投稿日 2025/06/30

マイクポップコーンの 「食物繊維」 押し。価値の再定義からのパーセプションチェンジ

#マーケティング #パーセプションチェンジ #価値の再定義

マーケティングにおいて 「パーセプションチェンジ」 は重要なキーワードのひとつです。

パーセプションという、お客さんが持つ商品やカテゴリーに対するイメージや価値認識を変えられれば、お客さんの購買行動も変わります。

今回は、ジャパンフリトレーが展開する 「マイクポップコーン」 を取り上げ、実際にどのようにパーセプションチェンジを狙った施策を行い、どんな成果を得たのかを見ていきます。

そして、得られる学びとして、パーセプションチェンジを実現するためのマーケティングのポイントを解説します。

投稿日 2025/06/29

キリン氷結の海外展開戦略。変えないことを知っているから、すべてを変えることができる

#マーケティング #コアバリュー #変えないことと変えること

変えないことを知っているから、すべてを変えることができる――。

この言葉は一見すると矛盾しているように聞こえるかもしれますが、実はブランドの戦略や製品開発など、あらゆるビジネスシーンに当てはまる重要な示唆を与えてくれます。

ご紹介したいキリンビールのアルコールブランド 「氷結」 が海外に進出した事例は、この言葉を体現している好例といえます。

今回は、前半では氷結の具体的な海外展開から、どのように 「変えないこと」 を軸にしながらも 「変えること」 を見出したのかを見ていきます。そして後半では、氷結の事例から得られる汎用的な学びを考察します。

投稿日 2025/06/28

スターバックスのミッションとビジョン。世界中で一貫したブランド価値を提供できる原動力

#マーケティング #ミッションとビジョン #存在意義

あなたの会社や組織に、明確なミッションとビジョンはありますか?ある場合も、ミッションやビジョンが単なる飾りの言葉になっていないでしょうか?

企業が掲げるミッションやビジョン。しかし現実にはいつしか形骸化し、日々の業務に反映され活かされていないケースが少なくありません。

ご紹介したいスターバックスでは、ミッションが6万人を超えるパートナーに浸透し、スタバの店舗での業務から地域貢献まで、様々な活動を生み出しています。

今回は、スタバがどのようにミッションとビジョンを組織活動や事業展開の原動力にしているのかの秘密に迫り、そこから学べることを紐解きます。

投稿日 2025/06/27

ツインバードの店頭実演販売。顧客接点を全社でつくっての顧客理解の深め方

#マーケティング #顧客接点 #顧客理解

消費者やお客さんが本当に求めているものを、どれだけ正確に把握できているでしょうか?

日々の業務に追われる中で、お客さんの声が営業担当者や調査レポートを通じた "間接的な顧客情報" になっていませんか?

消費者やお客さんのことを深く理解するためには、それだけでは不十分です。この文脈でご紹介したいのは、新潟の家電メーカーであるツインバードの取り組みです。

背景や具体的な内容や狙いから、私たちのマーケティング活動に活かせるヒントを考えます。

投稿日 2025/06/26

iPhone に物理キーボード追加の Clicks Keyboard 。万人受けを捨てるからこそ実現する100人中3人の熱狂

#マーケティング #戦略 #選択と集中

万人向けの製品よりも、一部の人が熱狂する製品をつくる――。

すべての人にそこそこ受け入れられるより、「これは自分のためのものだ!」 と強く共感されるほうが、目指す事業規模の前提によってはブランドの成長につながることがあります。

今回紹介する iPhone 用物理キーボード 「Clicks Keyboard (クリックスキーボード) 」 は、まさにこの戦略を体現した製品です。

 「100人のうち熱狂的に支持してくれる3人の心をつかむ」 というアプローチから、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/25

J リーグに学ぶマーケティング。新規ファン獲得からリピーター化までの秘訣

#マーケティング #新規顧客 #スポーツビジネス

プロサッカー観戦といえば週末のスポーツエンタメというイメージが強いかもしれません。しかし実は、「試合当日以外のマーケティング施策」 によってファン人口の拡大やスタジアム動員が行われているのをご存知でしょうか?

日本の J リーグは、ファンを増やすだけでなく、長く応援してもらうための取り組みをいくつも行っています。

今回は、サッカー好きな人だけでなく、マーケティングに興味のあるみなさんにも役立つポイントを、J リーグの事例からご紹介します。

投稿日 2025/06/24

非合理な選択の裏側にある真実。刑務所入りを切望する76歳女性から読み解く顧客インサイト

#マーケティング #顧客理解 #本

他人やお客さんのことを、「まさかそんなことをするなんて」 と思ったことはありませんか?

