今回はセンスについてです。
✓ この記事でわかること
- センスの定義と磨き方
- 直観力の磨き方
- 好きに気づくワークショップ
ぜひ最後まで読んでいただき、何か少しでも参考になればうれしいです。
センスの定義
まずは 「センス」 とは何です。
私の一言の定義は、センスとは経験・知識・価値観にもとづく直観的な判断力です。
✓ 込めた意味
- 自分が持っているものがセンスの土台になっている (経験・知識・知恵・価値観)
- 大局的に直観で判断する
例えばビジネスセンスであれば仕事での判断です。意思決定や注目する着眼点を決めます。
ファッションセンスなら、全体のコーディネートやアクセサリーなどの小物を組み合わせる判断力です。
センスの磨き方
センスを 「経験・知識・価値観にもとづく直観的な判断力」 と捉えると、センスの磨き方も見えてきます。
✓ センスの磨き方
- 経験を積む
- 知識を強化する (暗黙知から形式知へ)
- 自分にとって大切な価値観を言語化する
- 価値観に沿った振る舞いをする
- 直観力を磨く
直観力の磨き方
最後の直観力の磨き方の補足です。
PDCA の Plan を Intuition (直観) に変えた IDCA をまわします。自分の直観に気づき、直観に従って行動してみて振り返りをします。このサイクルを回し続けて直観力を鍛えます。
* * *
では次に直観力を鍛えるために、自分の 「好き」 を掘り下げる方法を見ていきます。
好きに気づくワークショップ
では次に、架空の話ですが 「自分の好きに気づく小学生向けのワークショップはどんな内容にするか」 を考えてみます。
私なら、自分の好きを3つのプロセスから気づくワークショップをします。3つとは言語化、構造化、一言化です。
✓ [ステップ 1] 言語化
- 自分の好きを具体的に認知してもらう
- 手始めに自分の好きと嫌いを1人10ずつ書く (ポストイットに)
- 可能なら事前に 「好き・嫌い日記」 を1週間つけてもらう
3つ目の日記の補足で、テーマは 「今日の好きと嫌い」 です。その日に好きだと思ったこと・やってみたことを書きます。嫌いなこと、嫌なことも同じく書いてもらいます。
マーケティングリサーチで言う日記調査です。
次に構造化と一言化です。
✓ [ステップ 2] 構造化
- 好きな10個、嫌いな10個のポストイットを大きめの画用紙に貼り付ける
- 全体を見て似ているものをグループにして並び替える
✓ [ステップ 3] 一言化
- 自分の好きや嫌いの全体を見て、思ったこと・気づいたことを人に説明する
- 2人ペアを組み、相手に1分で説明する
以上の 「言語化・構造化・一言化」 から、子どもたちの自分の好きや嫌いを見つけるお手伝いをします。
まとめ
今回は、センスについてでした。
最後に記事のまとめです。
センスの定義と磨き方
- センスとは経験・知識・価値観にもとづく直観的な判断力
- 磨き方は、経験を積む、知識を強化する (暗黙知から形式知へ)
- 他には、自分にとって大切な価値観を言語化する、価値観に沿った振る舞いをする、直観力を磨く
自分の好きに気づくワークショップ (小学生向け)
- [ステップ 1] 言語化: 自分の好きと嫌いを1人10ずつ書き、自分の好きを具体的に認知してもらう
- [ステップ 2] 構造化: 好きと嫌いを画用紙に付箋で貼り、似ているものをグループ化
- [ステップ 3] 一言化: 自分の好き・嫌いの全体で、思ったこと・気づいたことをペアで説明し合う