話題の接客アプリ 「スタッフスタート」 は、なぜこれほど人気を呼んでいるのでしょうか?
この記事では、その独自の仕組みや魅力を掘り下げ、学べることとして人が自らやりたくなる仕組みのつくり方を解説します。そのノウハウをビジネスに活かして、仕事をより楽しく、効果的に進められるように一緒にトライしてみませんか?
✓ わかること
- 接客アプリ 「スタッフスタート」
- 販売員には欠かせないツールに
- モチベーションが上がる機能
- 人が自らやりたくなる仕組みのつくり方
よかったら最後までぜひ読んでみてください。
接客アプリ 「スタッフスタート」
コーディネート一覧画像 (出典: PR TIMES)
販売員には欠かせないツールに
接客アプリの 「スタッフスタート」 が、アパレルの販売員の方に欠かせないツールになっているとのことです。
オンライン接客支援のバニッシュ・スタンダード (東京・渋谷) の接客アプリがアパレルなどの販売員に欠かせない業務インフラになりつつある。
電子商取引 (EC) サイトや SNS (交流サイト) に着こなし写真を投稿できるもので、導入ブランドは2千を超え利用者も20万人に迫る。オンライン接客も手掛ける 「令和の店員」 が相次ぎ誕生している。
バニッシュ・スタンダードの 「スタッフスタート」 は、小売店の販売員が専用アプリから自身の着こなし写真やコメントなどを複数の EC サイトや SNS に一斉に投稿できるサービスだ。写真に商品情報をひもづけて買い物画面に誘導する。
(中略)
販売員の投稿写真は有名人やモデルとは異なる親近感を消費者が抱きやすい。「社員インフルエンサー」 として全国にファンを増やすカリスマ的な販売員が相次いで誕生している。オンラインがきっかけとなり実店舗に来訪する顧客も多い。
接客の成果をフィードバック
接客アプリのスタッフスタートで注目したいのは、販売員に成果や実績を見せているところです。
自分の接客がどれぐらいお客さんの購入につながったのかがアプリでわかるようになっています。
どの投稿がどれくらいの購買につながったかがわかる機能を備えており、販売員本人にも実績が通知される。バニッシュ・スタンダードの小野里寧晃最高経営責任者 (CEO) は 「成果が見えないと業務負担が増すばかりで疲弊してしまい、仕事の満足度が高まらない」 と狙いを明かす。
(中略)
EC の売上実績を人事評価につなげる企業も増え、販売員の意欲が高まる好循環が生まれた。スタッフスタートを介した EC 総売上高は22年8月までの1年間に1529億円と19年同期の5倍超に伸びた。「販売員の地位向上と賃上げ」 という小野里 CEO のビジョンが形になりつつある。
アプリからの自分の投稿でお客さんに喜んでもらえ、創意工夫が結果につながればまた次もやってみたいという好循環が回っています。
実績が可視化されることで、販売員のモチベーションが高まっているという社内への良い影響もスタッフスタートはもたらしているのです。
学べること
では接客アプリ 「スタッフスタート」 から学べることを掘り下げていきましょう。人が自らやりたくなる仕組みをどうやってつくるかに学びが得られます。
実験と学習のサイクル
スタッフスタートでは、試しにやってみてうまくいったかが数字やお客さんの反応からわかります。
実験をしてフィードバックから学習するという PDCA サイクルが回っています。
- アイデアを思いつく
- やってみる
- 結果が返ってくる
- 学びを得る
というプロセスを繰り返すことで、どのお客さんと自分は相性がいいのか、人気の服や着回し、自分の得意な接客方法など自分なりの勝ち筋が見えてきます。
自らやりたくなる仕組みのつくり方
スタッフスタートが良いのは 「やってみよう」 と思える仕組みになっていることです。
人から強制的にやらされているのではなく、主体的に取り組むゲームのような楽しさが見て取れます。
✓ ゲームのサイクル
- 興味を持つ
- やってみる
- 達成する
- フィードバックが返ってくる
- 次にまたやりたくなる
興味を持ったこと・やってみたいと思ったことから 「行動へのハードル」 をどれだけ下げられるかです。一度まわり始めればあとは自然と回転するように、人が自らやりたくなる仕組みをつくるためのポイントです。
まとめ
今回は接客アプリのスタッフスタートを取り上げ、学べることを見てきました。
最後に学びのポイントをまとめておきます。
✓ 人が自らやりたくなる仕組み
- 強制ではなくゲームのようなサイクルをつくる
- 興味を持つ → やってみる → 達成する → フィードバックが返ってくる → 次にまたやりたくなるという流れ
- 興味を持ったこと・やってみたいと思ったことから、いかに行動へのハードルを下げられるかがポイント
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