2017/08/16

日本軍の失敗の本質から考える、イノベーションに必要な10のポイント


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前回のエントリーは、失敗の本質 - 日本軍の組織論的研究 という本に書かれていた 「日本軍の失敗の本質」 を取り上げました。

前回エントリー:日本軍の失敗の本質が、現代のビジネスに問いかけるもの


今回のエントリーは後編です。内容は、具体的にどうすれば、失敗の本質を現在のビジネスへの教訓にできるかです。


日本軍の失敗の本質


日本軍の失敗は、現代の日本企業などビジネスにも通じます。逆に言えば、失敗からの教訓は十分に活かされていません。

本書で指摘されている日本軍の失敗の本質は、次のように書かれています。

日本軍の最大の失敗の本質は、特定の戦略原型に徹底的に適応しすぎて学習棄却ができず自己革新能力を失ってしまった、ということであった。

この失敗の本質は、前半と後半の2つに分けることができます。

現代のビジネス用語で解釈をすれば、前半の 「特定の戦略原型に徹底的に適応しすぎた」 はガラパゴス化、後半の 「学習棄却ができず自己革新能力を失ってしまった」 はイノベーションを起こせなかったことです。

特定の戦略や戦い方に固執したから自己革新ができませんでした。自己革新ができなかったからこそ、今のやり方に固執してしまったとも言えます。

どうすれば自己革新ができるのでしょうか。ここからは、イノベーションに必要な考え方、どんな行動を取ればよいかを考えます。

2017/08/14

日本軍の失敗の本質が、現代のビジネスに問いかけるもの


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失敗の本質 - 日本軍の組織論的研究 という本は、現在にも示唆に富む日本軍の敗戦が詳細に分析されています。



本書が取り上げる失敗の論点


本書が扱うのは、戦い方の失敗です。

開戦後の戦争遂行の過程において、各作戦でなぜ敗北を喫したのかです。論点として扱わないのは、なぜ無謀とも言える大東亜戦争に突入したのかの開戦の意思決定プロセスです。

本書の狙いは、日本軍の失敗を現代の企業等の組織への教訓にすることです。大東亜戦争における日本軍の諸作戦の失敗を 「組織としての日本軍の失敗」 と捉え直し、反面教師として活用することです。

なお、本書は、太平洋戦争でなく大東亜戦争と表記しています。理由は、戦場が太平洋に限定されなかったからと書かれています。


日本軍の失敗の本質


なぜ日本軍は失敗したのでしょうか。

本書で指摘されている日本軍の失敗の本質は、次のように書かれています。

日本軍の最大の失敗の本質は、特定の戦略原型に徹底的に適応しすぎて学習棄却ができず自己革新能力を失ってしまった、ということであった。

2017/08/12

1才半の娘の子育て方針 (子どもにやってほしいこと / 親としての振る舞い)


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下の子は保育園に通っています。2017年度の今年は1歳児クラスです。

先日、担任の保育士と親での個人面談がありました。面談で担任から聞かれた質問の1つが、子育ての方針についてでした。

「子育ての方針で、何か大切にしているものはありますか」 

質問で、日々の子どもとの向き合いを振り返ることができました。

自分の1才半の娘の子育ての方針は、大きくは2つあります。子どもにやってほしいこと、親としての振る舞いです。


子どもにやってほしい3つのこと


自分の子どもにできてほしいことは、3つあります。

  • ありがとうが言える
  • 挨拶を自分から言える
  • 自分でできることは自分でやれる

2017/08/10

書評: LIFE SHIFT (ライフシフト) - 100年時代の人生戦略 (リンダ・グラットン / アンドリュー・スコット / 池村千秋 (訳) )


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LIFE SHIFT (ライフシフト) - 100年時代の人生戦略 という本をご紹介します。



本書の内容


以下は本書の内容紹介からの引用です。

誰もが100年生きうる時代をどう生き抜くか。働き方、学び方、結婚、子育て、人生のすべてが変わる。目前に迫る長寿社会を楽しむバイブル。

世界で活躍するビジネス思想家が示す、新しい人生のビジョン。

みんなが足並みをそろえて教育、勤労、引退という3つのステージを生きた時代は終わった。では、どのように生き方、働き方を変えていくべきか。その一つの答えが本書にある。100歳時代の戦略的人生設計書。

2017/08/08

書評: 革新的な会社の質問力 (河田真誠)


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革新的な会社の質問力 という本をご紹介します。



本書の内容


以下は内容紹介からの引用です。

質問には、いまの閉塞感を突破し、革新を生む力がある!

