今回はマネジメントについてです。
✓ この記事でわかること
- マネジメントの本質
- 組織や人のマネジメントで大切な5つ
読んでいただくとわかることは、マネジメントとは何をすることか、組織や人のマネジメントで大切にしたい考え方と姿勢です。
ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事でのマネジメントへの何かヒントになればうれしいです。
マネジメントとは何か
今回はマネジメントについてです。
マネジメントは日本語では 「管理」 、マネージャーは 「管理者」 と訳されますが、管理はマネジメントの1つの側面でしかありません。「マネジメント = 管理」 と捉えると、ともするとマネジメントの本質を見誤ります。
ではマネジメントとはそもそも何でしょうか?
私の一言の定義は、マネジメントとは目的を達成するための最適化手法です。
様々な制約、時には矛盾がある中で、それでも目的を達成するために何とかやりくりをしてものごとを最適化する方法です。
マネジメントをする対象は色々とありますが、ここからは組織や人のマネジメントについて見ていきましょう。
組織や人のマネジメントで大切にしたいこと
組織のマネジメントを考える時に、組織とは人の集まりなので、突き詰めれば人のマネジメントとなります。
人のマネジメントで大切にしたいと思うことは次の5つです。これが今回の記事でお伝えしたい結論です。
✓ 組織や人のマネジメントで大切にしたいこと
- 相手を理解する
- 問いかける
- 信頼する
- 認める
- 感謝する
では順番にそれぞれをご説明しますね。
[大切 1] 相手を理解する
人のマネジメントでは、まずは相手を理解することからです。これは 7つの習慣 の中で第5の習慣 「理解してから理解される」 につながります。
この 「理解してから理解される」 のポイントは、相手を理解することが先で、その後に自分が理解されるという順番です。
前提となる姿勢は、相手に関心を持ち、真摯に向き合います。例えば上司と部下という表面的な理解だけではなく (そもそもの 「上司」 と 「部下」 という言い方が私は好きではないのですが) 、生身のある人間として相手を見て、人間理解をします。
[大切 2] 問いかける
2つ目にマネジメントで大切にしたいことです。問いかけをすることてす。
マネジメントをする役割の人 (マネージャー) が考える答えだけで組織を動かそうとすると、組織が答えを出せる能力の上限はマネージャーの力量に左右されてしまいます。
組織の力を最大限に発揮するためには、マネージャーはまわりに答えを与えるだけではなく、問いかけをして引き出すと良いです。時には 「自分たちが本当に答えるべき問いかけは何か」 をまわりにと問います。問いへの問いです。
問いかけによって一人ひとりが自分で答えを出していく姿勢や行動が、人と組織全体の成長につながります。
[大切 3] 信頼する
先ほどの 「理解してから理解される」 と同じで、相手を信頼するから自分が相手から信頼されます。理解も信頼もまずは自分からが先です。
人へのマネジメントはお互いの信頼がベースになります。信頼があって任せるところは任せ切ります。ただし放任ではなくて、フォローも相手に応じて行うと良いです。
[大切 4] 認める
相手のことを認めることも重要です。
認める対象は相手が出した成果や実績ですが、結果だけではなくプロセスや意図 (背景, 狙いや考え方) だったかも認める対象とします。さらには相手がいてくれること自体の存在への肯定です。
相手を過剰に褒める必要はありませんが、やったことへの関心を持ち、結果だけではなくプロセスも些細なことでも良いので相手のことを認めるといいです。
[大切 5] 感謝する
相手への感謝とリスペクトの気持ちを常に持つようにします。
マネジメントをする人とされる人では本来は上下関係はなく、ただ役割が異なるだけです。組織の人たちがやってくれたこと、もっと言えば組織にいてくれているという存在自体に感謝します。
感謝の気持ちを心の中で持っているだけではなく、自分の振る舞いや言動で相手に感謝を伝えます。
まとめ
今回はマネジメントについてでした。
記事のまとめです。
マネジメントの本質
- マネジメントとは目的を達成するための最適化手法
- 様々な制約、時には矛盾がある中で、それでも目的を達成するために何とかやりくりをし、ものごとを最適化する方法
組織や人のマネジメントで大切にしたいこと
- 相手を理解する。理解してから理解される
- 問いかける。答えを与えるのではなく問いかけをする
- 信頼する。人のマネジメントのベースは相手への信頼
- 認める。結果だけではなくプロセスや意図まで
- 感謝する。感謝とリスペクトの気持ちを持つ。感謝を相手に伝える
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