#マーケティング #心構え #生き方
今回は、つらい状況や試練だと感じる時に、どうすればいいかです。
もし今、仕事など苦しい状況にある方には、少しでも参考になればと思い書きました。
試練の時にこそ 「自分のあり方」 を問う
うまくいかない日々が続くとき、私はどうしても目の前の問題を解決するための方法ばかりを探してしまいます。
厳しい状況で見失いがちなもの
もっと効率的な仕事のやり方はないか。別のアプローチを試すべきではないか。このままがんばるしかないか。誰かに相談したほうがいいのか――。
具体的なやり方を見直すことは、確かに大事です。でも、焦って表面的な対処ばかりに目を向けていると、本当にやるべきものを見過ごしてしまうかもしれません。
手法やテクニックを変えても、根本的な部分が変わっていなければ、いずれ同じような壁にぶつかるでしょう。むしろ、やり方を次々と変えることで、かえって混乱を招いてしまうこともあります。次から次へと新しい方法を試しては、うまくいかずに疲弊していく。そんな悪循環に陥るのです。
試練の時にこそ立ち止まって問いかけたいのは、自分の 「あり方」 そのものです。
やり方を変える前に 「あり方」 を見つめる
自分の状況が厳しい時や試練だと感じる時、まず見直したいのは具体的な方法論ではなく、自分の心構えです。
これは決して、具体的な行動が不要だということではありません。ただ、その前提として、自分のあり方が整っているかどうかが重要だということです。
土台がしっかりしていないところに、どんなに立派な建物を建てようとしても、すぐに崩れてしまいます。
では、自分のあり方を見つめ直すとは、具体的にどういうことなのでしょうか?
視点・視野・視座を問い直す
自分が試練の中にいると、知らず知らずのうちに視界が狭くなっていきます。
ものの見方や考え方の視点が少なくなり、物事を一面的にしか捉えられていない状態になります。
そこで、失敗を 「終わり」 としか見るだけではなく、「学びの機会」 としても捉えます。このように 「視点」 を変えてみて、ひとつでも増やすことは有効です。
また、視野も広く捉えてみるといいです。
短期的な時間軸のみで、目の前のことばかりに囚われて視野が狭くなっていないかと自分に問います。今日明日のことだけではなく、1 年後、3 年後、10 年後の自分から見たら、今の状況はどう映るだろうか。もっと広く状況を俯瞰できないかと視野を広げます。
もうひとつ、「視座」 にも意識を向けるといいです。
自分が見ている立ち位置が低いものばかりであれば、もっと高い位置や立場から今の状況を眺めてみたらどう見えるだろうかと考えてみます。自分の立場からだけでなく、他者の立場、第三者の立場から見るというのも視座が変わるきっかけにできます
自分の置かれた状況が厳しいほど、視点・視野・視座への意識を変えてみるといいです。
視点が多く、視野が広く、視座を高めることができれば、きっと違う景色が見えるはずです。見えなかった選択肢や可能性が浮かび上がってきます。
試練の時に大切にしたい 5 つの心構え
ここからは、試練だと感じる時にこそ持っていたい心構えを 5 つご紹介します。
5 つは私自身が苦しい時に立ち返る、心の拠り所のようなものです。
自分の人生は自分のものである
1 つ目の心構えは、「自分のことは自分で選べると思うこと」 です。
できることとできないことがあり、変えられることと変えられないことがあっても、自分の解釈や意味づけは、いつでも自分で選べるのです。
どんな状況にあっても、あなたには選ぶ権利があります。自分の時間を充実させられるかどうかは、最終的には自分次第なのです。
たとえ人からの指示でやっていることであっても、自分で何かしらの意味合いを見出せれば、それは自分の時間です。
そうしたひとつひとつの 「今」 という時間を積み重ねていき、自分の人生をつくっていくという考え方を持つことで、試練の中にあっても自分の人生の主導権を手放さずにいられます。
人生の舵取りは、最終的には自分にしかできません。自分で選び、自分で意味を見出していく姿勢が、困難を乗り越える力になります。
他人になろうとしない
自分の人生を生きるためには、「必要以上に他人になろうとしないこと」 が大切です。
ここで言う他人とは、憧れの人、皆から一目置かれているすごい人です。こうした人たちに憧れるのは自然なことですし、良い刺激にもなります。学ぶことも多いでしょう。
しかし、つらい時に他人への憧れが過剰になると、自分を苦しめる要因になってしまいます。
私の場合、競争心が出過ぎるとついつい勝負をしたくなります。負けたくない気持ちが良い方向にいくこともありますが、他人になろうとする気持ちが強くなりすぎると、自分らしさを見失ってしまったこともありました。
あの人のようになりたい。あの人以上に評価されたい。そんな気持ちが強くなると、いつの間にか自分の軸がブレてしまいます。他人の成功を自分の基準にしてしまい、自分の進むべき道が見えなくなってしまうのです。
