2019/06/11

戦略思考で、新しいチャレンジを成功させる方法 (良い戦略の条件 4S の応用)




今回は、戦略についてです。

  • 戦略とは何?わかりやすい説明で知りたい
  • 良い戦略の条件とは?
  • 新しいことを戦略的にチャレンジする方法

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事を読んでいただきたいのは、新しいチャレンジを考えている人、一方で挑戦を不安に思っている人です。

記事で書いているのは、どうすればチャレンジの成功確率を少しでも上げられるかの戦略的な方法です。

まず記事の前半では、戦略とは何か、良い戦略かどうかのポイントをご説明します。

記事の後半では、新しく始めるチャレンジを成功させる方法を、戦略思考から解説しています。

ぜひ最後まで読んで、新しい挑戦の参考にしてみてください。


戦略とは何か


いきなりですが、戦略とは何だと思いますか?

戦略という言葉は、ビジネスでは日常的に見聞きしますが、一言で答えるとなると迷ってしまうかもしれません。

戦略とは、目的を達成するために決めた 「やること」 と 「やらないこと」 です。

別の表現をすれば、戦略は目的達成のためのリソース配分の指針です。リソースとは、企業であれば主に6つあり、人・モノ・金・情報・時間・知的財産です。

何か目的があり、目的を達成するために何をやるのか、つまり、何に自分たちのリソースを配分するのかを決めるのが戦略です。


戦略と目的、戦略と戦術


戦略について、もう少し解説を続けます。

戦略の上位には目的が来ます。

そして、戦略の下位には戦術があります。戦術とは、戦略として決めたやることの具体的なアクション内容です。


目的・戦略・戦術の3つの関係
  • 目的:成し遂げたいこと [Why]
  • 戦略:目的を達成するために、やること・やらないこと [What]
  • 戦術:戦略の具体的な実行プラン [How]


3つの順番は、目的 → 戦略 → 戦術です。

目的がなければ、あるいは曖昧であれば戦略は立てられません。戦略が決まっていなければ、戦術をつくることはできません。戦略とは目的があって始めて成立します。


なぜ戦略が必要なのか


では、なぜ戦略が必要なのでしょうか?

戦略が必要な理由は、次の2つです。


戦略が必要な理由
  • 目的を達成するため
  • リソースに限りがあるため


1つめの理由 「目的を達成するため」 は、先ほど書いた通りです。目的を達成するために、リソース配分を最適にすることが戦略です。

2つめの理由 「リソースに限りがあるため」 についてです。

そもそもですが、もし自分たちの戦力が無尽蔵にあればリソース配分は必要ありません。リソースを投入し続ければいいからです。

しかし、現実はリソースには限りがあります。限りあるリソースをどう配分すれば目的を達成するかを考えることが、戦略をつくるということです。


良い戦略の条件


戦略とは、目的を達成のための 「やること」 と 「やらないこと」 でした。

では、良い戦略かどうかを、どうやって見極めればよいでしょうか?

USJ を劇的に変えた、たった1つの考え方 - 成功を引き寄せるマーケティング入門 という本に書かれていたのが、良い戦略の条件である 4S です。





4つの S で、戦略が筋が良いかを判断します。


良い戦略の条件 4S
  • Selective: 全てをやるのではなく 「やること」 と 「やらないこと」 が明確か。リソース配分が絞られているか
  • Sufficient: やることに投入するリソース配分は十分か
  • Sustainable: やることは持続可能なことか。リソース配分をし続けられるか
  • Synchronized: 決めた 「やること」 は、既存の他のこととシナジーがあるか (整合性や一貫性があるか)


新しいチャレンジを戦略的にやる方法


ここからは新しいチャレンジについて解説します。

新しく何かを始めることを 「戦う」 と見なし、新しいチャレンジを戦略的にやる方法をご紹介します。

新しく何かを挑戦するにあたって、次の5つのステップで考えていきます。


戦略的に新しいチャレンジをする方法
  • 目的を明確にする
  • 新しくチャレンジする場所 (戦場) を把握する
  • 自分の特徴を理解する (スキルや知識、どんなリソースを持っているか)
  • チャレンジの場所で、自分のどんな特徴が 「強み」 になるかを見極める
  • 特徴を活かせるようリソースを投入し、新しいことをやっていく


「良い戦略の条件」 で成功確率を高める


良い戦略の条件 4S を応用すれば、新しいチャレンジの成功確率を高めることができます。


良い戦略の条件 4S でのチェック
  • 新しく挑戦することは1つに絞る。また、新しく何かを始めるにあたって、今までやっていた何かを辞める [Selective]
  • チャレンジを1つに絞り、何かを捨てたからこそ、新しいことに十分なリソースを投入する (時間・エネルギー・お金など) [Sufficient]
  • やると決めたことは、例えば1ヶ月は続けてみる。ただし、違うと思えば無理に続けなくてよい [Sustainable]
  • 新しいチャレンジ内容は、今までやってきたことの経験やスキルが活かせるか [Synchronized]


まとめ


今回は、戦略についてでした。戦略とは何か、良い戦略の条件を解説しました。

最後に今回の記事のまとめです。

  • 戦略とは、目的を達成するために決めた 「やること」 と 「やらないこと」 。目的達成のためのリソース配分の指針。
    戦略が必要なのは、リソースに限りがあるから

  • 良い戦略の条件 4S は、
    • Selective: 「やること」 と 「やらないこと」 が明確か
    • Sufficient: 決めた投入リソースは十分か
    • Sustainable: やることは持続可能なことか
    • Synchronized: 既存の他のこととシナジーがあるか

  • 新しく何かを始めることを 「戦う」 と見なし、新しいチャレンジを戦略的にやる方法は、
    • 目的を明確にする
    • 新しくチャレンジする場所 (戦場) を把握する
    • 自分の特徴を理解する (スキルや知識、どんなリソースを持っているか)
    • チャレンジの場所で、自分のどんな特徴が 「強み」 になるかを見極める
    • 特徴を活かせるようリソースを投入し、新しいことをやっていく

  • 良い戦略の条件 4S を応用すれば、新しいチャレンジの成功確率を高めることができる。
    • 新しく挑戦することは1つに絞る。また、新しく何かを始めるにあたって、今までやっていた何かを辞める [Selective]
    • チャレンジを1つに絞り、何かを捨てたからこそ、新しいことに十分なリソースを投入する (時間・エネルギー・お金など) [Sufficient]
    • やると決めたことは、例えば1ヶ月は続けてみる。ただし、違うと思えば無理に続けなくてよい [Sustainable]
    • 新しいチャレンジ内容は、今までやってきたことの経験やスキルが活かせるか [Synchronized]




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書いている人 (多田 翼)

複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略のコンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。note も更新しています。

内容は個人の見解です。