
今回は、ビジネスキャリアについてです。
- 自分の将来を時々不安に思う (特に仕事やキャリア)
- キャリアをどうつくっていけばいい?
- 自己分析からキャリアをつくる方法
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、ビジネスキャリアをつくる方法です。
自己分析から、自分に向いた仕事の見つけ方、キャリアのつくり方をご紹介します。記事の後半では自己分析の例も書いています。
最後まで読んでいただき、仕事やキャリアを考える参考にしてみてください。
社会人こそやったほうがよい2つのこと
いきなりですが、最初に持論からです。
私が思う、ビジネスパーソンや、もっと言えば社会人こそ、ぜひやったほうがよいと思うのは次の2つです。
社会人こそやるべき
- 勉強
- 自己分析
世の中の一般的には、勉強は学生の時のほうがやっていた、自己分析は就活の時にはやった (でもその後はやっていない) という方が多いでしょう。
しかし、私の持論はビジネスキャリアをつくっていくためには、学生の時以上に勉強は続け、自己分析は定期的にやったほうがよいというものです。
ここからは、自己分析について書いていきます。
自己分析が重要な理由
では、なぜ自己分析が重要なのでしょうか?
一言で結論を先に書くと、自己分析によって自分の仕事やキャリアへの具体的なヒントが得られるからです。自分が何をしたいのか、どうを選べばよいかのガイドライン、「自分の軸」 になります。
自己分析をやると、次のことが見えてきます。
自己分析から見えてくること
- 自分の好きなこと、好きになれないこと
- 得意なこと、不得意なこと
- 普段の自分の行動や発言の奥にある気持ち、価値観
自己分析から、過去にやっていたこと、現在やっていることの意味合いを理解することができます。そこから、自分が向かう道はどこがよいのか、どこに行きたいと思えるかが、ぼんやりとでも見えてきます。
この、なんとなくでも自分の進む方向性がつかめているかが大事です。
自己分析には、単に過去や現在の自分を理解するだけではなく、これからの方向感覚を持てることに意味があるのです。
自己分析ツールの例 (ストレングス・ファインダー)
ここからは、自己分析の具体的な例をご紹介しいていきます。
いきなりですが、ストレングスファインダーをご存知でしょうか?
その名の通り、自分の強みを診断してくれる自己分析のサービスです。みなさんの中には、過去にやったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
ストレングスファインダーの特徴は、まだ自分がはっきりとは気づいていない潜在的な強み (今後強みになるであろうポテンシャル) も、結果から見えてくることです。
ストレングスファインダーは、177個の質問に30~40分程度で答えます (有料です) 。診断結果は、34個の強みの項目から、自分が当てはまる順に出ます。診断コースによりますが、支払う金額によって、トップ5だけか、全34項目かを選べます。
ストレングス・ファインダーの結果
ここでは、私のストレングスファインダーの結果を例に、自己分析の仕方を解説します。
最近になってストレングスファインダーをやりました。10年ほど前に一度やっていたので、今回は2回目です。
結果は、強み項目の上位5つは、以下でした。
ストレングスファインダーの上位5つ (2019年5月)
- 1. 戦略性
- 2. 学習欲
- 3. 達成欲
- 4. 未来志向
- 5. 最上志向 (強みを伸ばし最高レベルにしたい)
ちなみに、下位5つは、次の通りです。
ストレングスファインダーの下位5つ (2019年5月)
- 30. 原点志向 (過去について考えるのを好む)
- 31. 適応性 (流れに沿って進むことを好む。今を大切にする)
- 32. 共感性
- 33. 公平性 (あらゆる人を平等に扱う)
- 34. 調和性 (意見の一致を求める。意見の衝突を嫌い、異なる意見でも一致する点を探る)
ストレングスファインダーの上位5つの項目から、自分という人間を表現すると、次のようになります。
理想とする未来を実現するために戦略を立て、
学習を続け、強みを磨き、
1つ1つ目標を達成することが好きな人間。
このように自分のことを言語化できた時、とても腑に落ちた感覚がありました。言葉がしっくりきました。
仕事やキャリアへのヒント
さらに、自分が選んでいきたい仕事やキャリアへのヒントは、例えば次のようなことを思いました。
キャリアへのヒント
- 組織や事業、経営の戦略をつくる仕事
- 戦略を立てるプロセスでは、未来を見据え、学び続ける
- 戦略をつくって終わりではなく、実行し目的達成までの各目標を達成することにもコミットする
こうした仕事は、自分の強みに合っており、また純粋にやりがいを持てます。
ストレングスファインダーの下位5つからも示唆があります。
皆の意見調整に苦慮したり、議論が起こらないような環境や場は苦手だと感じます ( 「調和性」 が低い) 。
また、過去にこだわるよりも、未来に志向が向いているので、問題解決が単に敗戦処理のような役割だけだとやりがいは持ちにくいです。問題解決によって、未来につながることに魅力を感じます。
以上のように、ここではストレングスファインダーを例に取り上げましたが、適切なツールを使っての自己分析は自分の新しい一面を発見でき、仕事やキャリアへのヒントになります。
自己分析の活かし方
ここまで、私のストレングスファインダーを例に、仕事やキャリアに自己分析をどう活かすかをご紹介しました。
ストレングスファインダーに限らず、自己分析を活用するためには、ただ結果を知っているだけでは十分ではありません。ストレングスファインダーで言えば、上位の5つの強み項目を持っているだけでは足りないのです。
診断結果という事実から、どんな意味があるかを考える (解釈) 、そして何よりも解釈を普段の行動につなげることです (応用) 。
つまり、
- 事実
- 解釈
- 応用
この3つのステップをやることが、単に結果を知っているだけではなく、仕事やキャリアに活かす方法です。
まとめ
今回は、ビジネスキャリアについてでした。
社会人こそ、定期的に自己分析をやったほうがいいこと、ストレングスファインダーを例に自己分析とキャリアへの活かし方について解説しました。
最後に今回の記事のまとめです。
- ビジネスキャリアをつくっていくために、ビジネスパーソン (社会人) こそやったほうがよいのは、勉強と自己分析
- 自己分析が重要な理由は、自己分析によって自分の仕事やキャリアへの具体的なヒントが得られるから。自分が何をしたいのか、何を選べばよいかのガイドライン、「自分の軸」 になる
- 自己分析から見えてくることは、
- 自分の好きなこと、好きになれないこと
- 得意なこと、不得意なこと
- 普段の自分の行動や発言の奥にある気持ち、価値観
- 自己分析を活用するためには、ただ結果を知っているだけでは十分ではない。分析結果 (事実) 、どんな意味があるかを考え (解釈) 、そして何よりも解釈を普段の行動につなげる (応用) 。
「事実 - 解釈 - 応用」 の3つのステップをやることが、仕事やキャリアに活かす方法