今回は、問題設定の方法についてです。
この記事でわかること
- 問題への 「2種類の Why 」 とは?
- 根拠と原因の違い
- 順番が大事
この記事では、問題設定の方法を解像度を高めることによって掘り下げています。
具体的には、問題設定への2種類の Why を解説します。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。
問題設定の Why
問題解決で大事なのは、そもそもの問題は何かの定義です。問題を解く前に、本当に解くべき問題なのかどうかを見極めます。
問題設定の Why には2種類があります。
問題設定への2種類の Why
- なぜそれが問題と言えるのか [根拠型]
- なぜその問題が起こったのか [原因型]
2つは似ているようで違います。意味合いをしっかり区別することが大事です。
では、それぞれについてもう少し詳しく見ていきましょう。
[Why 1] 根拠型
本当に解決すべき問題なのか、問題として扱うべきかを問う Why です。
Why によって、起こっている事象が問題であると言える根拠を明確にします。
問題設定の順番で最初にやる重要なことが、問題箇所の特定です。問題のセグメンテーションを作るために切り口で分解をして、掘り下げるべき場所を見極めます。
[Why 2] 原因型
次に、なぜその問題が起こったのかの原因を深掘りします。
問題箇所を見出した後に問題の原因を追求する Why です。本質的な原因を突き止めます。例えば 「なぜ」 を五回繰り返すやり方があります。
結果や事象から掘り下げ、問題構造を可視化します。深掘りをしていき根っこにある原因を見極めます。
注意点は順番
ここまで問題設定の2種類の Why を見てきました。
重要なのは、根拠型と原因型の順番です。先に根拠を明確にして、その後で真因を見極めます。
もし問題箇所を特定せずに手当たり次第に原因を追求すると、時間がいくらあっても足りません。井戸掘りに例えると、まずはどこに水源があるかを見極めます。その後に確度の高い場所を掘っていきます。
順番は掘り下げる場所を明確にして、深掘りをしていくのです。
まとめ
今回は、問題設定の方法をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
最後に今回の記事のまとめです。
問題設定
問題解決で大事なのは、そもそもの問題は何かの定義。問題を解く前に、本当に解くべき問題なのかどうかを見極める。
問題設定への2種類の Why
- なぜそれが問題と言えるのか [根拠型]
- なぜその問題が起こったのか [原因型]
根拠型と原因型の順番
先に根拠を明確にして、その後で真因を見極める。問題箇所を特定せずに手当たり次第に原因を追求すると、時間がいくらあっても足りない。掘り下げる場所を明確にして、深掘りをしていく。