2017/04/27

「建築家でもあり大工でもあれ」 。大切にしたいマーケティングリサーチャーの心得


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マーケティングリサーチの論理と技法 (第4版) という本には、マーケティングリサーチ全般について、マーケティングとの位置づけ、リサーチのプロセス、様々な手法、リサーチの応用事例まで、理論と実践が詳しく書かれています。



この本には、著者が考える 「リサーチャーにとっての心得」 が書かれています。心得は13個あり、以下にご紹介します。

2017/04/24

頭で思い浮かんだことを文章にする技術を Facebook が開発中 (2017年4月現在) 。マーケティングリサーチへの応用に期待


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フェイスブックが毎年開催している開発者向け会議 「F8」 で、頭で考えたことを直接文章にする技術を開発していることを発表しました (2017年4月19日) 。以下はフェイスブックの発表詳細です。

F8 2017: AI, Building 8 and More Technology Updates From Day Two | Facebook Newsroom

■ Facebook が、考えるだけで文字入力ができる技術を開発中

日経新聞 (2017年4月20日) からの引用です。

米フェイスブックは19日、頭に思い浮かべるだけで文章が書けるコンピューターの入力技術の研究開発を進めていることを明らかにした。「ダイレクト・ブレーン・インターフェース」 と呼ぶもので、数年以内の実用化を目指している。

2017/04/22

Smart display campaigns がローンチ (2017年4月) 。Google の機械学習によるプログラマティック広告運用ツール


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Google が、ディスプレイ広告の運用自動化ツール 「Smart display campaigns」 の提供開始を発表しました (2017年4月20日) 。人が予算の条件を設定し、ディスプレイ広告用の材料 (ロゴ等) を用意するだけで、後は機械学習から広告の設定と運用を勝手にまわしてくれます。

ローンチの発表詳細はこちらです。

Introducing Smart display campaigns | Google Inside AdWords

Smart display campaigns の対象は Google display network (GDN) の広告枠に配信するディスプレイ広告です。AdWords アカウントを持っている広告主や広告会社は、特に追加料金がなく使えるようになりました。

AdWords のヘルプページ によれば、Smart display campaings がやってくれることは3つです。

2017/04/20

「まんがでわかる 7つの習慣」 であらためての気付き。刺激と反応の間には選択の自由がある


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自己啓発書として世界的なベストセラーである 「7つの習慣」 のポイントを漫画でわかりやすく理解できるのが、まんがでわかる 7つの習慣 です。



主人公は、亡き父親の店を再開するためにバーで修業する中田歩です。漫画のストーリーは、歩の師匠であるバーのマスターやお客さんとのやり取りから、7つの習慣を歩やお客さんが実践して人として成長していくものです。

7つの習慣は小手先のテクニックではなく、人格を高めることが真の人間的な成長に繋がると説きます。

2017/04/17

AI 広告エージェンシーの Albert 。広告キャンペーンは人ではなく AI に任せる時代に


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ランジェリーブランドのコサベラが、デジタル広告の代理店を人から AI (人工知能) に変えて広告キャンペーンをしました。以下は AdExchanger の記事です (2017年3月10日) 。

AI And The Agency: Lingerie Brand Cosabella Replaced Its Agency With Artificial Intelligence | AdExchanger

AI の広告エージェンシーとは Albert です。

AI の Albert がやるのは、ターゲティングやキーワードの抽出、チャネルごとの投下予算や入札単価の設定です。人が指定するのは、エリア・チャネル・ターゲット・予算・KPI などのハイレベルでの条件設定です。

2017/04/15

書評: 大国の掟 - 「歴史×地理」 で解きほぐす (佐藤優)


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大国の掟 - 「歴史×地理」 で解きほぐす という本をご紹介します。著者は佐藤優氏です。



本書の内容紹介では次のように書かれています。

大統領選後のアメリカはどうなるか?イギリス離脱後の EU のゆくえは?プーチンのユーラシア主義の本質とは?

