2018/08/17

書評: フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。(きたみりゅうじ) 。税金・社会保険や申告から、独立イメージが実感できる本


Free Image on Pixabay


フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。 という本をご紹介します。



エントリー内容です。

  • 本書の内容
  • 読んで実感したこと


本書の内容


以下は、本書の内容紹介からの引用です。

根本的な 「なぜ?」 を解決してくれる、フリーランス必携のロングセラー!

フリーランスのライター兼イラストレーターである著者が税理士から講義をうけて、理解する過程をわかりやすくまとめた1冊です。

自身の体験に基づいて話を聞いているため、「税金・社会保険の基礎知識」 「帳簿」 「青色申告」 「消費税」 「将来の法人化」 などについてフリーランスの人が抱きやすい疑問や誤解を解決してくれます。

この本に書かれていることは、次の通りです。

  • 収入と所得、控除、税金。消費税の扱い
  • 社会保険 (健康保険と年金保険)
  • 帳簿作成と申告 (青色申告)
  • 個人事業主と法人化
  • 税務調査


読んで実感したこと


本書を読んであらためて思ったことです。2つあります。

  • フリーランスとして独立する意味
  • 自分のビジネスモデルをどう構築するか

以下、それぞれについてご説明します。


フリーランスとして独立する意味


企業の勤める会社員であれば、自分の収入と所得の違い、払う税金、社会保険料を日常でほとんど意識しなくても、生活を送ることができてしまいます。

国民の一人としてお金のことを考えずに暮らせる仕組みが、日本では良くも悪くもできています。

この本を読むと、会社に勤める働き方からフリーランスになり独立するとは、どういうことかが実感できます。

  • 日々の支払いにおける経費の意識
  • 申告のための自分自身の収入と経費
  • 資産の棚卸し
  • 将来的に法人化を見据えるなら、何を準備しておくとよいか

本書は、独立し、個人で事業を営むとはどういうことかが、税金や社会保険の視点で学ます。


自分のビジネスモデルをどう構築するか


自分の事業をどのようなビジネスモデルにするのかは、本書の対象とするところではないので、別に考える必要があります。

個人事業主として持続可能なビジネスをどう構築するか、独立して自分の力と稼ぎで、長期にわたり食べていけるかどうか、家族がいれば養っていけるかどうかです。

自分自身のビジネスモデルをつくるための着眼点は、以下の3つです。

  • 価値:個人事業主として自分の顧客へ提供する価値は何か。自分と顧客で win-win が成立するか
  • 価値の収益化:顧客への提供価値を通して、持続的な収益が自分にもたらされるか
  • 価値の源泉:提供価値を生み出す自分の源泉は何か。源泉は希少性があり、真似されにくいか

フリーランスになってすぐは、本当に自分のビジネスモデルが機能するかは、やってみないとわかりません。仮説にすぎないので、行動から PDCA をまわし、精度を上げていきます。


最後に


本書は、書かれている形式が著者と税理士の会話です。会話形式を中心に、ポイントが図や4コマまんがで解説されます。視覚的に頭に入ってきやすく、読みやすい本です。

特に、会社員などの企業に務めていた方が、フリーランスとして独立するにあたって、税金と申告をどうすればよいかの全体像が学べます。

ただし、ものごとを 「知っている」 と 「 (自分で) できる」 は異なります。

実際に自分が個人事業主としてスタートするにあたって申請する時、日々の収入と経費の管理、申告の対応の時には、税理士の方のアドバイスを求めたほうが賢明です。特に独立して最初の申告にあたっては、専門家の力が必要になると思いました。



最新記事 (毎日更新中)

書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

note, Twitter, YouTube, stand.fm, himalaya も更新しています。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。