
今回は、フリーランスでの働き方についてです。
- リーランスでどんな働き方をしている?
- 経営者目線になるとは?
- 具体的に 「経営者」 としてやっていることは?
こんな疑問に答える内容を書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、
- 今のフリーランスでの働き方
- 経営者目線になる方法
- フリーランスで生き残るためにやっていること
記事の内容はフリーランスについてですが、ビジネスパーソンの方に当てはまる内容です。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。
フリーランスでの働き方
私は一昨年の2018年に Google を辞め、フリーランスになりました。
2020年現在でやっている主な仕事は、いくつかの企業と直接契約をしての経営や事業支援です。
会社の規模は様々で、ベンチャー企業や一部上場企業、個人で経営をしている会社もあります。経営や事業の戦略と実行、マーケティング、営業戦略、プロダクト開発などが主な仕事です。
フリーランスになって意識するようになったのは、経営者目線です。
経営者目線とは
ここで言っている経営者目線とは、自分自身に対するものです。
仕事で経営者や事業責任者と向き合う中で、経営的なものの見方を知ることができました。この経験もあり、自分という人間を1つの会社と見立てる経営者目線を持つようになりました。
では、経営者目線になると、具体的に何が変わるでしょうか?
自分を経営するために見ていること
自分自身を経営すると見立てると、次のことを意識して考えるようになりました。
経営者目線で見る
- PL, BS, キャッシュフロー
- リソース配分 (戦略)
- グロースモデル
以下、それぞれについて順番にご説明します。
[経営者目線 1] PL, BS, キャッシュフロー
PL の視点では、自分の仕事からの売上、必要な経費、そして利益です。納税、保険料、年金についても、どれくらいかかっているのかの数字の感覚を持てるようになりました。
BS とは、自分の活動やお金を払って、どんな資産になるかのイメージです。例えば、今やっていることは、知識やスキルなどの 「無形資産」 につながっているかの意識です。
キャッシュフローの観点では、売上と入金のタイミングのズレを把握するようになりました。例えば、当月の売上が実際に入金されるのは、当月中なのか、翌月中旬か、あるいは翌月末なのかです。翌月末の場合は1ヶ月のズレがあります。
[経営者目線 2] リソース配分 (戦略)
自分を1つの会社と見立てると、自分がやっている仕事を 「事業」 と捉えることができます。
事業のポートフォリオをどう持つか、未来への投資としてどんな事業を育てていくかは、経営者目線から考えることです。
ざっくりとですが、自分のリソース配分を次のように、70 : 20 : 10 に分けています。
リソース配分
- 70: コアとなる本業
- 20: 新しい取り組み (売上にはなっていないものも含む)
- 10: バッファー (何かあった時にすぐに対応できるための余白)
ポイントは、100 のうち 30 は、メインの仕事以外に割り当てることです。20 を新しい挑戦的なこと、10 はバッファーでの余裕を持っておきます。
[経営者目線 3] グロースモデル
日々の仕事から、自分のグロースモデルがまわっているかをチェックするようにしています。
自分自身のグロースモデルは、次のように描いています。

自分のグロースモデル
- 具体と抽象化 (思考と言語化) を実践し、価値提供から信頼を蓄積する
- 信頼が新たな仕事になっていく
- 実践と価値提供が新しい思考と言語化につながる
チェックする例としては、実践をして価値を提供できているか、相手からの信頼につながっているか、新しい仕事は信頼をベースに始まっているか、などです。
グロースモデルについては、別の記事で詳しくご紹介しています。よければ、ぜひこちらも読んでみてください。
まとめ
今回は、フリーランスでの働き方についてでした。
最後に今回の記事のまとめです。
1.
フリーランスでの主な仕事は、ベンチャー企業や一部上場企業、個人で経営をしている会社への経営や事業支援。経営や事業の戦略と実行、マーケティング、営業戦略、プロダクト開発など。
2.
自分という人間を1つの会社と見立てる経営者目線を持つようになった。仕事で経営者や事業責任者と向き合う経験から得られた。
3.
自分を経営するために見ていること
- PL, BS, キャッシュフローの把握
- 自分の活動を 70 : 20 : 10 に分けるリソース配分 (戦略) 。本業以外の活動に 30 を振り分ける
- グロースモデルで健全にまわっているかをチェック
