今回は、マーケティングや戦略についてです。
✓ この記事でわかること
- 小学生に身近なことで関心を持ってもらう
- シンデレラに見るマーケティング活動
- 鬼滅の刃と戦略思考
- 体験型のワークショップ (顧客理解と価値提供)
ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事への参考になればうれしいです。
小学校でマーケティングの授業をするとしたら?
もし、小学校でマーケティングや戦略を子どもたちに教えるとしたら、どんな授業をするかを考えてみます。
実際にそういう機会があったわけではありませんが、マーケティングで大事なことを考える機会になると思い、ブログ記事にしました。
身近なことで関心を持ってもらう
一言で答えるなら、子どもの身近なことでマーケティングや戦略の説明と、体験ワークショップをします。
説明は昔話やアニメ、ゲームに当てはめてマーケティングや戦略のことにまずは興味を持ってもらいます。自分の日常や生活の中にマーケティングや戦略があることを伝えたいです。
シンデレラに見るマーケティング活動
マーケティングで大事なのは顧客理解です。
顧客への理解を少しずつ深めていき、そこから相手から興味を持ってもらい購入や利用につなげます (認知 → 興味・理解 → 愛着) 。
これを、子どもたちにもイメージできる話に当てはめればシンデレラです。
✓ シンデレラに見るマーケティング活動
- 王子に選ばれるためには、まずは自分のことを知ってもらう (お城での舞踏会に参加。どんなに美しい女性でも知られなければ王子との関係は始まらない) [認知]
- 舞踏会で王子に興味を持ってもらい、一緒に踊った [興味・理解]
- 王子が行方がわからなくなったシンデレラを国中を探しまわるほど、王子に好きになってもらった (顧客にとってなくてはならない愛される存在に) [愛着]
鬼滅の刃に学ぶ戦略思考
他には戦略の話も、例えば鬼滅の刃に当てはめてみると、子どもにはイメージしやすいと思います。
戦略で大事なのは 「何をやらないか」 です。捨てることの重要性です。「あれもこれも」 ではなく 「あれかこれか」 の引き算の発想です。
鬼殺隊はそれぞれの 「呼吸の型」 がありますよね。主人公の竈門炭治郎なら始めは水の呼吸、我妻善逸は雷の呼吸です。
1つの型に絞り極めるからこそ、超人的な呼吸の型を身につけられるわけです。「あれもこれも」 となって様々な呼吸に手を出すのではなく、「あれかこれか」 と他を捨てて自分に合った呼吸を選ぶことに戦略の本質があります。
以上のような昔話や人気アニメという身近なテーマで、マーケティングや戦略について興味を持ってもらいます。
* * *
体験型のワークショップ
小学生への授業では理論だけではなく、実践の場も用意したいです。体験型のワークショップです。
具体的には、人のペアを組んでもらいます。お互いが相手のすきなこと、困っていることを訊き合います。この時に直接欲しいものは伝えないようにします。
相手の 「顧客の不」 を理解し、ペア相手の不を自分はどう解決するかのアイデアを考えます。何組かにクラスに発表してもらいます。
ワークショップを通して、(自分ではない他人という) 顧客理解の難しさと、相手の問題解決で自分のアイデアから価値提供につなげるマーケティングを体験してもらいます。
まとめ
今回はマーケティングや戦略を小学生に教える方法をご紹介しました。
最後に記事のまとめです。
身近なことで関心を持ってもらう
- 子どもの身近なことでマーケティングや戦略の説明と、体験ワークショップをする
- 昔話やアニメ、ゲームに当てはめてマーケティングや戦略のことにまずは興味を持ってもらう
- 自分の日常や生活の中にマーケティングや戦略があることを伝えたい
シンデレラに見るマーケティング活動
- マーケティングで大事なのは顧客理解
- 顧客への理解を深め、相手から興味を持ってもらい購入や利用につなげる
- シンデレラは王子に知ってもらい、舞踏会で一緒に踊り、王子に愛される存在になった (認知 → 興味・理解 → 愛着)
体験型のワークショップ (顧客理解と価値提供)
- 小学生への授業では理論だけではなく、体験型ワークショップから実践の場も用意したい
- 2人ペアで相手の 「顧客の不」 を理解し、ペア相手の不を自分はどう解決するかのアイデアを考える
- 顧客理解の難しさと、相手の問題解決で自分のアイデアから価値提供につなげるマーケティングを体験してもらう