投稿日 2021/08/10

問題解決の全体像、「イシューから始める」 の方法と注意点


今回は、問題解決の方法です。


この記事でわかること


  • 問題解決の全体像
  • イシューから始めるための3ステップ
  • 問題解決の注意点 (順番が大事)

ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。


読んでいただきたい方


この記事を読んでいただきたいと思うのは、仕事で問題設定をする役割にあるマネージャー職の方です。

現場を見る中間管理職の方やプロジェクトマネージャーをされている方、または正式にはマネージャーでなくても、与えられた問題を解決するのではなく自分で問題設定からやっている方です。

問題設定の方法の全体像を知りたいと思っている方には参考になればと思います。


問題解決の全体像



はじめに問題解決の全体像を見ていきましょう。


問題解決の全体像
  1. 現状把握
  2. 理想描写
  3. 問題特定
  4. 課題設定
  5. 実行と振り返り


大事なのは、「問題設定」 と 「解決方法」 と分けて考えることです。5つのうちの3つ目までが問題設定です (現状把握, 理想描写, 問題特定) 。解決方法が 「課題設定」 と 「実行」 です。

順番が大切で、問題が磨き込まれているからこそ解決方法に入れます。逆に言えば、問題設定ができていなく曖昧の状態では、解決方法がどんなに良く見えてもそれば絵に描いた餅です。

てはここからは、問題設定について掘り下げていきましょう。


問題設定の3つのステップ


問題設定を分解すると 「現状把握」 「理想描写」 「問題特定」 でした。

それそれでやることは次のようになります。


現状把握
  • 起こっている事象のファクトを集める
  • 大きくは社内状況と外部環境 (顧客, 競合, 市場全体)
  • ここでは 「なぜ問題なのか」 「どう解決するのか」 は深くは入らない (後でやる)


理想描写
  • あるべき姿を描く
  • 一度現状から離れて、自分たちの実現したいことや目指す世界観という理想を考える
  • 本当に実現できるかは後から考える。現状や実現可能性にとらわれずに理想をイメージする


問題特定
  • 理想と現状を比べた時に、現状が理想になれていない阻害要因を追求する
  • 「なぜ」 と掘り下げる前に阻害要因の中でどこがボトルネックなのか、掘り下げる箇所はどこかを特定する
  • 問題箇所を特定してから真因を追求する



順番が大事



問題設定では順番が大事です。

これが問題だと思えると原因を深掘りしたくなりますが、掘り下げる前に本当にここが掘り下げるべき問題なのかを見極めます。井戸掘りのイメージでたとえると、ここに水源があるだろうとまず見極めて (問題箇所の特定) 、狙いを定めて地面を掘っていきます (根本原因の追求) 。

5W1H で言うと、Where という 「どこが問題なのか」 、その後に Why の 「なぜ問題なのか」 です。

問題設定の注意点とも言えますが、「順番が大事」 をまとめると次のようになります。

問題設定の順番
  • 解決方法の前に問題設定を磨く (イシューから始める)
  • イシュー設定の順番は 「現状 → 理想 → 問題特定」


よくやりがちなのは、それぞれで逆になってしまうことです。

起こりがちな順番
  • 問題設定が不十分なのに解決策に走ってしまう
  • 理想と現状が明確でないのに (特にあるべき姿) 、狭い視野で問題箇所を決めてしまう



まとめ


今回は問題解決において、問題設定の方法をご紹介しました。

最後にまとめです。


問題解決の全体像
  1. 現状把握
  2. 理想描写 (現状や実現可能性にとらわれずに理想をイメージする)
  3. 問題特定 (理想と現状を比べ、現状が理想になっていない阻害要因を追求する)
  4. 課題設定
  5. 実行と振り返り


問題設定の順番が大事
  • 解決方法の前に問題設定を磨く (イシューから始める)
  • イシュー設定の順番は 「現状 → 理想 → 問題特定」
  • 起こりがちな順番は、問題設定が不十分なのに解決策に走ってしまう、理想と現状が明確でないのに狭い視野で問題箇所を決めてしまう



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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。