2020/02/21

戦略と成功仮説に学ぶ、新しい挑戦を成功させる方法 (YouTube 開始を例にご紹介)




今回は、新しい挑戦についてです。

  • 戦略を支える仮説の重要性とは?
  • 「新しい挑戦」 への応用
  • YouTube のチャレンジの裏にある仮説

こんな疑問に答える内容を書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、新しい挑戦をする時に、仮説を持ち明確にしておくことの重要性です。

記事の前半では、戦略と仮説の関係から、新しく挑戦をする時の応用を考えています。後半は、具体的な例で YouTube 配信へのチャレンジに当てはめています。

戦略や挑戦に対して、背後にある仮説を明確にすることは、ビジネス全般に通じます。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。


戦略を支える仮説


戦略は、実行されてこそ価値があります。逆に言えば、実行できない戦略は絵に描いた餅です。

戦略とは、つくられた時点では仮説にすぎません。実行を通して仮説を検証していくわけです。

戦略が正しいかは、戦略の前提になっている要件によります。要件自体も仮説です。ここで大事なのは、戦略を支えているのはどんな仮説なのか、すなわち戦略の前提になっている仮説が何かを明確にすることです。


背後の仮説を明確にする


では、どうすれば仮説を明確にすることができるでしょうか?

戦略を支える仮説は、以下の視点で重要度を明確にします。


仮説の重要度の明確化
  • 重要度 (戦略への影響度)
  • 確からしさ
  • 検証可能


それでは、複数ある仮説の中から、どういう順番で検証をしていけばいいのでしょうか?

検証の優先順位は、以下の2つから決まります。


検証する仮説の優先順位
  • 戦略への影響が大きい重要な仮説 (成立しないと戦略が失敗する可能性が高い仮説)
  • 仮説として正しいかが不確実


ここまで、戦略と仮説についてでした。

この話は、何か新しく挑戦をする時にも当てはまります。では、新しい挑戦にどう応用できるでしょうか?


新しい挑戦と仮説


挑戦の背後にある仮説とは、うまくいくであろう前提です。チャレンジをする時に、何がうまくいけばチャンレンジが成功するかです。

時には暗黙の前提になってしまっているので、何かに挑戦する場合には、どんな仮説を持っているのかを明確にすると良いです。

ここでは、具体的な例で YouTube を始めてみたケースでご説明します。


YouTube 開始の仮説


私はこれまでの情報発信は、テキストが中心でした。ブログや note 、Twitter です。

新しいチャンレンジとして、YouTube を始めました (こちらが YouTube チャンネルです。よければぜひご覧ください) 。

背後にある仮説は何かを考えると、大きくは次の2つです。


YouTube 開始の背後にある仮説
  • 毎日続けられる
  • 役に立つコンテンツをつくれる


それぞれをさらに分解すると、以下のようになります。


[仮説 1] 毎日続けられる
  • 1日の中で30~60分の時間を確保できる
  • コンテンツのネタに困ることはない
  • 「やりたい」 気持ちは維持できる


[仮説 2] 役に立つコンテンツをつくれる
  • 自分の専門スキルやノウハウ、本を読んでの考察は、自分以外の人にも学びや参考になる
  • 文字で読むよりも、音声や映像からのほうが好まれるシーンがある
  • 1つのコンテンツを10分未満にすれば、視聴する負担は少ない


検証可能な仮説設定


これらを、検証可能な仮説に設定します。

例えば1つ目の仮説 「毎日続けられる」 は、1日あたりに使った時間、1日の投稿数です。それぞれ、「60分以内」 と 「1~2本」 です。

2つ目の仮説 「役に立つコンテンツをつくれる」 については、成果仮説として以下で判断します。


成果仮説
  • CTR (インプレッションに対するクリック数)
  • 視聴者数
  • View 数
  • 視聴完了率
  • Like 数
  • チャンネル登録者数
  • 見た人からの感想などのフィードバック (定性情報)


以上から YouTube の配信コンテンツが、見ていただいた方の役に立ったか、意味のある内容だったかを検証します。


まとめ


今回は、戦略と仮説、新しい挑戦と仮説についてでした。

最後に今回の記事のまとめです。


1.
戦略が正しいかは、戦略の前提になっている要件による。大事なのは、戦略を支えているのはどんな仮説なのかを明確にすること。


2.
何かに挑戦する場合には、成功仮説は何かを明確にすると良い。チャレンジをする時に、何がうまくいけばチャレンジは成功するか。


3.
仮説を明確にし、検証の優先度を決める視点
  • 戦略への影響が大きい重要な仮説 (成立しないと戦略が失敗する可能性が高い仮説)
  • 仮説として正しいかが不確実

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。