
今回は、企画の提案方法を解説します。
✓ この記事でわかること
- この記事を読んでいただきたい方
- 企画の提案方法
- Why, What, How の解像度を高めよう
仕事での企画のつくり方、提案方法を解説しています。
読んでほしいと思うのは、仕事での企画をどう進めていけばいいかわからない状況の方です。例えば上司から 「何か新しい企画を提案して」 と言われたり、自分がやりたいことはあるがどう企画に落とし込めばいいか、どのように進めていいかわからない方です。
この記事からわかることは具体的な企画の進め方です。
ここで言っている企画とは、新商品やサービスのアイデア、新規事業開発のような大きいもの、または社内のちょっとした企画など、大小様々な企画です。いずれにも共通する企画の提案方法を解説します。
記事からのゴール設定は、自分がやるべきやりたいアイデアを企画書に落として、上司などに持っていける状態になれることです。
では企画の提案方法を見ていきましょう。
企画の提案方法
今回の記事の結論は、企画内容を Why, What, How で整理してまとめよう、です。
✓ 企画の構成要素 (まとめ方)
- Why: なぜやるのか
- What: 何をやるのか
- How: 具体的にどう進めるのか
以上の3つから企画を通したい相手 (意思決定者) が知りたいことを整理します。3つの比重は相手の状況によって変わります。
では Why, What, How の順番に、企画書で具体的に何を書けばいいかのかを掘り下げてみましょう。
Why: なぜやるのか
新しい企画でまず問われるのは、なぜその企画をやる必要があるかです。企画のそもそもの存在意義です。
企画で達成したい目的を明確にします。これまでの経緯など背景情報、抱えている問題も整理しておくといいです。
あと大事なのは、企画の発案者 (当事者) としてのあなたが、自分はなぜやりたいのかの想いです。まわりから、例えば上司から指示されたり求められているからだけではなく、たとえ最初はそうだとしても、自分の 「やりたい」 という気持ちを企画に込めると熱量が伝わる企画内容になります。
What: 何をやるのか
Why のために何をやるのかを一言でシンプルに言語化します。
企画の成功条件 (具体的にどういう状態になればこの企画は成功と言えるのか) を解像度高く自分の言葉に落とし込むといいです。
ゴール設定は2つ考えると良くて、風呂敷を広げた大きなゴールと、現実的な直近のゴールです。英語では 「Think big, start small」 と表現します (日本語にするなら 「志は大きく、スタートは小さく」 ) 。
企画は誰のために想定しているかの、企画のメインターゲットも触れておくといいです。誰の何の問題を解決するのか、誰を幸せになれるのかという企画が実現した時の想定するベネフィットです。
How: 具体的にどう進めるか
企画が通ったとして、具体的な進め方を整理します。
例えば、
✓ 具体的な進め方の整理
- 関係する人, 関係部署, 社外の協業会社
- 主なタスク (何を, 誰が, いつまでに)
- 全体スケジュール
- 必要な予算
- 想定リスク, 現時点での懸念
なお、これらをプランとしてどこまで詰めるのかは状況によります。
しっかりと計画が必要なのか、それとも粗くてもいいので意思決定と実行スピードを優先するかによって変わります。状況と企画意思決定者が望んでいることを見極めるといいです。
まとめ
今回は企画の提案方法についてでした。
最後にまとめです。
企画の提案方法
- 企画内容を Why, What, How で整理してまとめよう
- Why: なぜやるのか
- What: 何をやるのか
- How: 具体的にどう進めるのか
Why: なぜやるのか
- 企画のそもそもの存在意義
- 目的, 背景, 問題意識
- 自分はなぜやりたいのかの想い
What: 何をやるのか
- Why のために何をやるか
- 企画の成功条件 (具体的にどういう状態になればこの企画は成功と言えるか)
- 誰のための企画か (誰に貢献する, 誰を幸せにするか)
How: 具体的にどう進めるか
- 関係する人・部署や会社
- 主なタスク (何を, 誰が, いつまでに) , 全体スケジュール
- 必要な予算
- 想定リスク, 現時点での懸念
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