2018/08/24

仕事で大切なのは 「悩む」 のではなく 「考える」 。考えるためのポイントは 「問いの立て方」


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仕事で思い悩む状態を、どうやって抜け出すかを考えます。

エントリー内容です。

  •  「悩む」 のでのはなく 「考える」
  • 考えるための問いの立て方 (マーケティング戦略立案を例に)


 「悩む」 のでのはなく 「考える」


仕事をする時に私が大事にしたいことは、自分の状態が 「悩んでいる」 のか 「考えている」 かの、どちらなのかを意識することです。


 「悩む」 と 「考える」 の違い


仕事において悩むと考えるの違いは、以下です。似ているようで違います。

  • 悩む:一見すると考えているようだが、答えが出ない
  • 考える:答えが出ることを前提に考えを組み立てる

仕事では悩む状況は時間を効率的に使えておらず、生産的ではありません。もし取り組んでいる業務で考え始め、10~15分考えても答えが出ずに次に進まないのであれば、悩んでいる状況です。


なぜ、悩んでしまうのか


考えているつもりが、いつの間にか悩んでいる状態になるのは、次の2つが要因です。

  • 情報インプットが足りない。アイデアや答え (アウトプット) を出すための情報が不足している
  • アウトプットのための 「問いの立て方」 が適切ではない、またはそもそも問いが持てていない

この、「インプット不足」 と 「問い」 の2つは連動します。問いが明確ではなく立て方が不十分なために、問いに答えを出すための情報が不足しているという関係です。

悩むのではなく考えるために大切なのは、問いを持つことです。


考えるための問いの立て方
 (マーケティング戦略立案を例に)


では、悩む状態にならないためには、どうやって適切な問いを設定すればよいのでしょうか?

具体的なケースで考えてみます。「マーケティング戦略をつくる」 という状況だとします。

この状態での問いは、「望ましいマーケティング戦略は何か」 です。この問いだけで戦略がつくれればよいですが、考えても戦略立案が進まない場合は悩んでいる状態に陥ります。

そこで、問いを次のように分解します。

  • 関係を深めたい顧客は誰か
  • 顧客が自社商品を選んだ理由は何か
  • 選ぶ時に、他の選択候補は何があったか
  • 自社商品の提供価値は、社内の何によって実現しているか (提供価値の源泉は何か)
  • 提供価値を伝えるために、どんなメッセージを打ち出すか

最初の問い 「望ましいマーケティング戦略は何か」 は、漠然としていました。

問いを分解し具体化をすれば、答えを出すために足りない情報は何かも見えてきます。分解した問いに1つ1つ答えを出し、マーケティング戦略を考えます。

適切な問いの立て方をすることによって、「悩む」 から 「考える」 にできるのです。

なお、上記のマーケティング戦略のための5つの問いについては、別のエントリーで詳しくご紹介しています。よろしければ、ぜひご覧ください。




最後に


問いを立てるとは、いかに頭の中で言語化できるかです。疑問を質問にし、言葉に落とし込めるかです。

今回のエントリーでは、マーケティングの戦略をどう立てるかを例に、問いの立て方をご紹介しました。オーソドックスなやり方は、5W1H (Why, What, Who, When, Where, How) に分解することです。

問いが具体的で、かつ意味のあるものになれば、問いに答えを出すために考えられている状態にできます。また、問いの立て方が適切であれば、足りない情報を取れるのでインプット情報不足も解決します。

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。