たとえば、マーケティングの文脈では消費者の行動で、わざわざ遠くの店で買い物をする人や、便利なサービスを使わずに手間のかかる方法を選ぶ人。普通なら避けるはずの選択肢を進むのには、本人なりの理由があるものです。

そんな 「理解できない」 と思える消費者や顧客の選択にこそ、ビジネスへの本質的なヒントが隠されています。

今回は、76歳の女性が 「刑務所に入りたい」 と願う小説の 「一橋桐子 (76) の犯罪日記 (原田ひ香) 」 から、人間心理の本音を読み解き、ビジネスへの示唆を考えていきます。


ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/23

サントリー天然水の 1L ペットボトルがスリムに。新しい顧客文脈で 「選ばれる理由」 をつくる

#マーケティング #パッケージ #顧客価値

自社商品は、そのパッケージが要因となって機会損失が発生していないでしょうか?

今回は、サントリー天然水の 1L ペットボトルのリニューアル事例から、パッケージに注目をして掘り下げていきます。

消費者やお客さんの価値観、商品の使い方は時とともに変わります。その変化に気づき、適切に対応することによって、ブランドは新たな価値を生み出せます。

投稿日 2025/06/22

子ども向けタクシー配車 Uber Teens 。未来のお客さんをつくる 「ブランド体験の早期化」 とは

#マーケティング #ブランディング #ブランド体験の早期化

会社や自社サービスのことを、未来のお客さんにどのように印象づけているでしょうか?

早い段階からブランドとの接点をつくり、関係性を築くことができれば、将来の顧客基盤を今から育てることができます。

今回は、タクシー配車サービスの Uber Teens の事例から 「ブランド体験の早期化」 について考えていきます。

なぜブランド体験の早期化が重要なのか?具体的にどのように活用できるのか?ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/21

ヤマチクの脱 OEM の大逆転劇。存在意義を問い直してのブランド価値の再設計

#マーケティング #ブランディング #存在意義

お客さんに選ばれ続けるためには、商品の品質を磨くだけではなく、「なぜこの商品をつくるのか」 「世の中にどんな価値をもたらすのか」 といった視座の高い存在意義を明確にすることが大切です。

ご紹介したい熊本県の箸メーカー 「ヤマチク」 は、これらの問いに正面から向き合いました。社員が主体的にブランド価値を再設計し、顧客体験を高めながら、伝統産業の新たな成長余地を切り拓いたのです。

成熟市場でもやり方次第で可能性は広がる――。そのヒントを、ヤマチクの挑戦からぜひ一緒に学んでいきましょう。

投稿日 2025/06/20

大人向けリカちゃん人形。未顧客の文脈をとらえ、新しいお客さんを増やす方法

#マーケティング #市場創造 #未顧客

自社のブランドは、これから先も成長し続けられるでしょうか?

どんなに愛されているブランドでも、時間が経てば一定数の離反顧客が生まれるのは避けられません。離反数を上回る新しいお客さんとの出会いをつくり出すことが、ブランドの持続的な成長には重要です。

とはいえ、新しいお客さんの獲得は、既存のお客さんと同じアプローチではうまくいくとは限りません。既存顧客とは違う新たな顧客文脈に沿った商品開発やマーケティングが求められます。

今回は、長く子どもたちに愛され続けてきたリカちゃん人形が、大人向け市場で成功を収めた事例から、"未顧客" という今までとは異なる新規顧客の開拓と既存顧客の維持を両立させるためのヒントが得られます。

投稿日 2025/06/19

ノーベル製菓のグミ開発。"驚感" と "共感" の両立がロングセラー商品のカギ

#マーケティング #共感と驚感 #価値提案

お客さんを驚かせる商品をつくりたい。話題性のある企画を考えたい――。

しかし、単に奇抜なアイデアを打ち出すだけでは、一時的な注目を集めたとしても、長続きしないでしょう。驚きだけでなく共感ももたらすことが、お客さんに受け入れられ、愛される商品につながります。

この文脈でご紹介したいのはノーベル製菓のグミの事例です。グミ市場で独自の存在感を放つノーベル製菓は、"驚感 (驚き) " と "共感" の2つを打ち出し次々とヒット商品を生み出しています。

どのようにしてお客さんの心をつかむことができるのか?その秘訣を実例も交えながら 「驚感と共感」 のつくり方を紐解きます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/18

