2019/10/07

「なんかうまくいった」 を禁句にし、言語化で再現性を高めておこう




今回は、仕事での再現性についてです。

  • 「なんかうまくいった」 をなぜ禁止にするの?
  • 再現性を高め、勝ち続ける方法

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、仕事での再現性を普段からどうやって高めておくかです。

ある本に書かれていたコピーライターのやり方をヒントに、仕事での活かし方を書いています。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、仕事での参考にしてみてください。


日常の 「なんかいいよね」 を禁句にする


最初にご紹介したい本は、広告コピーってこう書くんだ!読本 です。





以下は、この本からの引用です。

明日から、あなたの毎日の生活のなかで、「なんかいいよね」 という言葉を禁句にしてほしいのです。

あなたは、いい映画を見てドキドキしたり、いい音楽を聴いてホロッとしたり、いい小説を読んでジーンとしたりしたときに、しばしばこういう言葉を発してはいないでしょうか。

 「なんかいいよね」 「なんかステキだよね」 「なんかカッコいいよね」 と。

明日から、それをきっぱりとやめにしてほしいのです。そして、かわりにこう考えてみてください。

 「なぜいいのか。これこれこうだからじゃないか」 「なぜカッコいいのか。こういう工夫をしたからじゃないのか」 と。

 (引用:広告コピーってこう書くんだ!読本 (谷山雅計) )

ここで言われているのは、自分の感情や何かに違和感を持ったことに立ち止まり、なぜそう感じたのかや思ったのかを、自分なりに考えるクセをつけておくとよいというものです。

なぜそう感じたのか、思ったのか、具体的に自分はどこをいいと思ったのか、「なんかいいよね」 の 「なんか」 とは何かを深掘りし、自分の言葉で語れるようにします。


常に成果を出せること


では、なぜ 「なんかいいよね」 で止まらずに、言語化しておくとよいのでしょうか?

言語化をしておけば、応用ができ再現できるようになります。つまり、再現性を高めておくことができます

再び、広告コピーってこう書くんだ!読本 から、引用します。

1回だけの勝負では、アマチュアに負けることもある。でも、クライアントから依頼があったときには、かならずある一定以上のレベルのコピーを、何度でも書くことができる。それがコピーライターに求められる、大切な資質ではないでしょうか。

 (中略)

 「あるレベル以上のものをくり返し書く」 ために必要なのは、自分の書いたコピーがなぜいいのか、どこがいいのかを正しく認識できていることです。

 "大阪のおばちゃん" が、いつでもおもしろい発言をくり返せるわけではないのは、自分の発言がなぜおもしろいかを正しく理解していないからです。なんとなく口にしたらおもしろかった、というノリですから、続けて同じレベルの発言をくり返すことができません。

でも、自分のコピーのよさやすぐれているところをしっかりと理解していれば、あるいはどういうコピーが広告としてすぐれているのかがわかっていれば、同じレベルの表現をくり返し生み出すことができます。

この本でずっと説明してきた 「論理」 は、この 「くり返せる力」 のためでもあるのです。

 (引用:広告コピーってこう書くんだ!読本 (谷山雅計) )

プロフェッショナルとして求められることは、常に一定以上のレベルで成果を出せることです。

一発当てるという一回の勝ちと、勝ち続けることの違いです。


専門スキルの再現性を高めるために


あらためて思うのは、自分のことについて普段から再現性を高めているかです。

具体的には、自分の専門スキルや知見によって相手に提供する価値を、常に一定以上のレベルでできるようにしていることです。

例えば仕事で、今回やったことは 「なんかうまくいった」 と思ったとします。

再現性を高めるためには、ここで終わらずにこの言葉を禁句にし、「なぜうまくいったのか」 を考え具体的に何をどうやってうまくいったのかを言語化するのです。

言葉ではなくても、図解やイラストでもよいですが、少なくとも人に説明ができるくらいには、うまくできた要因とプロセスを明確にしておきます。

ちょっとした仕事の振り返りでも、普段からやっておくことの積み重ねが、自分がプロになっていくために必要なことです。


まとめ


今回は、再現性を高めることの重要性、普段からどうやって再現性を高めておくかの方法をご紹介しました。

最後に今回の記事のまとめです。



毎日の生活の中で、「なんかいいよね」 という言葉を禁句にしてみる。「なぜいいのか。これこれこうだからじゃないか」 と考える。自分の感情や何かに違和感を持ったことに立ち止まり、なぜそう感じたのかや思ったのかを言語化する。


言語化をしておけば、再現性を高められる。
アマチュアではなくプロフェッショナルとして求められるのは、常に一定以上のレベルで成果を出せること。一発当てるという一回の勝ちではなく、プロは勝ち続けることができる。


自分のことについて普段から再現性を高めているか。自分の専門スキルや知見によって相手に提供する価値を、常に一定以上のレベルでできるようにしているか。
仕事での 「なんかうまくいった」 を禁句にし、具体的に何をどうやってうまくいったのかを言語化する。





広告コピーってこう書くんだ!読本 (谷山雅計)

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。