英米からロシア、中東から中国まで。新旧政治家の比較考察から、各国に特有の論理を読み解く歴史的アプローチ。地理をふまえて各国の戦略に迫るアプローチ。双方の合わせ技で国際情勢の本質を一気に把握する。「分析家・佐藤優」 の集大成!

この本が興味深く読めるのは、点と点がつながるからです。

2017/04/12

2017年3月にブログで注目を集めた本 (月間クリック数ランキング)


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このブログでは、訪問いただいた方に役に立つと思ってもらえる本を紹介しています。読んだ本の書評を書いたり、エントリーの参考情報として本の内容を引用しています。

今回のエントリーでは、2017年3月の1ヶ月でクリックが多かった本をご紹介します (6冊) 。クリック数の多かった順番で並んでいます。



ビッグデータの正体 - 情報の産業革命が世界のすべてを変える (ビクター・マイヤー = ショーンベルガー / ケネス・クキエ)



本書では、ビッグデータがもたらす3つのパラダイムシフトが提示されています。

  • 限りなく全てのデータを扱う。母集団から標本データ抽出ではなく、母集団そのものの全数データ
  • 量さえあれば精度は重要ではない
  • 因果関係ではなく相関関係が重要になる

2017/04/08

Google Analytics で週1回の 「簡単」 ブログアクセス解析


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週1回程度、このブログのアクセス状況を Google Analytics で見ています。今回のエントリーでは、普段 Google Analytics でどんな指標を見ているかをご紹介します。

Google Analytics カスタム内にある 「マイレポート一覧」 (英語表示では Dashboard) に、必要な指標が一覧で出るようにカスタマイズしています。見ている指標は以下です。全て、新規ユーザー (New Visitor) とリピーター (Returning Visitor) に分解して表示しています。

2017/04/04

半沢直樹の仕事観 「仕事は客のためにする。ひいては世の中のためにする」


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半沢直樹シリーズの第三弾である ロスジェネの逆襲 で、半沢直樹と部下の森山が、以下の会話のやりとりをします。森山が、あらためて半沢の信念を聞いているシーンです。

「もしよかったら教えてもらえませんか」 森山は問うた。 「それはどんな信念なんでしょうか」

「簡単なことさ。正しいことを正しいといえること。世の中の常識と組織の常識を一致させること。ただ、それだけのことだ。ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価される。そんな当たり前のことさえ、いまの組織はできていない。だからダメなんだ」

「原因はなんだとお考えですか」 森山はさらにきいた。

2017/04/01

2017年1-3月のアクセス人気エントリー Top 10


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2017年の1-3月で、アクセスの多かったエントリーのトップ 10 をご紹介します。PV 数のランキングで、データソースは Google Analytics です。

太字のタイトルが各エントリーへのリンクになっています。() 内の % は、3ヶ月での PV 数全体に占める、そのエントリーの PV 数の割合です。


1. スマホ証券 「One Tap BUY」 がおもしろい (でも自分は使わない) (14.3%)

オンライン証券会社 One Tap BUY の正式ローンチ (2016年6月) を取り上げたエントリーです。

One Tap BUY の特徴を一言で言うと 「手軽さ」 です。株の売買のプロセスを徹底してシンプルに、わかりやすく作られています。株をあたかも Amazon などで手軽に買えるのと同じ感覚で売買取引ができます。

2017/03/30

一流のリーダーの条件から考える 「後工程への気遣いの大切さ」


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創業手帳 Web に、リーダーの条件についてのインタビュー記事があります。

秘書からどきっとするアドバイス!?幾多の一流経営者を支えた秘書が教えてくれるリーダーの基本|創業手帳 Web

インタビューは、10年間一流企業のエグゼクティブ秘書を務め、株式会社リンク CEO・人材育成コンサルタント・作家・一流秘書養成スクール校長である、能町光香氏です (肩書は2017年3月現在) 。

■ 一流のリーダーの条件とは

以下は、インタビューで話されていたリーダーの条件です。

2017/03/27

Google が提言する 「広告運用 KPI の新たな潮流」 。根拠にしている広告ビューアブルリーチ調査が興味深い


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グーグルが、ビジネスユーザー向けのオウンドメディア Think with Google にて、ネット広告配信の調査結果を公表しました (2017年3月) 。