静岡・藤枝市がタクシー会社に駅前映像を共有。"支援マーケティング" からのカスタマーサクセス

#マーケティング #支援マーケティング #カスタマーサクセス

今回は、静岡県藤枝市が藤枝駅のタクシー乗り場で行ったユニークな取り組みをご紹介します。

この事例からは、タクシー会社と乗客のそれぞれにおいて、「お客さんの成功を叶えることで自らの成功につなげる」 というカスタマーサクセスの重要性を学べます。

藤枝市がどのように支援の視点で街の活性化を目指したのか、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/17

コンセプトが企画を変える! 「コンセプト・センス」 に学ぶ新しい提案のつくり方

#マーケティング #コンセプト #本

なんとなく今の仕事や企画の中身に満足できない…。
新しいアイデアを出したいけれど、いつも似たような内容になってしまう…。

そんなモヤモヤを感じたことはありませんか?

実はその違和感こそが、新しい方向性を見つけるきっかけになります。そこで大切なのが 「コンセプト」 という概念です。


こちらの書籍、 「コンセプト・センス - 正解のない時代の答えのつくりかた (吉田将英 (まさひで) ) 」 は、コンセプトとは何か、どうやってつくればいいか、コンセプトによって理想の未来へとつなげる独自の方法を解説しています。

ぜひ一緒にコンセプトのつくり方を学んでいきませんか?

投稿日 2025/06/16

セブン-イレブン 「淹れ立て紅茶」 への挑戦。既存事業の強みを活かした新規事業開発

#マーケティング #新規事業 #横展開

新しい事業を始めるとき、どうやって勝ち筋を見出せばいいのでしょうか?

自社の強みを活かせる領域なのか、市場に十分な需要があるのか。新規事業は新しいお客さんを増やすだけではなく、既存ビジネスとの相乗効果を生み出せるかも大事です。

今回はセブン-イレブンの事例から、新規事業を成功につなげる 「勝ち筋の捉え方」 と 「既存事業への波及効果の生み出し方」 を掘り下げます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/15

味の素ギョーザ。不都合な真実に向き合う "まっとうな" 顧客対応から得られる果実

#マーケティング #お客さんの困りごと #価値共創

商品開発やリニューアルのためには、売上データの分析や市場動向の調査は欠かせません。でも、それで本当に十分でしょうか?

実際に商品を使うお客さんの 「困りごと」 にこそ、次のヒットのヒントが隠れていることがあります。

この文脈でご紹介したいのは、味の素冷凍食品のギョーザの改良事例です。

フライパンにギョーザが張り付き焦げてしまうという困りごとに真摯に向き合い、全国のお客さんと一緒に解決策を探る――。その姿勢がかつてないほどの展開を生み、ブランドとして価値向上にもつながりました。

この事例から、マーケティングにおける 「お客さんとの向き合い方」 について、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/14

美容機器 「リファ」 。利用シーンと体験の提供から、ブランド価値を高める購入プロセスのつくり方

#マーケティング #利用シーン #顧客価値

値段の高い高額な商品を買おうとするとき、どんなことが気になりますか?

本当に効果があるのか、自分に合っているのか——。そんなふうに不安を抱いた経験はないでしょうか?

例えばドライヤーやアイロンなどの美容機器は、実際に使ってみないと仕上がりや使い勝手がわかりにくいものです。とはいえ、買う前の時点ではネットでは試しに使うことはできず、また家電量販店などでも実際の使い勝手を確かめることは難しく、「ちょっと気になるけど、いきなり買うのは迷う」 と思ってしまうかもしれません。

このような消費者の状況に対し、美容機器ブランド 「ReFa (リファ) 」 が購入前に使うシチュエーションを意図的につくり、売上を伸ばしています。巧みなマーケティングについて、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/13

chocoZAP 広告事業。「大きな計画的戦略 × 小さな創発的戦略」 の融合でつくる新規事業

#マーケティング #新規事業 #計画的戦略と創発的戦略

新しい事業の成功には計画が大事というイメージがありますが、新規事業においてすべてを計画通りに進められるケースはほぼないでしょう。むしろ、偶然の出来事や予期せぬ課題が、新たなビジネスチャンスへと発展することも少なくありません。

では、どのようにして計画的に進めつつも、創発的な機会を活かせるのでしょうか?

