2020/09/10

マーケティングに OODA ループを取り入れる方法




今回はマーケティングです。


この記事でわかること


  • OODA ループとは
  • マーケティングと OODA ループ
  • 取り入れる時のポイント (状況判断, 二種類の意思決定)


この記事では、マーケティングと OODA ループを取り上げます。

マーケティングの戦略を立て、実行するプロセスにおいて OODA ループをどのように活用するかをご紹介します。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。


OODA ループ


皆さんは、OODA ループをご存知でしょうか?

OODA ループは、意思決定の意思決定と実行のプロセスです。OODA は4つの頭文字です。




引用: データのじかん


OODA ループ
  • Observe (観察) : 情報を収集する
  • Orient (状況判断) : 収集した情報を解釈し、何を意味するのかを考える
  • Decide (意思決定) : 状況判断から決断をする
  • Act (行動) : 行動に移す


マーケティングと OODA ループ


では、マーケティングのプロセスに OODA ループを当てはめてみましょう。


1. Observe 観察


マーケティング戦略をつくる時に最初にやる重要なことは、現状把握です。

外部環境を詳細に把握し、顧客と競合についてもファクトを観察をします。現状把握はマーケティング戦略と活動の前提です。


2. Orient 解釈


観察によって得られた事実から、自分たちのビジネスの文脈で解釈を入れます。

顧客定義をし、市場や顧客課題を掘り下げます。その次に顧客が求めるニーズ、潜在的な不や欲求、顧客インサイトは何かを見極めます。

以上の解釈から自分たちはどんな解決策をつくっていくか、ソリューションによる提供価値は何かを見出していきます。

解釈のフェーズでは、マーケティング戦略の大きな方向性を決めます。この段階では方針は複数あっても構いません。


3. Decide 意思決定


マーケティング戦略を決めます。目的に対してやること・やらないことを明確にし、限りあるリソース配分の指針を立てます。

マーケティング戦略から実行プランに落とします。

何を・誰が・いつまでにやるのか。そして実行プランは、項目を横並びで並列で並べるのではなく、時間的な展開からストーリーを描きます。プランの構造化と可視化です。


4. Act 行動


立てたプランを実行に移します。

ここで注意が必要なのは、実行プランを現場に投げっぱなしにしないことです。組織でまわる体制を作り、実践されている現場に足を運ぶなどフォローを徹底し、やり抜きます。

行動フェーズでやるのは戦略実行後の検証も含みます。PDCA の C と A に当たります。


OODA ループのポイント


ここまでマーケティング戦略の実行プロセスを、OODA ループに当てはめて見てきました。

OODA ループのポイントは、状況判断 (Orient) と意思決定 (Decide) にあります。事実の解釈から大きな方向性の判断と、実行のための意思決定です。

重要なのは、意思決定をする前に一度大きな方向性を判断しておくことです。

意思決定にもポイントがあります。意思決定のタイミングです。二種類あり、後戻りが可能なものは早く決めて実行に移します。しかし、一度決めて実行すれば後戻りができないものは、慎重に決断をします。

これから意思決定をしようとしていることが、後戻りができるのかどうかの見極めをまずやり、二種類のどちらかによって意思決定のタイミングを変えます。

後戻りができるものは、早く決めて実行に移します。


まとめ


今回は、マーケティングと OODA ループをを取り上げました。

いかがだったでしょうか?

最後に今回の記事のまとめです。


OODA ループ
  • Observe (観察) : 情報を収集する
  • Orient (状況判断) : 収集した情報を解釈し、何を意味するのかを考える
  • Decide (意思決定) : 状況判断から決断をする
  • Act (行動) : 行動に移す


マーケティングと OODA ループ
  • 観察: 外部環境を詳細に把握し、顧客と競合についてもファクトを観察
  • 状況判断: 市場や顧客課題、解決策、提供価値の方向性
  • 意思決定: マーケティング戦略と実行プランを決める
  • 行動: プランを実行、フォローの徹底、戦略実行後の検証


OODA ループのポイント
状況判断 (Orient) と意思決定 (Decide) 。意思決定は、決定と実行で後戻りができるのかの見極め。後戻りができるものは早く決めて実行する。

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。


1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。