KPI の新たな潮流 - ビューベースリーチを可視化する|Think with Google

■ 広告のビューアビリティという視点の投げかけ

タイトルにある 「KPI の新たな潮流」 とは、ネット広告を評価するために使っているクリックやコンバージョンとは別の評価指標を指しています。具体的には、次の通りです。

2017/03/25

ネット広告の透明性を高めるビューアビリティ (viewability) という視点


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インターネット広告では、広告の表示回数をインプレッション (impression) と言います。

一般的にインプレッションは、スマホやパソコンの表示画面の外に出る広告も、インプレッションとしてカウントされます。

例えば、ウェブページの一番下に出る広告です。ユーザーが最後までそのページを見ずに、途中で別のページに移動したとしても、広告のインプレッションはカウントされます。しかし、実際に画面には広告は出ていません。

■ Google の視認範囲のみのインプレッション調査 (2014年)

画面外に広告が出ていて、実際は広告は見えなかった状況はどれくらいあるのかについて、グーグルが2014年に調査結果を公表しています。

2017/03/23

Google がイノベーションのために大切にする 「志は大きく、スタートは小さく」 と 「良い失敗と悪い失敗」


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ワーク・スマート - チームとテクノロジーが 「できる」 を増やす という本に、グーグルが考える 「Think Big, Start Small (志は大きく、スタートは小さく) 」 について書かれています。グーグルがイノベーションに対して持っている基本姿勢の1つです。



■ 志は大きく、スタートは小さく

Think Big, Start Small の例として、インドにおけるグーグルのある活動が紹介されていました。以下は本書からの引用です。

インドにおける Women Will の活動は、一人の社員が掲げた 「5000万人の女性たちにインターネットのアクセスを」 というビジョンと情熱から始まっています。

はたして5000万人に、トレーニングを実施することな本当にできるのだろうか。私たちも最初はそう考えました。

2017/03/20

幕の内弁当ではダメ。100人のうち5人が本当に満足する駅弁を。戦略の要諦は 「何を捨てるか」


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1年で駅弁売上を5000万アップさせたパート主婦が明かす奇跡のサービス という本には、次のようなことが書かれています。100人にウケる1つの駅弁よりも、5人にウケる駅弁を20種類あったほうがよい、という考え方についてです。以下は本書からの引用です。

シンプルなお弁当のほうがお客様にピッタリ合う場合が多いのです。

たとえば、お肉が食べたい気分のお客様はお肉をお腹いっぱい食べられるお弁当があったらうれしいですし、魚が好きなお客様は魚介類の素材にこだわったお弁当を食べてみたいと思うでしょう。

そしてもう1つ、シンプルなお弁当は、アピールポイントがはっきりしているので、販売スタッフがお勧めしやすいのです。

(中略)

中途半端なおかずがいろいろ入っていて何をアピールしていいかわからないお弁当より、シンプルでわかりやすいお弁当のほうが絶対お勧めしやすいのです。

ただし、そういうシンプルなお弁当はたくさんの人に受けるわけではありません。たとえば、さばだけがドーンと入ったお弁当を100人にお勧めしたとしても、そのお弁当に満足するのは5人くらいです。

2017/03/18

2017年2月にブログで注目を集めた本 (月間クリック数ランキング)


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このブログでは、訪問いただいた方に役に立つと思ってもらえる本を紹介しています。読んだ本の書評を書いたり、エントリーの参考情報として本の内容を引用しています。

今回のエントリーでは、2017年2月の1ヶ月でクリックが多かった本をご紹介します (5冊) 。クリック数の多かった順番で並んでいます。



WHY から始めよ! - インスパイア型リーダーはここが違う (サイモン・シネック)



TED での 優れたリーダーはどうやって行動を促すか を語ったサイモン・シネックの著書です。

本書で紹介されているアイデアを一言で表現すると、「人は何を (What) ではなくなぜ (Why) に動かされる」 です。

「なぜ」 は、自分の動機やビジョン、理念です。自分が信じていることを語り、共感が生まれれば人々を惹きつけることができるという考え方です。

本書ではゴールデンサークルというフレームが紹介されています。Why, How, What の3つの円があり、この順番がポイントです。

2017/03/16

書評: 人の健康は腸内細菌で決まる! - 善玉菌と悪玉菌を科学する (光岡知足)


