投稿日 2021/07/21

イノベーションとは何か (本質) 、イノベーションが起こる時の共通点3つ


今回はイノベーションについてです。


この記事でわかること


  • イノベーションの本質
  • イノベーションが実現する時の共通点3つ

記事ではイノベーションとは何か、どういう条件で起こりやすいかの共通点がわかる内容になっています。

ぜひ最後まで読んでいただき、何か少しでも参考になればうれしいです。


イノベーションとは



そもそもですがイノベーションとは何でしょうか?

私の一言の定義は、イノベーションとは 「未来の当たり前」 をつくることです。

未来の当たり前とは、裏を返せば現時点では当たり前ではないことです。多くの人は気づいてすらいない (しかし一部の先見性のある人には見えている) 、または知っていても怪しいものだと捉えています。

それが革新的であるとは思えず、未来の当たり前になることは多くの人には見えていないわけです。

しかし徐々に普及し世の中の多くの人に受け入れられると、なくてはならない存在になります。あって当たり前の存在です。

例えばインターネットです。

かつて昭和までの時代は、インターネットはありませんでした。それでも日常生活や仕事はまわり、社会は成り立っていました。しかし今、もはやネットなしでの生活は考えられないですよね。ネットは 「未来の当たり前」 になったのです。


イノベーションが起こる時の共通点と具体例


では、イノベーションはどのように起こるかについて掘り下げてみましょう。

結論を言うと次の3つです。


イノベーションが起こる時の共通点
  • 軽んじられバカにされる
  • 社会の端で生まれる
  • 普及への後押しがある


では順番に見ていきましょう。


[共通点 1] 軽んじられバカにされる



最初に登場した時は多くの人には革新さがわかりません。

わからないだけではなく、今ある常識とは違いすぎて受け入れられません。軽んじられたり嘲笑の対象になり、革新的な時ほどそうなります。


具体例

例えばスマホの例に当てはめると、当時は主流だったフィーチャーフォンに比べてスマホにはボタンがなく使いにくい、画面が指紋で汚れる (タッチパネル操作により) と言った感想が大半でした。

ちなみに以下は実際の当時の人々の反応です。



イノベーションになることが登場当初に軽んじられバカにされるのは、専門家からも起こります。


[共通点 2] 社会の端で生まれる


2つ目の共通点です。イノベーションは辺境の地から生まれます。

というのは、本流では 「今ある常識」 がベースになり、人々はそれを前提にして日常生活や仕事をやっているからです。未来の当たり前は今の当たり前とは大きく違うので、今ある常識の影響が及びにくいところ、つまり辺境で生まれるわけです。


具体例

スマホの例を続けると、Apple です。今でこそ Apple は iPhone というスマホを売っている会社ですが、iPhone の前は Apple とは携帯音楽プレイヤーの iPod 、パソコンの Mac の会社でした。

携帯電話端末の業界では辺境であった Apple というプレイヤーから、イノベーションは起こったのです。


[共通点 3] 普及への後押しがある


イノベーションの理論の1つに 「キャズム理論」 があります。



新しい技術や仕組みが世の中に普及していく時には、最初にイノベーターやアーリーアダプターと呼ばれる人に受け入れられ、その後にマジョリティに広がります。

キャズム理論のキャズムとは日本語では溝を意味します。アーリーアダプターと次のアーリーマジョリティの間には断絶があることを指します。断絶とは、普及や浸透に 「非連続なきっかけ」 が必要という意味です。普及を後押しする何かが起こることです。


具体例

スマホでは 3G 回線の実現が後押しとなりました。ネットワーク品質の向上という社会的な波にうまく乗れたわけです。iPhone の普及もちょうど iPhone 3G が発売された後です。日本では iPhone の人気向上はスマホの普及とイコールです。

このように時には運の要素もありますが、イノベーションが普及するための後押しがあり社会的な波に乗れると、イノベーションという未来の当たり前につながります。


まとめ


今回はイノベーションについてでした。

最後にまとめです。


イノベーションの本質
  • イノベーションとは 「未来の当たり前」 をつくること
  • 未来の当たり前とは、裏を返せば現時点では当たり前ではない。多くの人には革新的であるとは思えず、気づいてすらいない
  • 例えばインターネット。かつて昭和までの時代はネットなしで社会は成立していたが、今はもはやネットなしでの生活は考えられない


イノベーションが起こる時の共通点
  • 軽んじられバカにされる。最初は多くの人には革新さがわからず、今ある常識とは違いすぎて受け入れられない
  • 社会の端で生まれる。今ある常識の影響が及びにくい辺境で生まれる
  • 普及への後押しがある。社会的な波に乗れると未来の当たり前につながる


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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。