2019/06/17

組織マネジメントの問題解決。問題点を洗い出す4つの視点




今回は、組織マネジメントについてです。

  • 組織のマネジメントで、何をすればいいかわからない…
  • 組織の課題をどう整理すればいい?
  • シンプルなフレームで、組織マネジメントの問題解決をする方法

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、組織のマネジメントの方法です。

具体的には、組織の課題を洗い出すやり方、どうやって問題解決をするかです。

読み手は、組織のマネージャーを想定して書いていますが、問題解決方法に興味のある方にも参考になると思います。

ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事で活かしてみてください。


問題解決でやること (全体像)


いきなりですが、組織の問題解決をするためには、どんな手順でやるとよいでしょうか?

組織マネジメントに限らず、問題解決でやることは、次のステップになります。このフレームは、私自身も普段の仕事でよく使うやり方です。


問題解決でやること (全体像)
  • 現状把握
  • 真の原因の追求 (問題の構造と本質の見極め)
  • 課題設定と解決策
  • 実行
  • 振り返りと検証、学び (知見を蓄積)


今回の記事では、5つのステップのうち、前半の現状把握から課題設定までを詳しく解説していきます。


現状把握と問題点を整理するフレーム (3W1H)


では、組織の現状把握から問題点を整理するために、どうすればよいでしょうか?

私が使うのは、次の4つの視点です。4つとは、Why, What, Who, How です。


現状把握と問題整理のフレーム (3W1H)
  • 組織の存在意義 [Why]
  • 戦略 [What]
  • メンバー [Who]
  • 実行・オペレーション [How]


以下、それぞれについて順に解説します。


[視点 1] 組織の存在意義 (Why マネジメント)


組織の存在意義にあたる Why の視点で、現状把握と課題はないかどうかを見ます。

具体的には、以下です。


組織の存在意義 (Why)
  • 組織のビジョンやミッション
  • 達成したい目的
  • 組織内で大切にする共有された価値観


いずれも、個々人が思ったり持っているだけではなく、言葉に落とし込まれているかどうかです。

また、もし定義されているとしても、飾り物のようなものではなく、メンバーが理解し共感し、体現され、モチベーションになるなど、日々の仕事とつながっているかです。

目的については、達成したい数値目標ではなく、メンバーをやる気にする目的設定をしているかも見ます。


[視点 2] 戦略 (What マネジメント)


次に、組織の存在意義であるミッションや目的に対して、自分たちがやること・やらないことは明確かどうかを把握します。

目的を達成するための戦略を持っているかどうかです。戦略は具体的か、やることの中でも優先順位の理解をメンバーが共通で持っているかです。

また、What には、自分たちの本質的な提供価値は何か、メンバーの認識が揃っているかも見ます。

提供する相手は、社外の顧客や取引先、社内関係者と分けていき、それぞれに自分たちが提供する本質的な価値は何なのかです。

以上が曖昧になっていないか、そもそも持っているかの視点で、組織の現状把握をしていきます。


[視点 3] メンバー (Who)


組織とは、1人ひとりのメンバーの集まりです。

各メンバーのマネジメントが適切にできるかの視点で、組織の現状把握と問題点を見極めます。

具体的には、以下のようなポイントで見ていきます。


メンバーマネジメント
  • マネージャーと各メンバー、メンバー同士のコミュニケーションや意思疎通は適切か
  • 生産性などのパフォーマンスが可視化できているか
  • チームに心理的安全性があるか。失敗を恐れずチャンレンジできる雰囲気か
  • お互いの知見や成功・失敗事例を共有し合い、学びを組織知にできているか
  • メンバーはキャリアパスを描けているか


組織のマネージャーが責任を持つのは、メンバーの1人ひとりの業績結果だけではありません。仕事を通して、各メンバーがどれだけ成長しているかです。

組織のマネジメントの現状把握と問題点整理では、メンバーマネジメントの視点でも見ていきます。


[視点 4] 実行・オペレーション (How)


最後の4つめの視点は、組織での実行力です。

具体的には、以下の観点から問題点はないかを探ります。


実行・オペレーション (組織の実行力)
  • 特定のメンバーに業務が過度に集中していないか
  • オペレーションの管理はできているか (可視化や仕組み化)
  • 業務フローをより欲する姿勢や取り組みはあるか
  • 他のメンバーでもできるよう、業務は型化され再現性はあるか
  • 必ずしも自分たちではやる必要がないものの精査、アウトソースも検討・実施されているか
  • 実行したものはやりっ放しではなく、振り返り知見を共有し、組織で蓄積しているか


問題の本質の見極め


以上の大きくは4つの視点から、組織の現状把握と、何が問題になっているのかを深掘りします。

問題点の設定を、事象として表面的に起こっているものではなく、事象の背後にあるメカニズムも理解し、さらに奥にある根本的な原因は何かを見極めます。

問題解決のポイントは、いかに本質的な問題設定をできるかです。

そのために、4つの視点で現状を把握し、真の原因になっていることを追求します。問題設定が甘いと、その後の課題設定、実行策も適切なものにできません。


まとめ


今回は、組織マネジメントについて書きました。

問題解決のためのフレーム、そして、組織マネジメントの現状把握と問題点を洗い出すための4つの視点 (Why, What, Who, How) を解説しました。

最後に今回の記事のまとめです。

  • 問題解決でやることの全体像は、突き詰めると5つ。
    • 現状把握
    • 真の原因の追求 (問題の構造と本質の見極め)
    • 課題設定と解決策
    • 実行
    • 振り返りと検証、学び (知見を蓄積)

  • 組織マネジメントの現状把握と問題点を整理するフレームは、3W1H 。
    • 組織の存在意義 [Why]
    • 戦略 [What]
    • メンバー [Who]
    • 実行・オペレーション [How]

  • 問題点の設定を、事象として表面的に起こっているものではなく、事象の奥にある根本的な原因は何かを見極める。
    問題解決のポイントは、いかに本質的な問題設定をできるか。問題設定が甘いと、その後の課題設定、実行策も適切なものにできない

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書いている人 (多田 翼)

複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略のコンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。note も更新しています。

内容は個人の見解です。