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人の健康は腸内細菌で決まる! - 善玉菌と悪玉菌を科学する という本をご紹介します。



以下は本書の内容紹介からの引用です。

腸が元気であることは体全体が健康である証拠。そのカギを握っているのがビフィズス菌などの善玉菌だ。

腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすには何を食べ、どう過ごせばいいか?腸内細菌研究の第一人者が豊富な研究データをもとに語る健康長寿のための決定版。

本書は、健康な身体を維持するためにどうすればよいかを、食事・腸と腸内細菌・便という視点から学ぶことができます。

2017/03/13

書評: 届く CM 、届かない CM - 視聴率 = GRP に頼るな、注目量 = GAP をねらえ (横山隆治 / 大橋聡史 / 川越智勇)


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届く CM 、届かない CM - 視聴率 = GRP に頼るな、注目量 = GAP をねらえ という本をご紹介します。



以下は、本書の内容紹介からの引用です。

これまで、テレビ CM は視聴率を到達 (リーチ) の拠りどころにしてきた。しかし、CM 中はテレビから目を離すことも多いため、「視聴率 = 閲覧量」 にはならず、本当の効果測定は難しかった。ついに登場した、視聴者のリアルをとらえる技術によって 「届く CM 」 と 「届かない CM 」 の真実が明らかになる。

本書では、視聴者の視線や脳波を測定することでわかった事実をもとに、何が効くのか (効かないのか) を明確に提示する。広告として CM はどうあるべきか。実際のクリエイティブで何をすればよいか。デジタルとどう組み合わせていくべきか。変わりゆくマス + デジタルマーケティングを現実的に考え、 「これから」 を提案する。

本書を興味深く読めたのは、以下の3つでした。

2017/03/11

スティーブ・ジョブズの教え 「点と点をつなげる」 ために大切にしたい考え方


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スティーブ・ジョブズは、2005年の米国スタンフォード大学卒業式の祝賀式で、卒業生に向けてスピーチを行いました。

Text of Steve Jobs' Commencement address (2005) |STANFORD UNIVERSITY

■ スティーブ・ジョブズからの3つのメッセージ

卒業生を前に、ジョブズは伝えたいことが3つあると言ってスピーチは始まります。

  • 点と点をつなげる:バラバラの経験であっても将来それが何らかのかたちで繋がる。大学を中退し、自分の好きなことをやって得られた経験は、後に Mac を生み出すときに非常に役に立った

    2017/03/09

    駅弁販売員の説得力あるセールストークから考える、データ分析における 「現場の大切さ」


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    今回のエントリーでは、「現場の大切さ」 という視点をデータ分析に当てはめて考えてみます。

    ■ 駅弁を実際に食べた経験に基づくセールストーク

    1年で駅弁売上を5000万アップさせたパート主婦が明かす奇跡のサービス という本には、次のようなことが書かれています。

    自分が食べたこともない駅弁を自分の想像だけで売りつけるのはお客様に失礼だと思いました。

    (中略)

    旅行先で駅弁を食べた経験を活かせば、セールストークの幅がグンと広がります。

    2017/03/06

    本質を理解するヒントは、具体例の構造化 + 前提条件の明確化


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    今回のエントリーでは、ものごとの本質を理解するためにはどうすればよいかを考えます。

    ■ 具体例を一般化 (構造化) し、他の具体例に横展開へ

    本質理解の第一歩は、具体的なことを一般化できることです。

    一般化するためには、目の前の事象がどういう構造になっているかを理解する必要があります。仕組みを理解できているかです。

    人・もの・金・情報の動きを把握し、1つが変化すると他がどう影響されるか時間軸も含めて、メカニズムがわかっているかです。その仕組みを図でシンプルに描けるかも大切です。

    2017/03/04

    書評: 子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる! - 脳を鍛える10の方法 (林成之)


