2020/02/16

人生もキャリアも戦略的にいく 「多長根」 と 「遊び」




今回は、キャリアと戦略についてです。

  • 戦略的なキャリア、人生とは?
  • 意識すると良い 「多長根」 とは?
  • キャリアには 「遊び」 も大事

こんな疑問に答える内容を書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、戦略を意識したキャリアのつくり方です。

さらに言うと、人生をどう戦略的に歩んでいくかを掘り下げています。

戦略的なものの見方や考え方は、ビジネスで汎用的に使え、キャリアを考える時にも役に立ちます。ぜひ記事を読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。


キャリアや人生と 「戦略」


クリステンセンの名著 イノベーション・オブ・ライフ - ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ からは、多くを学びました。





学びの1つは、キャリアや人生において、戦略の考え方が個人のレベルでも当てはまることです。

では、そもそも戦略とは何でしょうか?


戦略とは


一言で表現をすれば、戦略とは目的を達成するためのリソース配分の指針です。

企業に当てはめると、リソースは人・モノ・金・情報です。経営戦略であれば、事業として何をやる・やらないかを決め、有限の資源をどの事業に振り分けていく方針です。

では、戦略の考え方が個人にも当てはまるとは、どういうことでしょうか?


戦略実行の結果がキャリアや人生


戦略は、個人のレベルでも同じです。

毎日の中での活動を 「事業」 と見立て、それぞれの事業に自分の時間、エネルギー、お金を配分するかです。プライベートと仕事、仕事の中でもどの業務に注力するかを決めるのは全て戦略と言えます。

仕事での戦略を決め実行していった結果が、キャリアになります。さらにプライベートも含め、全ての 「事業」 の総体が人生をつくるのです。

では、キャリアや人生を戦略的に捉えるために、どんなことを意識すると良いでしょうか?


多長根


普段の仕事で、私が経営や事業戦略に関わる中で意識していることがあります。

それが 「多長根」 です。3つは、次の通りです。


多長根
  • 多: 多様な視点で考える
  • 長: 長期の時間軸で捉える
  • 根: 本質を見極める


戦略的か短絡的か


多長根のうち、多と長について見てみましょう。

戦略的かどうかは、視点が多く、かつ長い時間で考えていることです。2つが逆である、視点が少なく目の前のことしか見られていない場合は短絡的です。

時間軸と視点で整理をすると、次の図のようになります。





未来への投資


戦略は、長期で考えることが重要です。

リソース配分を決めるにあたって、短期的な成果だけではなく未来への投資をできるかです。

では、キャリアにおける未来への投資とは何でしょうか?

私の答えは、未来への投資とは 「常に新しい挑戦をし続けること」 です。いつも新しいことに取り組み、自分にしかわからないレベルでもいいので変化をし続けるのです。

もちろん、新しいチャレンジは必ずしもうまくいきません。多くの取り組みは失敗に終わります。

それでも、と言うよりもだからこそ、未来に向けて多くの種を蒔いておくことが大事です。これは 「遊び」 です。

遊びという余白があるからこそ、自由に挑戦ができます。

それでは、リソース配分の目安として、新しい取り組みにはどれくらいをやっておくといいのでしょうか?


新しい挑戦へのリソース配分


新しいことへの種まき活動は、リソースが10あるとすれば、1~3を目安にしています

中間の2を基準に、つまり 20% は新しい取り組みに使います。状況によって 30% まで増やしたり、本業 (既存の 「事業」 ) に注力したいと思う時でも 10% は確保します。

ゼロにはせず、常に新しいことをやっている状態を目指すわけです。多長根に立ち返った時に、新しい挑戦はそれだけ大事にしたいことです。


まとめ


今回は、キャリアや人生を戦略という観点から掘り下げました。

いかがだったでしょうか?少しでもご自身のキャリア、プライベートも含めた日々の生活や人生について、立ち止まって考える時の参考になればうれしいです。

最後に今回の記事のまとめです。


1.
戦略とは目的を達成するためのリソース配分の指針。
経営戦略であれば、事業として何をやる・やらないかを決め、有限の資源をどの事業に振り分けていく方針が戦略。


2.
キャリアや人生において、戦略の考え方は個人のレベルでも当てはまる。毎日の中での活動を 「事業」 と見立て、重要な事業に自分の時間、エネルギー、お金を配分する。全ての 「事業」 の総体が人生をつくる。


3.
戦略の策定や実行で意識しているのは 「多長根」 。
  • 多: 多様な視点で考える
  • 長: 長期の時間軸で捉える
  • 根: 本質を見極める


4.
未来への投資とは 「常に新しい挑戦をし続けること」 。新しいチャレンジの多くは失敗に終わる。数多くの種を未来に向けて蒔いておくことが大事。この部分は 「遊び」 。





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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。