出典: 映画.com
映画の大長編ドラえもんを観てきました。今年2023年の最新作は 「のび太と空の理想郷 (ユートピア) 」 です。
ドラえもんの映画を映画館で観るのは小学生の時以来でした。なんと今年でシリーズ42作品目です。
今回の記事は大長編ドラえもんの映画について、シリーズの共通点や大人になって感じる社会的メッセージを考えてみます。さらに、映画から学べるマーケティングの要素も解説しています。
子どもも大人も楽しめるドラえもん映画の魅力に触れてみませんか?
ドラえもんの大長編シリーズの共通点
ドラえもんの映画は子どもの頃に何本か見ました。
あらためて大人になって観ると、大長編シリーズはそれぞれ異なるストーリーや冒険を描いていますが、共通するストーリーパターンがあることに気づきます。
✓ ドラえもんの大長編シリーズの共通点
- タイムトラベルや異世界への冒険
- 友情と協力がテーマ
- 社会的メッセージ
それぞれを補足すると、
✓ タイムトラベルや異世界への冒険
- ドラえもんの映画ではタイムマシンを使用して過去や未来へ行ったり、魔法やおとぎ話・おもちゃの世界などへ冒険に出かけるストーリー
- のび太たちが新たな世界で出会いや遭遇する困難を通して成長していく姿が描かれる
✓ 友情と協力がテーマ
- のび太たちが様々な困難に直面すると、ドラえもんのアイテムや自分たちの知恵を使ってみんなで問題に立ち向かう
- のび太たちはお互いに支え合いながら試練を乗り越えていき、友情や協力の大切さが描かれる
✓ 社会的メッセージ
- ドラえもんの映画には、環境保護、歴史の尊重、科学技術の利用、人間性を扱うような社会的・道徳的なメッセージが込められている
- テーマが物語の中で効果的に入っていることで、子どもも大人にも考えさせるきっかけを提供する
今回の最新作 「のび太と空の理想郷 (ユートピア) 」 に当てはめると、
- 過去・現在・未来の世界で空中に浮かぶ 「人間の理想郷 (ユートピア) 」 が舞台
- 人とロボットの友情物語
- 自分らしさとは何か、人間とは、人間にとっての理想の世界とは何か、理想郷は人を幸福にするのかというメッセージ
マーケティングに学べること
では、映画ドラえもん 「のび太と空の理想郷 (ユートピア) 」 からマーケティング視点で学べることを考えてみましょう。
✓ マーケティングに学べること
- ターゲット市場の設定
- メッセージの明確化
- ブランドの継続性と一貫性
順番に解説しますね。
ターゲット市場の設定
ドラえもんは子どもから大人まで幅広い年齢層に親しまれています。
映画は子どもにも分かりやすく楽しめるストーリー展開でありながら、大人も考えさせられる社会的メッセージが含まれています。これにより、ターゲット市場を幅広くカバーしました。
メッセージの明確化
映画が見る人に感動を与えることで、ファンとの強いつながりが生まれます。継続的な親近感や愛着の醸成、口コミ効果を生み出し、映画や関連商品の売上向上につながるでしょう。
また、ドラえもんの映画には社会的メッセージが入っていることもビジネスに示唆が得られます。
環境保護や人間性などの社会的・道徳的なメッセージが込められたコンテンツは、受け手に考えさせるきっかけを提供し印象に残りやすくなります。商品の評判向上や、話題性を高める効果があります。
ブランドの継続性と一貫性
ドラえもんの大長編シリーズは今回で42作品目になり、毎年新作が公開されています。一貫したストーリーパターンやキャラクターが続けられており、ファンの期待に応え続けています。
継続性と一貫したストーリーや世界観の提示にはブランディングに示唆があります。
最後に
映画が終わり、エンドロールで流れた主題歌の NiziU 「Paradise」 がよかったです。
ちなみに映画館で自分の隣に座っていた小学生の男の子は、「映画で初めて泣いた」 とエンドロール後に言っていました。わかる。
大長編ドラえもんの漫画単行本を全24巻を買って読み直してます。