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    子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる! - 脳を鍛える10の方法 という本をご紹介します。



    内容紹介からの引用です。

    早期教育は年々激化し、ついに 「0歳児教育」 まで出現する有様。だが、子どもの才能を伸ばすのに一番重要なのは脳の発達に合わせた教育である。

    0歳~3歳は脳の細胞が増え続ける時期で、未熟な脳に負担をかける知識の詰め込みは NG 。将来的に才能が伸びなくなる。3歳~7歳の不要な脳の細胞が減っていく時期は、悪い習慣をやめさせることが先決。7歳~10歳からは脳の回路が発達し始めるので、本格的に学習させるべきである。

    本書では年齢ごとにどのようにしつけ、教育すればいいのかを、脳医学の知見からわかりやすく解説。

    ■ 2つの学び

    この本からの学びは大きく2つでした。

    1つ目は、子どもの教育や子育てには、年齢に応じたタイミングがあることです。早期教育は必ずしもいいわけではないことです。

    本書では0歳から10歳までの期間を3つの段階に分けています。子どもとの接し方について、それぞれの時期で適切なやり方が次のように紹介されています。

    2017/03/02

    お客に聞くしかない。あらためて考える 「そもそもなぜマーケティングリサーチをするのか」


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    以前のエントリーで、マーケティングとマーケティングリサーチの関係を取り上げました。

    マーケティングリサーチとマーケティングの切っても切れない関係

    今回のエントリーでは、あらためてマーケティングリサーチについて考えます。そもそもなぜ、マーケティングリサーチをするのかです。

    結論から書くと、「なぜマーケティングリサーチをするのか」 への私の答えは、生活者・消費者・ターゲット顧客に聞いたり、彼ら彼女らのことを見ないと、結局のところはわからないからです。

    消費者や顧客などの調査対象者は自分ではない他人です。他人のことはわかりません。自分は、顧客などの他人になることはできないので、聞くしかないわけです。

    2017/02/27

    データ分析の差別化。自分ならではの価値をどこで出すか


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    分析とは、比較をすることです。何かと何かを分けて比較し、はじめて多いか少ないなどの違いがわかります。例えば、前月や前年の時系列比較、男女や年代ごとに分けて比較します。

    「何のために、どのように分けるか」 の工夫が、分析では重要です。分け方には、分析者の力量が問われます。

    ■ 分析で比較をするときの注意点

    分析での比較にはいくつかの注意点があります。

    1. 何を基準に比較するか

    1つ目は、何とどう比べるのかという比較基準を明確にすることです。

    • できるだけ同じ同士を比較する (Apple to Apple)
    • 異なるものを比較する場合は、同じ要素と異なる要素を正しく見極め、異なる部分の影響をなるべく排除してから比較をする

    2017/02/25

    大切にしたい道徳観を教えてくれる教育勅語。作られた経緯とともに


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    1890年 (明治23年) 10月30日、明治天皇が直接お与えになったのが教育勅語でした。正式名は教育ニ関スル勅語です。

    教育勅語の文章は、天皇が自ら国民に語りかける形式をとります。

    12の徳目 (道徳) で構成されています。これを守るのが国民の伝統とし、歴代天皇の遺した教えと位置づけました。国民とともに天皇御自身もこれを守るために努力したいと、天皇の誓いとして締めくくられています。

    以下、12の徳目です。原文と、() 内は現代訳です。

    • 父母ニ孝ニ (親に孝養を尽くしましょう)
    • 兄弟ニ友ニ (兄弟・姉妹は仲良くしましょう)
    • 夫婦相和シ (夫婦は心を合わせて仲睦まじくしましょう)
    • 朋友相信シ (友だちはお互いに信頼し合いましょう)
    • 恭儉己レヲ持シ (自分の言動を慎みましょう)
    • 博愛衆ニ及ホシ (広く全ての人に慈愛の手を差し伸べましょう)
    • 學ヲ修メ業ヲ習ヒ (勉学に励み職業を身につけましょう)
    • 以テ智能ヲ啓發シ (知識を養い才能を伸ばしましょう)
    • 德器ヲ成就シ (人格の向上につとめましょう)
    • 進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ (広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう)
    • 常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ (法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう)
    • 一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ (国に危機があったなら正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう)

