投稿日 2021/07/23

サッカーのパス成功の秘訣に学ぶ、マーケティングで大切なこと


今回はサッカーとマーケティングです。


この記事でわかること


  • サッカーのパスを成功させる秘訣
  • 抽象化すると 「現状把握力」
  • マーケティングの当てはめ (サッカーに学ぶ顧客理解の重要性)

この記事からわかるのは、サッカーから学ぶマーケティングで大切なことで、顧客理解です。


サッカーのパス



サッカーではパスを出す相手 (自分からのパスの受け手) が、どういう状況でボールをもらいたいかの見極めが大事です。これはサッカーに限らずバスケットやラグビーのパスにも共通します。

サッカーでのパスを出す相手の状況とは、例えば以下のような 「次のプレイ」 です。


パスを出す相手の次のプレイ
  • トラップをする
  • ドリブルをする
  • パスからシュートをしたい
  • シュートはトラップしてから
  • 利き足でダイレクトシュート
  • ヘディングシュート


そして、パスの受け手の状況も見ておく必要があります。


パスを出す相手の状況把握
  • フィールドのどこにいるか ゴールまでの距離や角度
  • DF からの囲まれ具合


加えて、パス相手の得意なプレーや性格、ゲーム全体の流れも考慮し、トータルで状況を把握して最適だと思うパスを送ります。

このようにパスを成功させる秘訣は、以上のような状況を見極めることです。サッカーのパスで成功させる秘訣を一言で表現すれば 「状況把握力」 です。

* * *


マーケティングへの応用



味方にパスを出す時の状況把握力はビジネスにも通じます。例えばマーケティングです。

まずはそもそものマーケティングから見ていきましょう。

以下がマーケティングでやることです。


マーケティング活動
  • 自社の商品やサービスを知ってもらい、興味や理解をしてもらう
  • 最適な販売チャネルで、適切な価格で買ってもらう
  • 利用してもらい価値を提供する
  • 以上から顧客の成功や幸せに貢献する


ここでマーケティングとサッカーをつなげます。サッカーのパスの話をマーケティングに置き換えると次のようになります。


サッカーからマーケティングへの当てはめ
  • パスを出す相手 → 顧客
  • ボール → 顧客に提供する商品やサービス


先ほど見たように、マーケティングで目指すことは 「顧客の成功や幸せに貢献すること」 でした。

サッカーのパスの意味合いを 「パスを出す味方プレイヤーの次のプレーに貢献する」 と捉えれば、「サッカーのパス」 と 「顧客へのマーケティング活動」 はやっていることは本質的には同じです。


マーケティングの顧客理解



サッカーでのパスを成功させるポイントは 「状況把握力」 でした。

マーケティングに当てはめると顧客の状況を把握すること、つまり 「顧客理解力」 です。

具体的に顧客の何を理解するかと言うと、


利用前
  • 顧客が置かれた状況 (BtoC なら顧客のライフスタイル, 日常生活で感じる不便や不満 (ペイントポイント) )
  • 顧客ニーズ (顕在化している欲求や需要)
  • 顧客インサイト (顧客を動かす隠れた気持ち)

利用中
  • 想定する利用シーン
  • 利用中に生まれる感情 (例: うれしさ, 楽しさ)

利用後
  • 利用した後の状況 (Before に比べて After でどう変わったか)
  • その時の気持ち


サッカーでは味方や敵の状況を把握して初めてそのシーンで最適なパスを選択できます。

マーケティングも同じです。ターゲット顧客の状況によってコミュニケーションや販売方法、もっと言えば使ってほしい商品やサービス自体も変わります。

その判断の拠り所になるのが顧客理解です。マーケターに求められるのは、顧客のことを時には本人以上に深く理解することです。


まとめ


今回はサッカーから学べるマーケティングの顧客理解の重要性でした。

最後にまとめです。


サッカーのパス
  • パスを成功させる秘訣は 「状況把握力」
  • パスを出す相手の状況 (例: DF からの囲まれ具合, ゴールまでの距離や角度) 、相手の得意なプレーや性格、ゲーム全体の流れを把握し最適なパスを送る


マーケティングへの応用
  • マーケティングで目指すことは、顧客の成功や幸せに貢献する
  • サッカーのパスとは、パスを出す味方プレイヤーの次のプレーに貢献すること
  • パス相手を顧客、ボールを商品・サービスと置き換えれば、「サッカーのパス」 と 「顧客へのマーケティング活動」 はやっていることは同じ


マーケティングの顧客理解
  • サッカーでのパスを成功させるための 「状況把握力」 とは、マーケティングでの 「顧客理解力」
  • ターゲット顧客の状況によってコミュニケーションや販売方法、使ってほしい商品やサービス自体も変わる
  • マーケティングの判断の拠り所になるのが顧客理解。マーケターに求められるのは、顧客のことを時には本人以上に深く理解すること


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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。