今回は、ビジネスキャリアについてです。
- スペシャリストとプロフェッショナルの違いとは?
- 共通点と相違点から考えるキャリアのつくり方
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、スペシャリストとプロフェッショナルについてです。
2つは似て非なるものです。共通点と相違点を考え、スペシャリストとプロフェッショナルの観点から自分のビジネスキャリアをどうやってつくっていけばよいかを書いています。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、ご自身のキャリアへの参考にしてみてください。
スペシャリストとプロフェッショナルの共通点
いきなりですが、スペシャリストとプロフェッショナルと聞いて、それぞれにどんなイメージを持つでしょうか?
似たような言葉ですが、2つはなんとなく違う意味があると思えるのではないでしょうか。
スペシャリストとプロフェッショナルの違いを見ていく前に、まずは2つの共通点を考えてみます。
スペシャリストとプロフェッショナルの共通点
- 自分の得意領域があり、他の人よりも秀でている人 (強力な比較優位)
- 専門スキルを磨き、追求している
両者の相違点
では、スペシャリストとプロフェッショナルの違いは、何があるのでしょうか?
まずは身近な例で両者の相違点を見てみます。
例えばサッカーでは、フリーキック (FK) のスペシャリストやドリブルのスペシャリストという言い方をします。しかし、FK のプロフェッショナル、ドリブルのプロフェッショナルという表現はしません。
ここに、スペシャリストとプロフェッショナルの違いのヒントがあります。
両者の相違点について、それぞれの自分の言語化は次の通りです。
プロフェッショナル
- 価値を提供し、勝利や成果までを実現できる人
- 高い当事者意識から、結果を出すところまでコミットする
スペシャリスト
- 高い専門スキルを持つが、必ずしも結果までは導かない
- あくまで特定の領域・専門分野に秀でているところまで
スペシャリストとプロフェッショナルの関係は、スペシャリストの先にプロフェッショナルがあると考えます。
プロフェッショナルには、高いプロ意識や当事者意識があり、プロセスだけではなく結果までコミットする姿勢があります。
プロフェッショナルを目指すキャリア
ここまで、スペシャリストとプロフェッショナルについて、共通点と相違点を見てきました。
あらためて考えさせられたのは、自分は何かの分野においてプロフェッショナルと言えるかどうかです。
専門スキルがあるということは、少なくともスペシャリストではあります。ただし、自分のスキルや経験を活かしてプロフェッショナルと自信を持って言えるほどの実績があるかです。
スペシャリストに満足せず、プロフェッショナルにまで高めていけるかは、自分のキャリアにおいて分岐点になります。そのためには、目の前の1つ1つの仕事を通して、プロフェッショナルまで目指す気持ちを持つことです。
そして、自分はプロフェッショナルであると言えるために、以下の問いに答えられるかどうかです。
プロフェッショナルかどうかの問い
- 相手に満足してもらえる価値を提供できたか
- 専門スキルをビジネスの結果に結びつけ、実績になったか
- なんとしても結果にコミットする意識でやり切ったか
まとめ
今回は、スペシャリストとプロフェッショナルの違い、そこからビジネスキャリアをどうつくっていくかを書きました。
最後に今回の記事のまとめです。
スペシャリストとプロフェッショナルの共通点
- 自分の得意領域があり、他の人よりも秀でている人 (強力な比較優位)
- 専門スキルを磨き、追求している
プロフェッショナル
- 価値を提供し、勝利や成果までを実現できる人
- 高い当事者意識から、結果を出すところまでコミットする
- 高い専門スキルを持つが、必ずしも結果までは導かない
- あくまで特定の領域・専門分野に秀でているところまで
スペシャリストの先にプロフェッショナルがある。スペシャリストに満足せずプロフェッショナルにまで高めていけるかは、自分のキャリアにおいて分岐点になる。
自分がプロフェッショナルかどうかの問いは、
- 相手に満足してもらえる価値を提供できたか
- 専門スキルをビジネスの結果に結びつけ、実績になったか
- なんとしても結果にコミットする意識でやり切ったか