今回は、仕事のノウハウや専門スキルについてです。
✓ この記事でわかること
- 自分には優れた仕事のノウハウや専門スキルが少ない
- どうすれば仕事のスキルを伸ばせる?
- ノウハウやスキルを強化する方法
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかるのは、仕事のやり方、ノウハウや専門スキルを、どうやって体系化していけばよいかです。
2つのアプローチから、ノウハウやスキルを自分の中に蓄積していく方法をご紹介しています。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、仕事やキャリアでの参考にしてみてください。
頭の引き出しから取り出す
いきなりですが、「形式知」 と 「暗黙知」 という2つをご存知でしょうか?
この2つの言葉は、今回の記事のキーワードです。
形式知とは、人に言葉や図・数式を使って説明ができる知識です。暗黙知とは、まだ他人に説明ができるほど体系化や言語化がされていない状態のものです。
形式知は人に説明ができるので、再現性があります。別の言い方をすれば、頭の中の引き出しに整理され、いつでも引き出せる状態です。
知識は持っているだけではなく、いかに必要な場面で活用できるかです。
ノウハウや専門スキルを業務で活かし、相手に価値を提供できてこそ意味があります。
自分の仕事のやり方・ノウハウを体系化するためには、暗黙知のままではなく、形式知に変えることが必要です。
暗黙知を形式知にする方法
では、どうすれば暗黙知を形式知にできるのでしょうか?
具体的には、次のようなやり方があります。
✓ 暗黙知を形式知にする方法
- 自分のノウハウやスキルを言葉や図にして書いてみる
- 人に教える (他人に教えることは自分の学びになる)
いずれも共通するのは、アウトプットをすることです。強制的にでもアウトプットをする機会をつくり、体系化・言語化をします。
アウトプットのプロセスを通じて、理解があいまいであったり、思い違いをしていることに気づくこともあります。アウトプットによって自分のスキルを強化できます。
他人の暗黙知に学ぶ方法
自分のスキルや知識を増やすための別の方法は、人から学ぶことです。
他人の暗黙知を引き出し、自分の暗黙知に取り込むというやり方です。
人から学ぶ時に、ただ観察したり結果だけを見るのではなく、プロセスでの意図や工夫にも着目します。具体的には、相手に次のような質問をしてみます。
✓ 暗黙知を引き出す質問例
- そこでなぜそう判断したのか?
- どんな工夫をしたか?
- どういうこだわりがあるのか?
聞かれた相手は自らの言葉で説明をするので、答えるプロセスで暗黙知が形式知になります。
一方の聞いた側は、そこからの学びが、今度は自分の暗黙知として取り込まれます。次は、先ほどの方法で自分の頭の中で暗黙知を形式知に変えれば、ノウハウやスキルとして自分のものになります。
まとめ
今回は、仕事でのノウハウやスキルを体系化する方法をご紹介しました。
最後にまとめです。
形式知と暗黙知
- 形式知は人に言葉や図・数式を使って説明ができる知識
- 暗黙知とは、まだ他人に説明ができるほど体系化や言語化がされていない状態のもの
知識と活用
- 知識は持っているだけではなく、いかに必要な場面で活用できるかが大事
- 自分の仕事のやり方・ノウハウを必要な時に活用するために、暗黙知のままではなく、形式知に変えておくと良い
暗黙知を形式知にする方法
- 自分のノウハウやスキルを言葉や図にして書いてみる
- 人に教える (他人に教えることは自分の学びになる)
他人の暗黙知に学ぶ方法
- 他人の暗黙知を引き出し、自分の暗黙知に取り込む
- 相手の暗黙知を引き出す質問例は、以下
- そこでなぜそう判断したのか?
- どんな工夫をしたか?
- どういうこだわりがあるのか?