2019/08/02

企業変革の8段階プロセスに学ぶ、習慣を身につける方法




今回は、習慣についてです。

  • よく三日坊主で終わり、続かない…
  • 今度こそ、良い習慣を身につけたい
  • 新しい習慣を身につける、悪い習慣をやめる方法

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、望ましい習慣を手に入れる方法です。

新しい習慣を身につける、あるいは悪い習慣をやめるためにどうすればよいかを、「企業変革のプロセス」 をヒントにご紹介します。

企業変革プロセスは、仕事でも参考になると思います。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、何かを習慣にする時のヒントにしてみてください。


企業変革を推進する8段階のプロセス


今回の記事でまずご紹介したいのは、企業変革のプロセスです。

企業変革力 という本で取り上げられている、企業変革を推進する8段階のプロセスです。





8つのプロセスは、以下になります。


企業変革を推進する8段階のプロセス
  • 危機意識を高める
  • 変革推進のための連帯チームを築く
  • ビジョンと戦略を生み出す
  • 変革のためのビジョンを周知徹底する
  • 従業員の自発を促す
  • 短期的成果を実現する
  • 成果を活かして、さらなる変革を推進する
  • 新しい方法を企業文化に定着させる


それぞれについて、もう少しご説明します。


1. 危機意識を高める
  • 市場と競合の現状を吟味する
  • 危機、あるいは絶好の成長機会を見付けて、検討する

2. 変革推進のための連帯チームを築く
  • 変革をリードするために十分なパワーを備えたグループを生み出す
  • このグループにチームとしての活動を促す

3. ビジョンと戦略を生み出す
  • 変革の試みを導くためにビジョンを生む
  • このビジョン実現のために戦略を立てる

4. 変革のためのビジョンを周知徹底する
  • あらゆる手段を活用して、継続的に新しいビジョンと戦略をコミュニケートする
  • 連帯チームのメンバーが、従業員に期待させる行動を自らがモデルとなって示す

5. 従業員の自発を促す
  • 変革の行く手を阻む障害を取り除く
  • 変革ビジョンを妨害するシステムや組織構造を変革する
  • リスクテイキング、いままで遂行されたことのないアイデア、活動、行動を検討する

6. 短期的成果を実現する
  • 業績上で眼に見える改善、すなわち短期的勝利を生む計画を立てる
  • 実際に短期的勝利を生み出す
  • これらの勝利実現に貢献した人たちをはっきり認知し、報いを与える

7. 成果を活かして、さらなる変革を推進する
  • 変革のビジョンに合致せず、全体的試みになじまないシステム、構造、制度を変革することに、築き上げられた信頼を活用する
  • 変革ビジョンを推進することに貢献する人材を採用し、昇進させ、開発する
  • 新しいプロジェクト、テーマ、変革推進者を通じて変革プロセスを強化する

8. 新しい方法を企業文化に定着させる
  • 顧客重視、生産性向上を目指す行動、すぐれたリーダーシップの発揮、さらにすぐれたマネジメント機能を通じて業績向上を実現する
  • 新しい方法と企業の成功の関係を明確に示す
  • リーダーの開発と後継者育成を促す手段を生み出す


習慣化へのヒント


ここまでご紹介した企業や組織を変革するためのプロセスは、個人のレベルにも応用できます。

8つのプロセスの最後は、「新しい方法を企業文化に定着させる」 でした。企業文化の定着を個人に当てはめれば、習慣化です。

習慣化は、2つに分解できます。


2つの習慣化
  • 良い習慣を身につける
  • 悪い習慣をやめる


先ほどの企業改革を推進する8つのプロセスのうち、個人の習慣化に活かせると思ったのは、次の4つです。


個人の習慣化への活用
  • 危機意識を高める
  • ビジョンと戦略を生み出す
  • 変革のためのビジョンを周知徹底する
  • 短期的成果を実現する


4つそれぞれについて、順番にご説明します。


[活用 1] 危機意識を高める


何か新しいことを習慣をする、あるいは悪い習慣をやめるために、自分は何のために変わるかの動機を明確にします。

目的の中に危機意識と言えるくらい強い願望があるほど、自分が変わり習慣化にするためのドライバーになります。


[活用 2] ビジョンと戦略を生み出す


習慣化の文脈にビジョンを当てはめると、ビジョンとは自分が変わった後になれる 「ありたい姿」 です。未来に目指す自分像です。

新しい習慣が身についた自分、または悪い習慣を断ち切った自分です。あたかもそれが実現したかのように、鮮明な未来の自分が描ければ習慣化のビジョンになります。


[活用 3]変革のためのビジョンを周知徹底する


望ましい習慣が身につく、悪習慣をやめる途中では、誘惑があったり挫折しそうになることは、誰しもに起こります。

時には、習慣化のためのことをサボってしまったり、やめようと決めたことに手を出してしまいます。自己嫌悪になったり、どうせまた失敗すると思ってしまうかもしれません。

そんな時には、ビジョンをもう一度思い浮かべるといいです。自分が変わった姿、未来の目指したい自分を思い返し、頭の中で想像してみるのです。

企業改革のためが失敗に終わらないためにビジョンを周知徹底するように、個人のレベルでもビジョンは習慣化を導いてくれます。


[活用 4] 短期的成果を実現する


Quick win や Early win という言い方があります。

小さなことでよいので成果を出し、達成したことを称え合うことにより、変革などのやろうとしていることが正しいと思えるようになります。

個人の習慣化にも同じ方法が使えます。

完全に習慣が定着していない途中でも、小さなことでいいのでうまくいったことに自分で自分を褒めるのです。

習慣化とは、少しずつ成功を積み重ねた先にあります。

いきなり大きな成果を狙うよりも、些細なことでよいので、できるようになったことに着目し、自分一人でもよいので称えると次からまたやっていこうという気持ちを持てます。


まとめ


今回は、習慣化についてでした。

企業変革を推進する8段階のプロセスをご紹介し、その中から個人の習慣化に活かせることを解説しました。

最後に今回の記事のまとめです。



企業変革を推進する8段階のプロセス
  • 危機意識を高める
  • 変革推進のための連帯チームを築く
  • ビジョンと戦略を生み出す
  • 変革のためのビジョンを周知徹底する
  • 従業員の自発を促す
  • 短期的成果を実現する
  • 成果を活かして、さらなる変革を推進する
  • 新しい方法を企業文化に定着させる


企業や組織を変革するためのプロセスは個人のレベルにも応用できる。8つのプロセスの最後は 「新しい方法を企業文化に定着させる」 。企業文化の定着を個人に当てはめれば習慣化


個人の習慣化に活かせると思ったのは次の4つ
  • 危機意識を高める
  • ビジョンと戦略を生み出す
  • 変革のためのビジョンを周知徹底する
  • 短期的成果を実現する


具体的には、
  • 自分は何のために変わるかの目的を明確にする
  • 習慣化ができた自分を、目指したい姿としてビジョンを描く
  • 途中で挫折しそうになった時には、自分が変わった未来の姿を思い返す
  • 小さなことでいいので、うまくいったことに自分で自分を褒める





企業変革力 (ジョン・P・コッター)

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書いている人 (多田 翼)

複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略のコンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。note も更新しています。

内容は個人の見解です。