投稿日 2020/04/26

スキルとセンスの違いから、ビジネスセンスの鍛え方をご紹介




今回は、ビジネスセンスについてです。


この記事でわかること


  • ビジネスセンスとは何か
  • センスとスキルの関係
  • ビジネスセンスの磨き方 「具体と抽象の往復運動」


スキルとセンスという視点は、自分の専門スキルやキャリアを振り返る、これからを考える時のレンズになります。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアでの参考にしてみてください。


スキルとセンスの違い


皆さんはもし、「スキルとセンスの違いは何か?」 と聞かれれば、どのように答えるでしょうか?

スキルとセンスについて考えるきっかけになったのは、戦略読書日記 - 本質を抉りだす思考のセンス を読んだからです。





スキルとセンスを、学校の教科に当てはめると、次のようになります。


スキルとセンスの違い
  • スキル: 国語, 算数, 理科, 社会, 英語
  • センス: 課外活動


ビジネスセンスとは


そして、ビジネスセンスとは、以下です。


ビジネスセンス
  • 頭の中の引き出しの多さ
  • その状況で適切に引き出しを使える


引き出しの多さは、場数からです。

ビジネスでセンスがあるためには、引き出しが多いだけでは十分ではありません。それぞれの文脈において、数ある引き出しの中から最適な引き出しを選べる能力です。

もう少し掘り下げると、ビジネスセンスは 「その人らしさ」 の総体です。総体は、経験、知識、立場、価値観、人格が全て合わさってでき上がります。

もう少し、スキルとセンスについて掘り下げてみます。

スキルとセンスには、どのような関係があるのでしょうか?


スキルとセンスの関係


私の一言は、スキルとセンスの関係は 「基本と応用」 です。

建物でたとえると、1階がスキル、2階がセンスです。


スキルとセンスの関係
  • スキルの上にセンスがある
  • センスはスキルがあるからこそ発揮できる
  • スキルだけでは差別化しにくい。スキルの応用であるセンスに 「自分らしさ」 が出る


スキルとセンスの関係は、論理と直観に似ています。

直観は論理を積み上げた先に生まれます。ロジックを突き詰めたからこそ、直観を得るのです。

では、センスは鍛えることができるのでしょうか?

センスとは一部の人だけにしかない、持って生まれた才能なのでしょうか?それとも後天的に鍛えることができるのでしょうか?

私の考えは、後者の 「センスは鍛えることができる」 です。

それでは、ビジネスセンスの鍛え方を掘り下げてみましょう。


ビジネスセンスを鍛える方法


ビジネスセンスとは、引き出しの多さと、数ある引き出しを的確に使えることでした。

ここから、ビジネスセンスを鍛える方法が見えてきます。


ビジネスセンスを鍛える方法
  • 体験を多く積む (疑似体験でもいい)
  • 抽象化して引き出しにする
  • 引き出しを使う機会をつくる


鍛え方の補足


3つの流れは、「具体 → 抽象 → 応用 (具体) 」 です。体験から始まり、具体と抽象の往復運動です。

引き出しを多くするためには、どれだけ場数を踏んでいるかです。直接の体験だけではなく、疑似体験も含めてです。疑似体験の例は、その人だったらどうするかのシミュレーションを考えるロールプレイング、読書からの追体験です。

大事なのは、体験を体験で終わらせないことです。

要するにどういうことかと掘り下げ、体験の本質を考え抜きます。本質化によって具体である体験が抽象化されます。抽象化されれは、頭の中で引き出しになります。

引き出しはつくって終わりではありません。

ビジネスセンスとは、置かれた状況で適切な引き出しを選び、その場で活かせることです。引き出しがホコリを被って錆びつかないように、いつでも使える状態にしておきます。


まとめ


今回は、スキルとセンスについてでした。特にビジネスでの、ビジネスセンスを掘り下げました。

最後に今回の記事のまとめです。


1.
スキルとセンスの違い
  • スキル: 国語, 算数, 理科, 社会, 英語
  • センス: 課外活動


2.
ビジネスセンスがあるとは、引き出しの多さと、数ある引き出しを的確に使えること。ビジネスセンスは 「その人らしさ」 の総体。総体とは、経験・知識・立場・価値観・人格が全て合わさってでき上がる。


3.
ビジネスセンスを鍛える方法 (具体と抽象の往復運動)
  • 体験を多く積む (ロールプレイングや読書からの疑似体験でもいい)
  • 抽象化して引き出しにする
  • 引き出しを使う機会をつくる




戦略読書日記 - 本質を抉りだす思考のセンス (楠木建)

最新記事

Podcast

YouTube

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

note, Twitter, theLetter, YouTube, Podcast, Google Podcasts, Amazon music, Spotify, stand.fm, も更新しています。

最も力を入れているのはニュースレターです。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。