名されること。偶然に頼るのではなく、意図的に選ばれる確率を高める


マーケティング力とは、
  • 目的を設定する力
  • 消費者を理解する力
  • 戦略をつくる力
  • 実行する力
  • 評価する力

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書いている人 (多田 翼)

複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略のコンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。note も更新しています。

内容は個人の見解です。