RIZAP の chocoZAP が実践する 「計画的戦略と創発的戦略の融合」 は、その答えへのヒントを示しています。chocoZAP の事例から、ビジネスで持続的な成長を続けるための戦略について考察します。

投稿日 2025/06/12

箱根の屈辱から4年後のアシックスの逆襲。コア領域を見極めての戦略と価値創出

#マーケティング #戦略 #顧客価値

アシックスはスポーツシューズ業界で長い歴史を持ちながらも、一時は競争力を失いかけていました。特に、2021年の箱根駅伝で 「アシックスのシューズ着用率ゼロ」 というショッキングな事態に陥ったことは、駅伝ファンにはまだ記憶にも新しい出来事でしょう。

しかし、この経験をバネにアシックスは巻き返しました。

いまや海外売上高が全体の8割を超えるグローバル企業へと変貌を遂げています。アシックスの 「スポーツスタイル」 や高級ブランド 「オニツカタイガー」 でも海外顧客を増やし、グローバルでの売上を伸ばしています。

アシックスの復活劇には 「自社のコア領域を定めること」 「体験価値を提供すること」 「やること・やらないことを明確にすること」 という、いわば戦略の本質を突いた要素が詰まっています。

今回は、アシックスが具体的にどのような取り組みを行ってきたのか紐解き、学べることを掘り下げます。

投稿日 2025/06/11

ドラゴン桜は 「7つの習慣」 を受験勉強で実践した物語だった

#戦略 #7つの習慣 #本

実は、あの人気漫画 「ドラゴン桜」 には、受験生だけではなくビジネスパーソンにとっても示唆に富む戦略的思考が詰まっています。

東大合格を目指す高校生たちの奮闘物語の中に、私たちの仕事を変えるカギが隠されているのです。


ドラゴン桜から、ビジネスにおける戦略立案や目標達成の秘訣、ぜひ一緒に学んでいきましょう。

投稿日 2025/06/10

テスラの光と影。"Fake it till you make it" で築く独自ブランド資産の危うさ

#マーケティング #ブランド #錯覚資産

電気自動車メーカーのテスラとイーロン・マスクが辿ってきた軌跡は、ブランディングにおける重要な問いを投げかけます。

大げさな 「誇大戦略 (ハイプ) 」 と言われるような手法で自動車業界を席巻してきたテスラですが、今、大きな転換期を迎えています。

テスラの事例から学ぶ、ブランドの成功と表裏一体の危険性とは何か?ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/09

サイクルベースあさひの 「COOSA」 。顧客のジョブを完了させる一番のワーカーになる戦略

#マーケティング #ジョブ理論

顧客ニーズを捉えることの重要性はよく見聞きすると思いますが、では具体的にどうすればいいのでしょうか?

ヒントは 「ジョブ理論」 にあります。お客さんが商品やサービスに求めているのは 「ジョブ」 であって、モノそのものではないのです。ジョブという視点を持つだけで、顧客理解への見方が大きく変わります。

今回は、サイクルベースあさひの自転車ブランド 「COOSA (コーサ) 」 の事例から、ジョブ理論の活用方法を紐解きます。

投稿日 2025/06/08

ふくや 「缶明太子 油漬け」 。顧客価値を再定義をしての贈り物マーケティング

#マーケティング #使い方 #贈り物マーケティング

商品の形や使い方を見直すことで、お客さんにとってこれまで以上の商品の魅力を高められる可能性があります。

ご紹介したい老舗会社のふくやの 「缶明太子 油漬け」 は、常温で長期保存できる新しい工夫により、明太子に贈り物としての存在感を打ち出しました。

今回は、この事例の背景から見ていき、「顧客価値の再定義」 をキーワードに掘り下げます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/07

ヤマトの宅急便に学ぶ、新規事業を成功に導く 「顧客インサイト」 と 「先行者インサイト」 の見つけ方

#マーケティング #顧客インサイトと先行者インサイト #新規事業

新規事業を成功させるのは、なぜこんなにも難しいのでしょうか?