    12の徳目とも、至極真っ当なことを言っています。作られたのは明治時代ですが、現代でも通用します。時代によらず普遍的な道徳です。

    教育勅語の真実 という本には、教育勅語がつくられたプロセスに焦点が当てられています。

    2017/02/23

    書評: 大便通 - 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌 (辨野義己)


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    大便通 - 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌 という本をご紹介します。



    健康のために食べるものに気を使う方は多いでしょう。バランスの良い食事を心がけたり、カロリーや栄養素を考慮した食べ方をすることです。一方で、食べた物がどう出てくるか、自分の排泄物については、関心が低いのではないでしょうか。

    この本は排泄物である便に注目します。

    本書の主題は、大便は自分の健康状態を知らせる体からの 「便り」 であるというものです。

    ■ 良い便かどうかのチェックポイント

    本書によれば、自分の大便が良いかどうかのチェックポイントは次の通りです。

    2017/02/20

    商売の基本サイクルでマーケティングリサーチ業務の問題点を洗い出す


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    V 字回復の経営 - 2年で会社を変えられますか という本に 「商売の基本サイクル」 が書かれています。

    ■ 商売の基本サイクルとは

    小説のストーリー内に出てくる改革コンセプトです。創る → 作る → 売る のサイクルです。

    • 創る:開発
    • 作る:生産
    • 売る:販売

    このサイクルに一貫性を持たせ早く力強くまわし続けることが、改革の中心コンセプトです。小説のストーリーでは、商売の基本サイクルが基本設計となり、事業の戦略と組織の再構築が描かれています。

    本書では次の2点が強調されています。

    2017/02/18

    「多様性重視」 と 「選択と集中」 をバランスよく循環させよう


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    書籍 経営戦略の思考法 で、「選択と集中 - 偶発的多角化戦略の問題点」 という指摘が興味深く読めました。

    ■ 「多様性」 と 「集中」 は矛盾する

    以下は引用です。

    「組織内に多様性が許容されなければならない」 「同質的な集団は滅びる」
    これらの主張は、組織を運営するときに頻繁に耳にする言葉である。

    (中略)

    多様性への愛と同質性への忌避の源泉をたどっていくと、おそらく、 「生物進化論」 と 「自由主義・民主主義」 という一見異質な2つの思想にたどり着くことになると思われる。

    その思想について詳しく触れることはしないが、「多様性のない生物は滅亡する」 という信念や 「思想の違う人を排斥したり、粛清したりすることのない、自由で平和な政治社会の構築が望ましい」 という信念がわれわれには染みついている。

    (中略)

    ある程度までこれらをメタファーとして使用して企業を考察することには意義がある。しかし、同時に、企業は生物そのものでもなければ、政治社会そのものでもない。

    生物学や政治システムを漠然とした源泉とする 「多様性への愛」 と 「同質性への忌避」 という感覚を、そのまま経営の場面で無反省に用いるのは問題が多いと思われる。多様性は大切であるが、その重視が行きすぎれば、やはり問題が生じるはずである。

    「多様性への愛」 のどこが戦略上問題なのかは、比較的簡単に理解可能である。「集中せよ」 という戦略の基本原理のひとつと対立する点が、決定的に問題なのである。

    2017/02/16

    2017年1月にブログで注目を集めた本 (月間クリック数ランキング)


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    このブログでは、訪問いただいた方に役に立つと思ってもらえる本を紹介しています。読んだ本の書評を書いたり、エントリーの参考情報として本の内容を引用しています。

    今回のエントリーでは、2017年1月の1ヶ月でクリックが多かった本をご紹介します (5冊) 。クリック数の多かった順番で並んでいます。



    ■ WHY から始めよ! - インスパイア型リーダーはここが違う (サイモン・シネック)



