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炭水化物が人類を滅ぼす - 糖質制限からみた生命の科学 という本をご紹介します。
糖質制限で脳のエネルギー不足は起こらないのか
糖質制限についての疑問で本書を読む視点で持っていたのは、「糖質を減らす、あるいは食事から取らなくても問題ないのか」 でした。
人間の脳はブドウ糖をエネルギーに使っており、ブドウ糖を得るためには炭水化物が必要という理解でした。糖質制限をするということは、脳のエネルギー摂取の制限することになります。
本書の見解は、炭水化物を取らなくても問題ないということです。食事から直接にブドウ糖を摂取しなくても、脳はエネルギー源として以下の2つを利用できるからです。
- 体内のタンパク質を分解して作られるブドウ糖
- 肝臓で脂肪を分解して作られるケトン体
前者の、タンパク質が分解されブドウ糖が作られる現象を 「糖新生」 と言います。 「糖新生」 は本書のキーワードです。
糖質制限をするとなぜ痩せるのか
糖新生から、糖質制限をするとダイエットできる理由も説明できます。ポイントは2つです。