2019/06/15

ベンチャー投資家の判断基準を応用した、ビジネスキャリアをつくる方法




今回は、ビジネスキャリアについてです。

  • 自分のこれからのキャリアが見えない (正直不安…)
  • キャリアを考える時のヒントを知りたい
  • 自分の強みの磨き方

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、自分のビジネスキャリアをつくっていく方法です。

これからのキャリアをどう考えるか、自分の強みをどう磨くかを書いています。ぜひ読んでいただき、ご自身のキャリアを考えるきっかけにしてみてください。


ベンチャー投資の判断基準


最初にご紹介したいのは、ベンチャー投資で、投資家が何を見てベンチャー企業の将来性を判断しているかです。

投資家の判断基準から、ビジネスキャリアへのヒントを紐解きます。

取り上げたいのは、戦略プロフェッショナル - 競争逆転のドラマ という本です。





この本に、投資の判断の決め手が書かれていました。以下は、この本からの引用です。

それぐらいベンチャー投資はむずかしい (そうでなければ、驚異的な投資集団が出現することになる) 。世の中の経営的な職業の中でも、最も総合的な経験と判断力を求められる職業だと思う。

彼らに、新しく投資をする時の判断の決め手は何かと尋ねれば、平均的に返ってくる答えは、だいたい次のようなものである。

 (1) まず第一に、その会社の経営陣。社長は人材として一流か。異なった分野の人々がうまく組み合わさっているか。彼らの過去の実績は。

 (2) やろうとしている事業が成長分野かどうか (市場の伸びがない分野で新企業が成功するのは至難) 。

 (3) その市場の中でユニークさがあるか (競合に勝てるか) 。

 (引用:戦略プロフェッショナル - 競争逆転のドラマ (三枝匡) )

ベンチャー企業に投資をするかの判断基準は、シンプルに書くと次の3つの順です。


ベンチャー投資の判断基準
  • 人 (経営陣が一流か)
  • 市場 (どこで戦うか)
  • 強み (勝てるか)


個人のビジネスキャリアへの応用


ベンチャー投資の判断基準の3つの優先順位は、個人のビジネスキャリアにヒントになります。

個人に応用すると、次のようになります。


個人のビジネスキャリアへの応用
  • 自分の特徴 (例: 専門スキル、経験、仕事への向き合い方、性格、価値観、夢やビジョン)
  • 働く環境 (例: 業界、職種、会社、組織・チーム)
  • 自分の強み


1つめの自分の特徴は、自分という人間を構成しているものです。

専門スキルや知見、自分の性格やマインドセット、さらに奥にある大切にしている価値観、他には夢やビジョンなどです。

2つめの働く環境は、自分にとって働きやすい場所か、環境は成長しているかどうかです。

例えば業界や会社であれば、上がりエスカレーターのように成長しているか、それとも下りエスカレーターなのかです。

3つめの強みは、自分の特徴の何が、今いる働く環境においてユニークな強みになっているかです。

自分のキャリアを考える、つくっていく時に何が強みかはとても大事です。

強みについては、この後さらに詳しく見ていきましょう。


強みの深掘り


いきなりですが、強みとは何でしょうか?

強みとは何かを考えるにあたって、ポイントは次の3つです。


強みを磨くための視点
  • 強みは相対的なもの
  • 提供価値の実現
  • 自分が選ばれる理由


以下、それぞれについて解説します。


[ポイント 1] 強みは相対的なもの


強みとは、何と比べるかによって決まります。もう少し言えば、「誰が」 「どこで」 「何と」 比べるかです。

同じものでも、比べられる条件によって強みになることもあれば、弱みにもなります。

ビジネスキャリアに当てはめれば、先ほどの3つの中の2つ 「自分の特徴」 と 「働く環境」 の違いで、何が強みになるかが変わります。

だからこそ、3つは 「特徴 - 環境 - 強み」 という順番で見ていくのです。


[ポイント 2] 提供価値の実現


強みとは、仕事においては相手への提供価値を実現することです。

ここで言う相手とは、取引先やクライアントの社外の人、上司や同僚などの一緒に働く人です。

自分の強みを発揮して相手にどんな価値を提供するかです。提供するものが相手に価値のあるものであり、かつ、他の人にはできないこと、あるいは自分のほうがより良くできるのであれば、それはユニークな強みです。

ポイントは、相手への本当の価値は何かと本質を理解することです。


[ポイント 3] 自分が選ばれる理由


強みは価値をもたらします。違う見方をみれば、強みとは自分が選ばれる理由です。

相手にとっては、その価値をほしいから自分を選んでくれるわけです。

自分が選ばれるということは、これからも一緒に仕事ができます。やや大げさですが、ビジネスパーソンとして生き残っていくことができ、キャリアが続いていくのです。


まとめ


今回は、ビジネスキャリアについて書きました。ベンチャー投資家の投資の判断基準をヒントに、個人のビジネスキャリアを磨く方法をご紹介しました。

最後に今回の記事のまとめです。

  • ベンチャー投資の判断基準は、
    • 人 (経営陣が一流か。異なった分野の人々がうまく組み合わさっているか。過去の実績)
    • 市場 (どこで戦うか。成長分野で事業をしようとしているか)
    • 強み (その市場でユニークさがあるか。競合に勝てるか)

  • ベンチャー投資の判断基準の3つの優先順位は、個人のビジネスキャリアへの応用できる。
    • 自分の特徴 (例: 専門スキル、経験、仕事への向き合い方、性格、価値観、夢やビジョン)
    • 働く環境 (例: 業界、職種、会社、組織・チーム)
    • 自分の強み

  • 強みを磨くポイントは、次の3つ。
    • 強みは相対的なもの
    • 提供価値の実現
    • 強みとは 「自分が選ばれる理由」





戦略プロフェッショナル - 競争逆転のドラマ (三枝匡)

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書いている人 (多田 翼)

複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略のコンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。note も更新しています。

内容は個人の見解です。