    TED での 優れたリーダーはどうやって行動を促すか を語ったサイモン・シネックの著書です。

    本書で紹介されているアイデアを一言で表現すると、「人は何を (What) ではなくなぜ (Why) に動かされる」 です。

    「なぜ」 は、自分の動機やビジョン、理念です。自分が信じていることを語り、共感が生まれれば人々を惹きつけることができるという考え方です。

    本書ではゴールデンサークルというフレームが紹介されています。Why, How, What の3つの円があり、この順番がポイントです。

    2017/02/13

    サービスが先。クロネコヤマトの宅急便の歴史に見る経営戦略の優先順位


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    小倉昌男 経営学 はおすすめの本です。



    以下は、内容説明からの引用です。

    「儲からない」 といわれた個人宅配の市場を切り開き、「宅急便」 によって人々の生活の常識を変えた男、小倉昌男。本書は、ヤマト運輸の元社長である小倉が書き下ろした、経営のケーススタディーである。

    ■ デパート配送業務が構造的な 「儲からないビジネス」 に

    ヤマトが個人宅配である宅急便を始める前、デパートの配送業務を取り扱っていました。しかし、デパート配送業務は徐々に儲からない事業になっていきます。

    なぜなら、デパート配送業務は取り扱う配送量が増えるほど、利益率が減るという構造的な問題を抱えていたからです。

    2017/02/11

    神話から現代まで天皇と国体がつながる日本の誇り


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    2月11日は日本では 「建国記念の日」 です。

    日本書紀が伝えるには、初代の天皇である神武天皇が即位した日とされています。神武天皇が即位したのは旧暦では1月1日で、明治期に新暦の2月11日と換算されました。

    神武天皇が即位したのは紀元前660年、今から2700年ほど前です。大和地方での橿原宮で即位しました。橿原宮は今でも橿原神宮として奈良県にあります。

    ■ 初代天皇から現代までつながっている

    世界の国々と比べた時に、日本の特徴は約2700年の間、天皇制がずっと続いていることです。他国にはない類まれな歴史です。

    単に制度として存在し続けているだけではなく、日本の皇室は 「万世一糸」 です。万世一糸とは、永久に1つの系統が続くという意味です。

    2017/02/09

    コスパ抜群のジェットストリーム (ボールペン) から考える 「マーケティングの強み」


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    マーケティングにおいて、自社製品やサービスの 「強み」 が何かは重要です。

    注意が必要なのは、強みとは相対的なものだということです。競合と比べて差別化されていて、はじめて強みと言えます。自分たちが強みだと思っていても、買う側や利用者にとって相対的に優れた価値がなければ、つまり他がより高い価値を提供していれば、自分たちは選ばれません。

    今回のエントリーは 「強み」 について考えています。

    結論から書くと、強みは、売り手である提供者が 「提供するもの」 と、買い手である顧客にとって 「利用者が得られる価値」 に分けて考えるべきです。

    具体例として、普段、仕事用のメモを取ったりノートに書くのに使っている、三菱鉛筆のジェットストリームで考えます。4色ボールペンとシャープペンシルです。



    三菱鉛筆の 商品ページ には、次のような商品特徴が書かれています。

    2017/02/06

    価値あるデータ分析をするためのチェックポイント


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    価値があるデータ分析をするためには、集計に入る前に、必要なデータを入手する、特に社外からデータを購入する前に、データ分析のプランが大切になります。

    今回のエントリーでは、データ分析業務に入る前に、具体的に何に気をつければよいかのチェックポイントを書いています。

    1. データ分析結果の受け手は誰か

    データ分析結果のサマリーやレポートを誰に提供するかです。

    同じデータから集計/分析をし、考察や提言を加えたレポートをつくるにしても、誰に読んでもらうかによって、データ分析プロセスとレポートの中身が変わります。

    だからこそ、このデータ分析は誰のために実施するのかをまずは明確にする必要があります。

    2. 相手が知りたいことは何か (何に答えを出すか)

    誰に向けたデータ分析なのかを明らかにした後は、その相手が知りたいことが何かを整理します。何に対してデータ分析から答えや示唆を出すかです。

    先ほど1つ目で 「誰がレポートを読むかによって、データ分析プロセスとレポートの中身が変わる」 と書きました。受け手の立場が変われば、知りたいことも変わります。相手によって知りたいことが違うのです。

