今回は、外部環境の変化に取り残されないためにどうすればいいかです。
この記事でわかること
- 事業の衰退は市場との乖離から
- 競争に生き残るために必要な 3C と変化
- 空 - 雨 - 傘
今回は変化の必要性についてです。
どんな事業にも共通する衰退の法則から、そうならないためにどうすればいいかを掘り下げます。企業や組織から、個人のレベルにも当てはまる内容です。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、何かお仕事での参考になれば嬉しいです。
事業の衰退要因
皆さんは、事業が不振になるのはどんな時だと思うでしょうか?
事業が衰退するのは、市場との乖離が起こった結果としてです。
「顧客不在の内向き姿勢」 が、自らの首を絞めることになります。
では市場 (顧客) との乖離を起こさず、競争環境から取り残されずに組織や企業が生き残っていくためには、どうすればいいのでしょうか?
生き残るために必要な 3C と変化
事業の衰退は、市場 (顧客) との乖離からでした。
競争環境に取り残されないためにやることは、大きくは3つです。現状把握、判断、そして行動です。
現状把握では、外部環境と内部環境を理解します。3C というフレームで、顧客 (Customer) 、競合 (Competitor) 、そして自社 (Company) です。
現状を解像度高く把握し、自分たちの事業の文脈においてどんな意味があるかを解釈します。得られた解釈に基づき、これからの外部環境と内部環境の方向性を見極めます。
ここまでは必要条件です。十分条件に当たるのが自己変革です。外部環境の変化から目を背けたり、盲目的に現状維持を続けるのではなく、将来の方向性に沿って行動によって自ら変化します。
行動と変化を続ける重要性は、組織や企業から個人のレベルでも当てはまります。
空 - 雨 - 傘
ここまで見てきた、現状把握・判断・行動のプロセスは 「空 - 雨 - 傘」 のフレームに共通します。
引用: キャリ ch
三つはメタファーです。
空は事実の把握です。雨が降りそうだ解釈をして、傘を持って外出するという結論を出し行動に移します。
二つのポイント
空雨傘にはポイントがあります。
「空 - 雨 - 傘」 のポイント
- 事実と意見を分ける
- 4つの 「みる」 を使い分ける
では、それぞれについて見ていきましょう。
[ポイント 1] 事実と意見を分ける
一つ目のポイントは、事実・解釈・結論を意識して分けます。特に最初の事実と意見を区別することが大事です。
事実と意見を分ける
- 自分の頭の中で考える時に、どこまでが事実でどこからが解釈なのか
- 話す内容で事実と意見を分ける
- 相手の話を聞くときも二つを分けて捉える
[ポイント 2] 4つの 「みる」 を使い分ける
事実から解釈をし行動につなげるために、四つの 「みる」 を使い分けるといいです。
四つとは、見る、視る、観る、診るです。
一つ目の 「見る」 はフラットに事実を素直な目で見ます。
二つ目の 「視る」 とは、事実に対してどのような視点から見るかを決めます。その着眼点に沿って深く観察をするのが三つ目の 「観る」 です。
事実と解釈から最終的な結論を出して行動に移していきます。この時に 「診る」 によって判断をします。
まとめ
今回は、外部環境の変化に取り残されないために、どうすればいいかを掘り下げました。
いかがだったでしょうか?
最後に今回の記事のまとめです。
事業の衰退要因
事業が衰退するのは市場との乖離が起こった結果。「顧客不在の内向き姿勢」 が、自らの首を絞める。
空 - 雨 - 傘
生き残るために必要なのは現状把握、判断、行動。「空 - 雨 - 傘」 のフレームと共通する。空は事実の把握、雨が降りそうだと解釈をし、傘を持って外出ける結論を出し行動に移す。
「空 - 雨 - 傘」 のポイント
- 事実と意見を分けて考える・捉える
- 4つの 「みる」 を使い分ける (見る, 視る, 観る, 診る)