今、自分が試練の時にある状況にあるとすると、実は自分のあり方を見直す絶好の機会かもしれません。自分は他人になろうとしていないか。他人の物差しで自分を測っていないか。こう問いかけることによって、本来の自分の道が見えてきます。
他人は他人、自分は自分です。これは決して諦めの言葉ではなく、自分らしく生きるための大切な境界線です。他人を尊重しつつ、自分の道を歩むことが、自己の確立につながります。
他人からどう見られているかは気にしない
他人からの評価を気にしすぎるあまり、自分のありのままでいられない状況が続くと、本来の自分ではいられません。
人の目を気にして、本当はやりたくないことをやったり、言いたいことを飲み込んだりする状態が続けば続くほど、自分との距離が開いていきます。気がつけば、自分が何をしたいのか、何を大切にしたいのかさえ、わからなくなってしまうのです。
困難な状況に陥っている時は、自分を見つめ直す機会でもあります。他人からどう見られているかよりも、重要なのは 「自分自身が自分のことをどう感じているか、どう見ているか」 です。
自分で自分のことを認められているか。自分の選択に納得できているか。自分の心に正直でいられているか。
他人の評価は移ろいやすく、時に理不尽です。同じ行動をしても、状況や相手によって評価は変わります。外側からの評価に振り回されるのではなく、内側からの声に耳を傾けることが、試練を乗り越えるための方向性を示してくれるはずです。
もちろん、社会の中で生きている以上、他者からの評価を完全に無視することはできません。ですが、それに振り回されすぎないことです。
他者の評価を参考にしつつも、最終的に判断するのは自分自身であるという 「あなたの軸」 を持つことが大切です。
過去の栄光やプライドは捨てる
過去の栄光や成功、成功体験から持っているプライドが、時には足かせになることがあります。
以前はうまくいった、あの時は評価された。そんな過去の自分にとらわれすぎると、試練が立ちはだかり苦しい今の自分が受け入れられなくなってしまいます。
プライドが邪魔をし、自分のありたい姿に変に固執してしまう。変化を恐れ、新しいことに挑戦できなくなってしまう。こんなはずじゃなかったという気持ちが、前に進むことを妨げるのです。
困難な状況を乗り越えるためには 「過去の栄光やプライドを一度捨てられるか」 です。
プライドの奥にある素の自分を見つめ直すことができれば、自分のあり方に向き合えます。完璧な自分、輝いていた自分を手放して、今のありのままの自分を受け入れる。勇気がいることですが、そこからしか本当の再生は始まりません。
過去の自分にしがみついていては、新しい自分には出会えないでしょう。試練の時こそ、プライドを手放し、ゼロから自分を見つめ直すチャンスです。
プライドを捨てるということは、自分を卑下することでも、自信を失うことでもありません。むしろ、本当の自分を取り戻すための通過点です。見栄や外面を手放し、本質的な自分の価値に気づくための、必要なプロセスなのです。
自分のことを最も信じることができるのは自分自身である
厳しい状況や諦めたくなる心境であっても、最後まで自分のことを信じられるかどうかが分かれ道になります。
私が自分自身に言い聞かせたいと思うのは、「自分のことを最も信じることができるのは自分自身である」 ということです。
自分がやったことや、過去の判断を間違っていたと否定したくなる気持ちが生まれた時、自分とどう向き合うか。自分のミスや間違った判断は客観的に見つめ、悪いところは反省はするものの、自分の全てを否定する必要はありません。
失敗は失敗として認める。でも、失敗した自分も、うまくいかない自分も、弱い自分も、全部が自分です。
その全てを受け入れ、自分を信じて前を向いて次にまた挑戦しようと思えるか。たとえ周りの人が信じてくれなくても、味方してくれなくても、自分だけは自分を信じる。これは傲慢ではなく、生きていくために必要な自己への信頼です。
自分を信じるとは、自分の可能性を信じることであり、自分の回復力を信じることでもあります。
試練の最中にいる時こそ、自分自身の信頼が試されます。自分で自分を見捨てなければ、どんな困難も乗り越えていけるはずです。逆に、自分で自分を見捨ててしまったら、誰も救うことはできません。
最後の最後まで、自分を信じ続けられるか。試練を乗り越えるために大切したい心構えです。
まとめ
今回は、試練だと感じる時にどのような心構えで乗り越えるかを書きました。
大切にしたいと思っているのは、すぐに何かの 「やり方」 を変えようとするのではなく、「自分のあり方」 から問いかけることです。
- 自分の人生 (時間) は自分のものである
- 他人になろうとしない
- 他人からどう見られているかは気にしない
- 過去の栄光やプライドは捨てる
- 自分のことを最も信じることができるのは自分自身である
困難な状況は、時に自分を見つめ直す貴重な機会でもあります。順調な時には気づかなかった自分の本質的な部分に、気づかせてくれることがあるからです。
今の目の前にある試練が、自分自身を見つめ直し、より強く、よりしなやかに成長するための機会となりますように。