2019/10/21

コミュニティを活性化させる条件




今回は、組織やコミュニティについてです。

  • 活性化しているコミュニティの特徴とは?
  • 現状維持と変化の 「人の二面性」 とは?

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、組織やコミュニティを活性化させるための条件です。

どういう環境をつくれば、コミュニティ運用がうまくいくかを書いています。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、仕事やプライベートでの参考にしてみてください。


活性化するコミュニティの条件


人の集まりである組織やコミュニティが活性化させるためには、どうすればよいでしょうか?

コミュニティが活性化する条件は、次の通りです。


活性化するコミュニティの条件
  • 余白がある
  • 常連客になる
  • コンテキストの共有
  • 新陳代謝


以下、それぞれを順番に解説していきます。


[条件 1] 余白がある


コミュニティがあらかじめ完璧に設計されているよりも、常に未完成であることが1つ目の条件です。

余白という参加できる余地があることです。

何かが足りなく、誰かがそこを補おうと思えることです。新しく入ったメンバーにも参加でき、最初はお客さんであっても参加することによって 「中の人」 になれます。


[条件 2] 常連客になる


コミュニティの中の人になれれば、次第に常連客という存在になっていきます。

これが、コミュニティを活性化させる2つ目の条件です。

常連客が中心的な存在になり、コミュニティに行けばいつも同じメンバーがいるという安心感です。常連客同士で連帯感ができ、仲間意識が芽生えます。


[条件 3] コンテキストの共有


メンバーの連帯感が強まると、組織やコミュニティ特有のカルチャーが共有され、浸透していきます。

例えば、コミュニティ内だけで通用するような独特の共通言語です。他には、共通の目的や仮想的の存在です。

中に入らないと見えない文化や文脈を共有することにより、コミュニティ内でのメンバーの一体感がさらに強くなっていきます。


[条件 4] 新陳代謝


コミュニティが活性化させる条件の4つ目は、新陳代謝が起きることです。

常連客ばかりで 「いつも同じ」 という中の雰囲気は、確かに居心地が良いものです。しかし、そのまま変化がない状況が続くと、刺激が少なくなり次第にマンネリが生まれます。

新陳代謝という変化が必要です。

新しいメンバーが入る、古いメンバーが卒業をしていくという刺激が一定程度で起こることによって、コミュニティ内の活性化が保たれます。

特に、古参メンバーでも保守的で新しいメンバーの存在に難色を示す場合は、最終的には出ていってもらう強制措置も必要になります。


現状維持と変化


ここまで見てきた、コミュニティが活性化する条件は、以下の通りでした。


活性化するコミュニティの条件
  • 余白がある
  • 常連客になる
  • コンテキストの共有
  • 新陳代謝


ここで注目したいのは、2つ目の 「常連客になる」 と4つ目の 「新陳代謝」 です。

2つ目の 「常連客」 とはいつも同じメンバーがいることであり、現状維持です。4つ目の 「新陳代謝」 は変化です。

現状維持と変化の両方が必要とは、矛盾しているとも言えます。

この2つ、現状維持と変化とは人の二面性です。

人は本質的に、変化を避けたい、このままであろうとします。一方で、人は 「ここではないどこかけ行きたい」 という情動があり、自分は変わりたいという潜在意識を持っています。

組織やコミュニティは一人ひとりのメンバーの集まりです。人に二面性があるということは、集合体である組織にも同じような二面性があるということです。

だからこそ、コミュニティを活性化させるためには、現状維持と変化という相反する2つをバランス良く両立することが求められるのです。


まとめ


今回は、組織やコミュニティについてでした。活性化させるための条件について解説しました。

最後に今回の記事のまとめです。


活性化するコミュニティの条件
  • 余白がある
  • 常連客になる
  • コンテキストの共有
  • 新陳代謝


[条件 1] 余白がある
完璧な設計よりも、常に未完成。
余白という参加できる余地があり、参加することによって 「中の人」 になれる。


[条件 2] 常連客になる
コミュニティに行けば、いつも同じメンバーがいる安心感がある。
常連客同士で連帯感・仲間意識が芽生える。


[条件 3] コンテキストの共有
組織やコミュニティ特有のカルチャーが共有され、浸透していく。
中の文化や文脈を共有することにより、一体感がさらに強くなっていく。


[条件 4] 新陳代謝
いつも同じ雰囲気は居心地が良いが、変化がないとマンネリが生まれる。
メンバーの新陳代謝により、コミュニティ内の活性化が保たれる。


人には 「現状維持」 と 「変化」 の二面性がある。一人ひとりの集合体である組織にも同じように二面性がある。
コミュニティを活性化させるためには、現状維持と変化という相反する2つをバランス良く両立することが求められる。

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書いている人 (多田 翼)

複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略のコンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。note も更新しています。

内容は個人の見解です。