2019/08/18

マーケットインとプロダクトアウトの両方から、ビジネスキャリアをつくっていく方法




今回は、マーケティングとビジネスキャリアについてです。

  • 「プロダクトアウト」 「マーケットイン」 とは何?
  • キャリア形成にマーケティングの考え方を応用する方法

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、知識や専門スキルをどうやって身につけ、ビジネスキャリアをつくっていくかです。

マーケティングの 「プロダクトアウト」 と 「マーケットイン」 のアプローチをご紹介し、個人のキャリアへの応用する方法を解説します。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、仕事やキャリアへの参考にしてみてください。


プロダクトアウトとマーケットイン


いきなりですが、プロダクトアウトとマーケットインというアプローチをご存知でしょうか?

それぞれ次のようなやり方をします。

プロダクトアウトとは、自社が持つ技術などから商品やサービスを開発し、どのようなマーケティングを展開するかを考えていくアプローチです。

マーケットインは、発想が逆です。最初に市場で求められること、顧客のニーズを見極め、それに応えるにはどんな商品・サービスがよいかを考えます。

2つの流れを整理すると、以下のようになります。


プロダクトアウトとマーケットイン

プロダクトアウト:
資源や技術 → 商品・サービス (提供価値) → 誰が顧客になるか → どんな問題か → 解決策

マーケットイン:
顧客を特定 → どんな問題か → 解決策 → 商品・サービス (提供価値) → 資源や技術


プロダクトアウトとマーケットインは、流れが逆です。

どちらが絶対的に正しいというわけではなく、ケースバイケースで使われます。


キャリアへの応用


プロダクトアウトとマーケットインの考え方は、個人のビジネスキャリアに応用ができます。

どのような専門スキルを身につけるか、どんなプロになるかを考える時に、プロダクトアウトとマーケットインの両方のやり方で、自分を成長させていくことができるのです。


プロダクトアウトのキャリア形成


まずは、プロダクトアウトでのキャリアのつくり方です。

プロダクトアウトとは、以下の流れをとりました。

プロダクトアウト:
資源や技術 → 商品・サービス (提供価値) → 誰が顧客になるか → どんな問題か → 解決策

このアプローチをキャリア形成に応用すると、今ある自分の専門スキル・これまでの経験を、どこで、誰に、どんな仕事に活かせるかを見い出すことです。

そのためには、自分の特徴をしっかりと理解し、どうなれば強みになるか、自分が相手に価値を提供できるかを考えます。


マーケットインのキャリア形成


次はマーケットインです。

マーケットインとは、プロダクトアウトとは逆の発想をしました。

マーケットイン:
顧客を特定 → どんな問題か → 解決策 → 商品・サービス (提供価値) → 資源や技術

このアプローチをキャリアに応用すると、目の前の仕事、解決すべき問題に取り組んでいく中で、自分の専門スキルを伸ばしていくやり方です。

依頼された仕事、自分が取り組みたいと思う仕事がまずあり、たとえ今までにやったことがない仕事であっても、自分の何を使ってどう解決するかを考えます。

仕事を進めるプロセスで経験が知見になり、専門性が身についていきます。ふと気づけば、自分の仕事力や専門スキルが上がっているのです。

マーケットインのやり方で大事なのは、その仕事でやったこと・経験を、自分の中に再現性のあるスキルとして定着させることです。

再現性のあるスキルとは、次の似たような仕事でも得たスキルを使えること、他の仕事でも応用できるものです。

仕事をやりっぱなしではなく、業務やプロジェクトが完了した後に振り返りの機会を持ち、誰のどんな問題に対して、どういう解決策をとったのか、それを通して自分が身につけた専門スキルは何かの棚卸しをします。


2つを繰り返すキャリア形成


マーケットインとプロダクトアウトの考え方を応用したキャリア形成は、まとめると次のようになります。


2つを繰り返すキャリア形成
  • マーケットインで経験や専門スキルを獲得する
  • プロダクトアウトで経験・専門スキルを活用する


新たにスキルを身につけ応用可能な状態にし、実際に活用する、次にまた新しく専門性を獲得していく…、マーケットインとプロダクトアウトの2つを繰り返すことによって、自分のキャリアをつくっていくのです。


まとめ


今回は、マーケティングのプロダクトアウトとマーケットインのアプローチを、ビジネスキャリアに応用する方法をご紹介しました。

最後に今回の記事のまとめです。



プロダクトアウトは、自社が持つ技術などから商品やサービスを開発し、どのようなマーケティングを展開するかを考えていくアプローチ。
資源や技術 → 商品・サービス (提供価値) → 誰が顧客になるか → どんな問題か → 解決策


マーケットインは、市場で求められること、顧客のニーズを見極め、それに応えるにはどんな商品・サービスがよいかを考える。
顧客を特定 → どんな問題か → 解決策 → 商品・サービス (提供価値) → 資源や技術


[プロダクトアウトのキャリア形成]
今ある自分の専門スキル・これまでの経験を、どこで、誰に、どんな仕事に活かせるかを見い出す。自分の特徴をしっかりと理解し、どうなれば強みになるか、自分が相手に価値を提供できるかを考える。


[マーケットインのキャリア形成]
目の前の仕事、解決すべき問題に取り組んでいく中で、自分の専門スキルを伸ばしていくやり方。仕事がまずあり、たとえ今までにやったことがなくても、自分の何を使ってどう解決するかを考える。


マーケットインとプロダクトアウトの2つを繰り返すことによって、自分のキャリアをつくっていく
  • マーケットインで経験や専門スキルを獲得する
  • プロダクトアウトで経験・専門スキルを活用する

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書いている人 (多田 翼)

複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略のコンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。note も更新しています。

内容は個人の見解です。