    2017/02/04

    書評: 炭水化物が人類を滅ぼす - 糖質制限からみた生命の科学 (夏井睦)


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    炭水化物が人類を滅ぼす - 糖質制限からみた生命の科学 という本をご紹介します。



    ■ 糖質制限で脳のエネルギー不足は起こらないのか

    糖質制限についての疑問で本書を読む視点で持っていたのは、「糖質を減らす、あるいは食事から取らなくても問題ないのか」 でした。

    人間の脳はブドウ糖をエネルギーに使っており、ブドウ糖を得るためには炭水化物が必要という理解でした。糖質制限をするということは、脳のエネルギー摂取の制限することになります。

    本書の見解は、炭水化物を取らなくても問題ないということです。食事から直接にブドウ糖を摂取しなくても、脳はエネルギー源として以下の2つを利用できるからです。

    • 体内のタンパク質を分解して作られるブドウ糖
    • 肝臓で脂肪を分解して作られるケトン体

    前者の、タンパク質が分解されブドウ糖が作られる現象を 「糖新生」 と言います。 「糖新生」 は本書のキーワードです。

    ■ 糖質制限をするとなぜ痩せるのか

    糖新生から、糖質制限をするとダイエットできる理由も説明できます。ポイントは2つです。

    2017/02/02

    Facebook の 「動画表示アルゴリズムの変更」 と 「動画ミッドロール広告開始?」 のインパクト (2017年1月)


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    2017年1月は、Facebook の動画について2つのニュースがありました。

    1つはニュースフィード内に出る動画の表示アルゴリズムの変更、もう1つは動画ミッドロール広告が新たにリリースされるかもしれないことです。後者のミッドロール広告とは、動画の再生途中に動画広告が入るものです。

    今回のエントリーでは、この2つのニュースを俯瞰して見た時に、何が考えられるかを書いています。

    ■ 長い動画がニュースフィードに出やすくなるアルゴリズム変更

    1つ目のニュースは、ニュースフィードに出る動画の表示ランクアルゴリズムの変更です。Facebook から正式発表が出ています。

    News Feed FYI: Updating How We Account For Video Completion Rates - Facebook Newsroom

    長い動画が表示されやすくなるアルゴリズムに変わります。

    動画表示のランキングには、これまで、音声を有効にしたか、大画面にしたか、どのくらいの長さ視聴したか、などの要素を加味してきた。

    この長さについて、今後は何秒再生したかではなく、全体の何%再生したか (再生完了率) を判断材料にする。その際、長い動画ほど再生完了率の比重を大きくする。この結果、従来より長い動画の表示ランクが上がる。

    Facebook、長い動画の表示ランクをアップするアルゴリズム変更 - ITmedia NEWS より引用

    ■ So what? (動画の表示アルゴリズムの変更)

    2017/01/30

    マーケティングリサーチとマーケティングの切っても切れない関係


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    今回のエントリーは、自分の専門であるマーケティングリサーチについてです。

    ■ マーケティングとマーケティングリサーチには一貫性があるか

    マーケティングリサーチを企画するためには、「マーケティング」 と 「マーケティングリサーチ」 の関係を理解する必要があります。この整理は重要です。

    自社商品やサービスのビジネスをする上で、マーケティングの目的があります。例えば、マーケティング目的は自社製品の大型リニューアルをし、減少傾向にある売上を回復 (増加) させることです。

    通常、マーケティング目的を達成するためには何かしらの課題があります。

    同じ例で言えば、製品の大型リニューアルのための情報が足りておらず、具体的なリニューアルの戦略や施策を決めきれないという状況です。必要な情報とは例えば、大型リニューアルには新規ユーザー取り込みが重要なので、新規ターゲットのニーズを理解することです。

    これが、リニューアルによる売上増加というマーケティング目的を達成するための 「マーケティング課題」 です。

    マーケティング課題を解決することが 「マーケティングリサーチの目的」 です。リサーチに求められるのは、リニューアルの戦略や施策の判断材料や意思決定をするための示唆を提示することです。

    ここまでを整理します。
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