2019/06/07

成果を出すデータ分析の方法




今回は、データ分析についてです。

  • データ分析に苦手意識がある…
  • 価値のある分析とは?
  • 成果を出すデータ分析の方法

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、ビジネスで価値のあるデータ分析とは何をすることなのか、成果を出すデータ分析の方法です。

普段の仕事でデータを見たり、分析をしている方の参考になればと思います。ぜひ、最後まで読んでみてください。


データ分析でやることの本質


いきなりですが、データ分析とは、何をやることだと思いますか?

データ分析でやることを突き詰めると、次の3つです。


データ分析でやること
  • データからどんな意味合いを抽出するか [解釈]
  • 解釈から何を決めるか [意思決定]
  • 決断に基づきどんな行動をするか [実行]


データというファクトから、解釈を得て意思決定をし、実行することです。これがデータ分析です。

以下、「解釈 - 意思決定 - 実行」 のそれぞれを、もう少しご説明します。


[ステップ 1] 解釈


データ分析で、意味合いを抽出するための解釈では、私が大事だと思うのは次の3つです。


解釈のポイント
  • データ分析の目的に立ち返る
  • 仮説を持つ (ただし仮説と思い込みは紙一重)
  • 想定との違い、違和感を大切にする


ポイント 1: データ分析の目的に立ち返る


自分たちのビジネスの文脈において、データ分析の目的を明確にし、集計や分析中に目的に立ち返ることです。データ分析をやっていると、目的を忘れてしまい目の前の数字に目がいきがちです。

データ分析自体は手段なので、手段の目的化が起こらないよう注意します。


ポイント 2: 仮説を持つ


分析にあたって仮説を持ち、漠然と分析するのではなく、仮説と比較して実際はどうかを分析します。

一方で、仮説にとらわれすぎないことも大事です。仮説と思い込みは紙一重です。仮説にこだわるあまり、解釈が歪んでしまうのは本末転倒です。

仮説を持ち信じるとともに、仮説を疑うという両方の目で分析をします。仮説は反証されてこそ強くなります。


ポイント 3: 想定との違い、違和感を大切にする


分析をしていると、データの傾向に自分の想定との違いが出てくることがあります。この時に、違いをそのままにするのではなく、なぜなのかを深掘りをします。

同じことで、分析中の数字や情報への違和感を大切にします。見つけた時には自分でもなぜ違和感を持ったのかはわからなくても、何かに自分が引っかかったことは気に留めておきましょう。

想定との違いや違和感は、後から重要な発見につながることがあるからです。


[ステップ 2] 意思決定


分析をして解釈を得た後に、その意味合いから自分たちは何をするかを決めます。

自分たちのやること、あるいは何をやらないかです。この意味において、解釈から戦略を決めるということです。

私が何かを決める時に意識しているのは、「強い決断」 をすることです。

強い決断とは、言葉にすると次のようになります。


強い決断
  • 意思決定に自信を持つ
  • 覚悟がある。良い意味で開き直っている
  • 責任を引き受ける


正しい決断をできているかを考えると、意思決定に迷いが生じます。決断が正しいかどうかは、やってみないとわからないからです。

一方、強い決断かどうかは、自分が腹をくくれるか次第です。


[ステップ 3] 実行


データ分析からの解釈と意思決定は、実行のためにあります。つまり、決断とは実行のための手段です。

逆に言えば、行動やネクストアクションを伴わないデータ分析は、ビジネスにおいては意味がありません。

実行で他にいくつか大事なのことは、実行のスピードと、アクションをやりっ放しにしないことです。

実行中や後に振り返り、何がうまくいき、何が機能しなかったのかを把握します。振り返りからの学びを形式知 (言葉や図などで人に説明できる知識) に変え、チームや組織で共有します。

共有し合えば組織知になります。組織知から再現性を高め、得られた知見を次の実行への資産にします。


まとめ


今回は、データ分析について書きました。データ分析でやることの本質は何かを考えました。

最後に今回の記事のまとめです。

  • データ分析でやることの本質は、
    • データからどんな意味合いを抽出するか [解釈]
    • 解釈から何を決めるか [意思決定]
    • 決断に基づきどんな行動をするか [実行]

  • 分析から意味合いを抽出する解釈で大事なのは、
    • データ分析の目的に立ち返る
    • 仮説を持つ (ただし仮説と思い込みは紙一重)
    • 想定との違い、違和感を大切にする

  • 意味合いから自分たちは何をするか・やらないかを決める (戦略) 。
    強い決断をする。正しい決断をできているかを考えると、意思決定に迷いが生じる。一方、強い決断かどうかは、自分が腹をくくれるか次第

  • データ分析からの解釈と意思決定は、実行のためにある。意思決定から、スピード感のある実行をする。
    実行をやりっ放しにしない。振り返りからの学びを形式知 (言葉や図などで人に説明できる知識) に変え、チームや組織で共有し組織知にする。得られた知見を次の実行への資産にする

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書いている人 (多田 翼)

複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略のコンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。note も更新しています。

内容は個人の見解です。