経営資源を投じ、市場を調査し、戦略を練っても、思うような成果が出ないことは少なくありません。その理由のひとつが、事業戦略の中核となる 「インサイト」 の見極めにあります。

インサイトを的確に捉えられるかどうかが、事業を成功を分けるカギを握ります。今回は、ヤマト運輸のかつての宅急便事業への新規参入を例に、インサイトについて紐解きます。

投稿日 2025/06/06

100年人生ゲームがお金より幸せを重視へ。世の中の価値観の変化に適応する重要性

#マーケティング #市場の変化 #顧客理解

今回は、従来の人生ゲームの常識を覆す 「100年人生ゲーム」 を取り上げます。

人生ゲームから、時代に合った新しいマーケティングのヒントを探ります。

投稿日 2025/06/05

高級ハイヤーサービス 「TOKYO CHAUFFEUR SERVICE(トウキョウ ショーファー サービス)」 。ジョブ理論から読み解く

#マーケティング #ジョブ理論 #市場創造

お客さんは、商品やサービスをどのように選んでいるのでしょうか?なぜ、ある商品を買い、別の商品を買うのをやめるのでしょうか?

これはマーケティングにおいて本質的な問いです。

今回は、富裕層向けの高級ハイヤーサービスを事例に、マーケティングの 「ジョブ理論」 の視点で先ほどの問いを掘り下げます。

投稿日 2025/06/04

離反顧客を減らす。サイレントカスタマーをつなぎとめるリテンションマーケティング

#マーケティング #離反顧客 #本

せっかくお客さんになってくれたのに、いつの間にか離れていってしまう…。そんな悩みを抱えた経験はないでしょうか?

新規顧客の獲得に力を入れる一方で、既存顧客がなぜ離れるのかに目を向けることができていない企業は少なくありません。見過ごされがちな要因が積み重なり、対処しないままでは気づけばお客さんは競合へと流れてしまいます。

今回は、 「こうして顧客は去っていく - サイレントカスタマーをつなぎとめるリテンションマーケティング (宮下雄治) 」 という本を取り上げます。


この本から離反顧客をテーマに、どうすればお客さんを維持できるかを掘り下げます。

顧客離反のメカニズムや顧客満足を高めるための方法など、ぜひ一緒にお客さんの継続利用を促すヒントを学んでいきましょう。

投稿日 2025/06/03

食品スーパー 「ロピア」 。マーケティング 4P からの注力顧客の自然選択

#マーケティング #顧客設定 #4P

ビジネスの基本は 「顧客は誰か」 を定めることです。

注力顧客を絞ることは、最初からお客さんを減らすように感じてしまうかもしれません。しかし、本当に大切にするお客さんを見極め、顧客ニーズに徹底的に応えることで、競争が激しい市場でも独自のポジションを築くことができます。

神奈川県を拠点にする食品スーパー 「ロピア」 は、キャッシュレス決済が普及する中、現金オンリーにこだわっています。その選択の裏には、注力顧客を自然と明確にできる巧みな戦略が隠されていました。

ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/02

資生堂の 「研究開発 × マーケティング」 の協業で生まれる、発想の転換と新しい価値

#マーケティング #組織開発 #バイアス

研究開発とマーケティング――。企業活動においてはどちらも欠かすことのできない機能です。

それでありながら、日々携わる領域や使う“言語”が異なるため、なかなか本質的なところで交わりにくいという課題を感じている方も多いのではないでしょうか。

簡単ではないからこそ、もし研究開発とマーケティングが相互に補完し合い、共に価値を創出する協業に成功すれば、単独の組織ではたどり着けない新たなアイデアを生み出せるはずです。

今回は、資生堂が 「ファンデ美容液 (エッセンス スキングロウ ファンデーション) 」 をヒットさせた事例から、研究開発とマーケティングが力を合わせるための秘訣やポイントを考えます。

投稿日 2025/06/01

キリンビールのクラフトビール事業の推進は、"八段階の変革プロセス" の実践例

#マーケティング #組織開発 #八段階の変革プロセス

日本のビール市場全体のうち、クラフトビールが占める割合はまだわずか 2% 弱です。しかし、その背後には約1800万人もの 「飲んだことはないけど興味がある」 というクラフトビール潜在層が存在しています。

この可能性を前に、大手ビールメーカーのキリンビールがどのようなアプローチから、新しいビール文化をつくろうとしているのか――。

挑戦を、ジョン P コッターの 「八段階の変革プロセス」 に当てはめて紐解きます。

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多田 翼 (運営者)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。マーケティングおよびマーケティングリサーチのプロフェッショナル。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

前職の Google ではシニアマネージャーとしてユーザーインサイトや広告効果測定、リサーチ開発に注力し、複数のグローバルのプロジェクトに参画。Google 以前はマーケティングリサーチ会社にて、クライアントのマーケティング支援に取り組むとともに、新規事業の立ち上げや消費者パネルの刷新をリードした。独立後も培った経験と洞察力で、クライアントにソリューションを提供している。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信中。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。