2020/05/22

戦略の立案と実行プロセスの全体像、戦略成功のカギを握る KSF




今回は、戦略についてです。

  • 戦略とは何?どうやってつくっていく?
  • 戦略の実行でカギを握る KSF とは?
  • 勝ち続けるために必要なことは?

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、戦略とは何か、戦略をどうつくり実行していくかです。

記事の前半では戦略をつくり実行までのフローを解説します。後半では、その中でも重要になる KSF を取り上げます。

戦略的なものの見方や考え方は、ビジネスで広く使えるスキルです。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、仕事での参考にしてみてください。


戦略とは何か


いきなりですが、戦略と聞いてどのようなイメージを持つでしょうか?

戦略の私の一言の定義は、戦略とは目的を達成するための 「やること」 と 「やらないこと」 の方針です。自分たちが持つリソースをどう配分するかの指針です。

リソースとは、企業であれば人・モノ・金です。

では、どのように戦略をつくり、実行をしていけばよいでしょうか?


戦略立案と実行のプロセス


プロセスは以下の4つです。


戦略立案と実行のプロセス
  • 現在状況と前提条件を明確にする
  • 目的とゴールを設定する (ゴールは目的を達成したときの具体的な状態)
  • 目的を達成するための成功の要因 (Key Success Factors: KSF) を見極める
  • KSF につながる施策を実行する


戦略プロセスのポイント


この4つからの戦略プロセスのポイントは、具体性と一貫性です。

具体性とは、4つそれぞれについて自分の言葉で語れることです。スラスラと淀みなく説明できるかどうかです。

一貫性とは、「ゴール」 「KSF」 「施策」 がつながっていることです。施策をすれば成功要因である KSF が実現し、KSF ができれば目的を達成するような一連の流れになっているかです。


カギを握る KSF


戦略プロセスの4つはどれも重要ですが、1つ挙げるなら KSF です。

自分たちがいる条件下で設定した目的に対して、KSF を何にするかが成功を左右します。

戦略の実行は具体的な施策を行うことによって進みます。施策は KSF から落とし込みます。施策が正しく行われても、もし KSF が間違っていれば、その上位にある目的を達成することはできません。

戦略家に問われるのは、KSF という本質的な成功の要因、これが実現されれば成功するという条件を見極められるかです。


KSF と前提


KSF が重要だからこそ注意が必要なことがあります。

それは、KSF は変わっていくという認識を持つことです。

KSF はあくまで、その時の競争環境において成立するものです。競争環境とは、戦場、戦う相手、自分たちの戦力 (リソース) です。

これらは戦略の前提条件です。KSF は前提の上で成り立っているので、前提が1つでも変われば、KSF も自ずと変わります。

だからこそ大事なのは、KSF と前提情報はセットで理解しておきます。前提が変わりつつあれば KSF も見直します。先ほどのプロセスの一貫性で見たように、KSF が変われば連動する施策も変える必要があります。


勝ち続けるために


1回の勝ちを収めたとしても、その後に勝ち続けられるとは限りません。

勝ち続けるために求められるのは、環境変化に応じて常に自分たちが主体的に変わることです。戦略から目的を達成するために、前提の見極めとカギを握る KSF は常にアップデートしていくのです。


まとめ


今回は、戦略についてでした。

最後に今回の記事のまとめです。


1.
戦略立案と実行のプロセス
  • 現在状況と前提条件を明確にする
  • 目的とゴールを設定する (ゴールは目的を達成したときの具体的な状態)
  • 目的を達成するための成功の要因 (Key Success Factors: KSF) を見極める
  • KSF につながる施策を実行する


2.
戦略の成功のカギを握るのは KSF 。施策が正しく行われても、もし KSF が間違っていれば、その上位にある目的を達成することはできない。
戦略家に問われるのは、KSF という本質的な成功の要因を見極められるか。


3.
競争環境という前提が変われば KSF も自ずと変わる。前提が変わりつつあれば KSF も見直し、KSF が変われば連動する施策も変える必要がある。


4.
勝ち続けるためには、環境変化に応じて常に自分たちが主体的に変わること。戦略から目的を達成するために、前提の見極めとカギを握る KSF は常にアップデートしていく。

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。