今回は、フリーランスと組織についてです。
- フリーランスの働き方に興味がある
- 組織のメリットとデメリットとは (フリーランスの立場で) ?
- フリーランスとして組織とどう向き合う?
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、組織とはそもそも何か、組織にいることのメリットとデメリットについてです。
フリーランスという組織に属さない立場から見た、組織の意味合いを書いています。
フリーランスと組織
私は昨年2018年に前職の Google を辞め、フリーランスになりました。正確には個人事業主です。
フリーランスになり、どの企業にも雇用されていない立場です。
会社員の時は、会社の組織にいることは当たり前でした。フリーランスになり組織の外に出たからこそ、組織の仕組み、メリット・デメリットをあらためて考える機会になりました。
組織とは
いきなりですが、組織とは何でしょうか?組織と聞いて、どのようなイメージが浮かぶでしょうか?
私の一言の言語化は、組織とは複数人が集まり、相互作用がある集団です。
たとえ複数の個人が集まっていても、お互いに連携や影響をし合っていなければ組織とは言えません。
組織のメリット
組織でいることのメリットは何があるでしょうか?
あらためて整理すると、組織のメリットは次のようなものがあります。
組織のメリット
- 一人ではできないことができる
- 学びと成長
- リカバリー
以下、それぞれについての補足です。
組織のメリット (詳細)
- お互いが強みを発揮し、弱みを補完する。相互に連携し、一人ではできないことが組織ではできる
- 組織内での情報交換などの相互作用から、お互いに相手から学び、成長し合える
- 一時的に誰かが動けなくなっても、他のメンバーが穴を埋めててリカバリーできる
組織のデメリット
では、組織でいることのデメリットには、何があるでしょうか?
組織でいるデメリットは、以下の通りです。
組織のデメリット
- 個人より組織が優先されることによる、個人の制約や埋没
- 過度な内部コミュニケーション
- 組織内に安住しすぎると外で生きられなくなる
それぞれ、以下でもう少し補足します。
組織のデメリット (詳細)
- 組織の論理やルールが個人よりも優先され、個人の動きが制約される (自分のやりたいことができない)
- 組織内での足の引っ張り合い・嫉妬などから、個人の才能がつぶされてしまうこともある
- 組織を動かすために、過剰な内部コミュニケーション、政治や駆け引きが必要になる。そのために自分のリソースを使わなければいけない
- 組織内のルールや文化に過剰適応されると、組織の中でしかやっていけなくなる。組織外に出て活躍できない存在になってしまう
組織への向き合い方
ここまで、組織とは何か、組織でいることのメリットとデメリットを考えてきました。
組織に属さないフリーランスの立場から、組織とどう向き合えばよいでしょうか?
向き合うために 「問い」 を分解すると、次のようになります。
組織に向き合うための 「問い」
- その組織のビジョンやミッションなどに共感するか
- 組織のメンバーに魅力を感じるか、一緒にやっていきたいと思えるか
- その組織と連携することにより、自分の強みを活かせ、弱みを補えるか
3つは順番に、Why, Who, What です。3つの問いに対して、頭と心で Yes となれば、自分にとってその組織とつながっておくとよい、一緒に働きたいと判断できます。
フリーランスになって実感したのは、組織の所属意識が必ずしも高まらず、孤独をどこかで常に抱えていることです。
しかし、そういう立場だからこそ、組織には属さないからことでの外部や第三者的な立場を利点として活かすことが、求められる役割だと捉えています。
まとめ
今回は、フリーランスの立場や視点から、組織について書きました。
最後に今回の記事のまとめです。
組織とは、複数人が集まり相互作用がある集団。たとえ複数の個人が集まっていても、お互いに連携や影響をし合っていなければ組織とは言えない。
組織のメリット
- お互いが強みを活かし弱みを補完し、一人ではできないことができる
- 相互に学び合い成長できる
- 誰かが動けなくても他がリカバリーできる
組織のデメリット
- 組織が個人よりも優先され、個人の制約や埋没
- 個人のやりたいことができず、組織内での足の引っ張り合い・嫉妬などから、個人の才能がつぶされてしまうこともある
- 組織を動かすための過度な内部コミュニケーション・政治・かけひき
- 組織内のルールや文化に過剰適応されると、組織外に出て活躍できない存在になってしまう
組織に向き合うために、以下の 「問い」 に Yes と言えるか
- その組織のビジョンやミッションなどに共感するか [Why]
- 組織のメンバーに魅力を感じるか、一緒にやっていきたいと思えるか [Who]
- その組織と連携することにより、自分の強みを活かせ、弱みを補えるか [What]