今回はビジネスキャリアについてです。
データ活用のポイントを、キャリアやスキルアップの方法に応用しています。
✓ この記事でわかること
- 持っているだけではデータは価値にならない
- データ活用の3つの壁
- キャリアとスキルアップへの応用
- 3つのポイントは、機会発見, ソリューション実現, 信頼獲得
データを活用して価値につなげる3つのポイントを、キャリア形成とスキルアップの方法に横展開しています。
ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考になればうれしいです。
データ活用の3つの壁
これは問題提起ですが、データを持っているだけではまだ価値を生んでいません。
ビジネスでは 「データ活用の3つの壁」 を乗り越えることが大事です。
✓ データ活用の3つの壁
- 機会発見の壁
- ソリューションの壁
- マネタイズの壁
それぞれについて簡単に補足しますね。
1つ目の 「機会発見の壁」 とは、データがビジネスで何の問題を解決するかを見出すことへのハードルです。活用する機会を見つけることが最初の関門です。
2つ目は 「ソリューションの壁」 です。機会を見つけたとして、設定した問題をデータを使って解決し価値を提供できるかです。問題は特定したとしても解決できなければ、データから価値につながりません。
3つ目は 「マネタイズの壁」 は、価値提供から収益を生めるかです。ビジネスでは後からでもいいので、データから稼げる仕組みをつくることが重要です。
* * *
以上がデータ活用の3つの壁です。
3つの壁は企業だけではなく、個人のレベルにも当てはまります。具体的にはビジネスキャリアとスキルアップです。
キャリアとスキルアップへの応用
個人でのキャリア形成やスキルアップに当てはめるにあたって、ここまで見てきたデータを 「専門スキル」 「知見」 「経験」 と置き換えます。
データが活用されず持っているだけではまだ価値を生んでいないように、専門スキルや知見も自分の中にあるだけでは価値を提供できてはいません。スキルを価値転換する必要があります。
価値につなげる時に、先ほどの 「データ活用の3つの壁」 がヒントになります。
✓ 専門スキルから価値転換の3つの壁
- 機会発見の壁
- ソリューションの壁
- 信頼獲得の壁
では順番にご説明しますね。
[壁 1] 機会発見
持っている専門スキルは、どこの、誰の、どんな問題と課題に活かせるかです。
専門スキルを活用する環境と状況を見極めます。自分の持っている特徴がより発揮できるところを選ぶ意識が大事です。
[壁 2] ソリューション
見極めた機会と自分がいる環境で問題解決に貢献します。
自分の専門スキルや知見を、一緒に働く相手 (同僚や上司) 、お客さん、ひいては世の中への価値提供につなげます。
[壁 3] 信頼獲得
データ活用での3つ目の壁はマネタイズ (収益化) でした。
個人に当てはめる場合にはお金を稼ぐことよりも、信用蓄積と信頼獲得と見立てます。
機会を発見しソリューションにつなげて終わりではありません。たとえ目に見えず数字にならなくても、相手からの信頼につなげられるかです。
スキルは持っているだけではなく、価値提供と信頼獲得までもっていきたいです。
まとめ
今回はデータ活用からの価値化 (3つの壁) から、個人のキャリア形成とスキルアップを掘り下げました。
最後にまとめです。
データ活用の3つの壁
- 機会発見の壁: 問題解決への活用する機会を見つける
- ソリューションの壁: 設定した問題をデータを使って解決し価値を提供する
- マネタイズの壁: 価値提供から収益化の仕組みをつくる
専門スキルから価値転換の3つの壁
- 機会発見の壁: 専門スキルを活用する環境と状況を見極める
- ソリューションの壁: 一緒に働く相手, 顧客, 世の中へ価値を提供する
- 信頼獲得の壁: 価値提供を相手からの信頼につなげる