投稿日 2020/02/14

ユダヤの商法 「78 : 22 の法則」 に学ぶ、仕事への 「78 の応用」 「22 の応用」


今回は、「78 : 22 の法則」 を取り上げます。


この記事でわかること


  • ユダヤの商法 「78 : 22 の法則」 とは?
  • 仕事に応用できる78
  • 個人のレベルで仕事への応用

78 : 22 の法則は知っておいて損はありません。

この記事では仕事への応用を考えていますが、広く活用できる法則です。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やプライベートでの参考にしてみてください。


ユダヤの商法 「78 : 22 の法則」


78 : 22 の法則は、書籍 ユダヤの商法 に詳しく書かれています。




78 : 22 の割合は、身近なところに数多くあります。


身近な 78 : 22 の例
  • 人間の体内成分は水分が 78%
  • 健康な人の腸内細菌は善玉菌が 78% 、悪玉菌が 22%
  • 空気中の窒素の割合は 78%
  • 地球の海と陸地の割合は、海が 78% 、陸地は 22%


なお、有名な法則で 80 : 20 のパレートの法則があります。実はパレートの法則の元になっているのが、78 : 22 の法則です。

ユダヤの商法 で書かれていたのは、日本マクドナルドの価格設定に 78 : 22 の法則が使われたことです。

かつてあった390円セットの 「サンキューセット」 です。ハンバーガーとポテト S サイズ、ドリンクで390円でした。ちなみにサンキューセットは、1987年の 「新語・流行語大賞」 を受賞しました。

では、サンキューセットのどこに78:22の法則が使われていたのでしょうか?

390円は、500円を支払うとおつりが110円です。390円と110円というのは、78 : 22 の割合です (両方を2倍にすると、780 : 220) 。

* * *


個人のレベルでの応用


ここからは、個人のレベルで 78 : 22 の法則の応用をご紹介します。

いきなりですが、お仕事での ToDo 管理はどのようにされているでしょうか?

多くのやることの中から、いつどの順番でスケジュールを組むかも大事ですが、それ以上に大事なのは、本当に重要なことの見極めです。

100 のうち重要なことは22だと考えてみるのが、78 : 22 の法則からの応用です。もしタスクが10個あるとしたら、本当に重要なものは1個か2個に絞ります。


78 の応用


もう少し、78 : 22 の法則を仕事で、どう当てはめられるかを掘り下げてみます。

78 に注目する応用として、次の2つをご紹介します。


78 の応用
  • 成果物の完成度
  • 交渉


それぞれについてご説明しますね。


成果物の完成度


普段のお仕事で、企画書や提案書、報告書、プレゼン資料を作成する機会はあるでしょうか?

78 : 22 の法則の応用は、こうした仕事での成果物の完成度を 78 点にします。

100 点や 90 点ではなく、あえて80点未満にするという考え方です。

残りの 22 点分は、「余白」 として残しておきます。未完成にとどめ、伸びしろを持っておくのです。

余白分があることによって、成果物はさらにブラッシュアップする余地があるのと、未完成だからこそ全く別のものになれる可能性を残しておきます (完成度が高すぎると変えにくい) 。


交渉


交渉時の考え方、姿勢にも 78 : 22 の法則は応用できます。

相手との交渉で、どんなにこちらに有利な状況になっても、交渉からの自分の取り分は78までにします。

やろうと思えば、交渉による果実を 90 や 100 に近い全面勝利にできるとしても、あえて80未満にするのです。短期的に完全な勝利で終えるよりも、長い目で見て相手に最低でも 22 の華を持たせるという考え方です。

ここまで、78 の応用についてでした。では、22 の応用はどのようなものがあるでしょうか?


22 の応用


78 : 22 の法則の 22 の応用は、次の2つです。


22 の応用
  • 初期完成度
  • 貢献の見極め


では2つについて見ていきましょう。


初期完成度


仕事に取り掛かっての最初の完成度として、22 点を目指します。スタートダッシュ後の目標を 22% にするのです。

例えば、初期仮説、プレゼンストーリーの完成度は22点までにします。

22 になったと思えば、仮説の切り口、アイデア、ストーリー骨子をまわりにぶつけて反応を見たり、フィードバックを取りに行きます。

まず最初の自分一人のワークを 22 とし、仲間やメンバーとの協働で 78 までに持っていくやり方です。


貢献の見極め


参加しているプロジェクトなどの、自分の貢献度の見極めに 78 : 22 の法則が使えます。

自分の貢献度合いを、最低でも 22 があるかです。

逆に言えば、全体の 22% に満たない仕事は、本当に自分がその案件で価値を出せているかを問います。もし No であれば、他のもっと価値を提供できることに自分のリソースを使う決断をしてもいいでしょう。


まとめ


今回は、ユダヤの商法から 「 78 : 22 の法則」 についてでした。

この法則は、仕事やプライベートでも広く応用できます。今回の記事を参考に、身の回りで何が当てはまるかを考えてみるきっかけになればうれしいです。

最後にまとめです。


ユダヤの 「 78 : 22 の法則」
  • 身近なところに数多くある
  • 例えば、人間の体内の水分は体重の 78% 、空気中の窒素の割合は 78%


個人のレベルで応用
  • やることのうち本当に重要なのは2割
  • 成果物の完成度は 78 点にとどめ、22 の余白を残す
  • 交渉後の取り分はどんなに有利でも 78 までにし、相手に 22 の華を持たせる
  • 初期完成度を 22 にし、まわりとの協働で 78 を目指す
  • 案件への自分の貢献が 22 を下回るようであれば、他のもっと自分が価値を出せるものにリソースを使う




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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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最も力を入れているのはニュースレターです。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。