質問コンサルタントである僕の仕事は、企業に行って、ただ質問をするだけ。「もっとこうしたほうがいい」 とアドバイスしたり、教えたりすることはありません。ずいぶんと不思議な仕事だな、と思われるかもしれません。

ところが、質問を投げかけるだけで、クライアントには大きな変化や革新が巻き起こります。質問するだけで、そんな成果が出るなんて不思議ですよね。

なぜそんな力があるのか。仕事をするということは、常に 「考え」 「行動する」 ことです。目の前の問題や目標を整理し、解決策を考え、行動することの繰り返しで、仕事は進んでいきます。その時の 「頭の中を整理する」 「新しいアイデアを生み出す」 「やる気になる」 きっかけとなるのが質問です。

本書では 「自分にしつもん」 「部下にしつもん」 「会議にしつもん」 「お客様にしつもん」 という4つの場面で、質問力を磨き、活用する方法を明解に解説します。

2017/08/06

書評: おじいちゃん戦争のことを教えて - 孫娘からの質問状 (中條高徳)


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おじいちゃん戦争のことを教えて - 孫娘からの質問状 という本をご紹介します。



本書の内容


以下は本書の商品説明からの引用です。

ある日著者は、息子である父の転勤でニューヨークの高校へ通う孫娘から、アメリカ史の授業の課題で家族や知人で戦争の体験をした人の話を聞くことになったので、戦争のことを教えてほしい、という手紙を受け取る。これがこの書のスタートである。

著者は昭和2年生まれ。陸軍士官学校に入学したものの、戦地に赴く前に終戦を迎えた。

日本の歴史教育 (特に日本史) においては、第2次世界大戦とその周辺の事情について触れることが少ない。そのために多くの人が第2次世界大戦に対する十分な知識を得ることができずにいるのが現状だ。

その意味で、本書は極めてすぐれた近代史教育の素材といえる。日本が戦争に突入した国際情勢が確実にあったこと、アメリカのハワイ併合は実は対日戦争をにらんでのことだったことなど、いまではほとんど述べられないことがきちんと書かれている。

大切なのは、正しかったか悪かったかを考えることではなく、いいはいい、悪いは悪いときちんと整理をつけて把握することだ、という主張は、戦争という悲劇を繰り返さないためにも重要である。「戦争」 ということを知るために、多くの人にぜひ読んでほしい1冊である。

本書は、著者が孫娘の質問に答える形式で書かれています。

著者の孫娘が、戦争を実際に体験した祖父へ戦争について教えてほしいと手紙を送りました。おじいちゃんへの手紙に書かれていた質問は全部で16個でした。例えば以下です。

2017/08/04

大局観をつかむために 「3 x 3 の視点マトリクス」 を意識しよう


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外資系コンサルに学ぶ聞き方の教科書 という本に、人から話を聴くときに、相手が今は 「各論」 を話しているのか、「総論」 を話しているのかを注意する必要があると書かれています。


3つの目線を使い分ける


各論ばかりを聴いていては、「個別の事情はわかったが、結局はどうなのか」 となります。総論ばかりでは、「なんとなく話はわかったが、具体的にはどうなのか」 となります。

本書で紹介されるのは、話を聴く際には 「3つの目線」 を使い分け、質問をする時も3つの目線を意識することです。3つとは、虫の目、鳥の目、魚の目です。

2017/08/02

書評: 視力を失わない生き方 - 日本の眼科医療は間違いだらけ (深作秀春)


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視力を失わない生き方 - 日本の眼科医療は間違いだらけ という本をご紹介します。



本書の内容


以下は内容紹介からの引用です。

海外で修業を積み、数々の治療法を開発。海外の学会で最高賞を20回受賞の 「眼科界のゴッドハンド」 が語る、日本の眼科の真実。眼に関する日本の非常識、時代遅れを斬る!

併せて最善の治療法を解説。

大学病院、総合病院は練習病院と心得よ / 白内障も緑内障も真に優秀な眼科外科医なら治せる / 「手術はもっと後で」 「薬で様子をみましょう」 にだまされてはいけない / レーシックの真実 / 眼球体操は危険 / 眼は水で洗うな… etc.


眼について知らなかったこと


この本を読んでよかったと思ったのは、眼や眼科医療について、自分の知らないことが多くあったことに気付かされたことです。

例えば本書では眼のことを 「むき出しの臓器」 と表現されています。

2017/07/31

マーケティングで 「強み」 を聞くための質問はこれだ!


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革新的な会社の質問力 という本に、マーケティングでの 「強み」 を聞く質問が紹介されています。


マーケティングで強みを聞く質問


該当箇所を引用します。なお、この本では質問のことを 「しつもん」 と表現しています。以下の引用した本文でも、あえて平仮名で表記されています。

「同業他社が数多くある中で、どうして私たちを選んでくださったのですか?」

これは、あらゆる業種の人に、ぜひ実践してほしい、相手の期待や自分たちの価値を探るしつもんです。相手の期待を知ると、自分たちがよかれと思って提供しようとしていた価値との違いに気づき、はっとさせられることもあります。

2017/07/29

書評: 長く健康でいたければ、「背伸び」 をしなさい (仲野孝明)


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長く健康でいたければ、「背伸び」 をしなさい という本をご紹介します。



本書の内容


以下は内容紹介から抜粋した引用です。

96% の患者が絶賛!たった30秒の習慣を取り入れるだけで、15万人の体を治した健康法。

デスクワークの多い人をはじめ、肩こりや腰痛などに悩む人はたくさんいます。そしてそれを解消するために、「姿勢」 が大切であることが、言及されるようになりました。しかし、「姿勢」 は肩こりや腰痛を引き起こすだけではありません。じつに多くの症状を引き起こす要因になっているのです。

2017/07/27

トンカツ理論からマーケティング戦略を考える


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私の尊敬するマーケターの佐藤義典氏が提唱するマーケティング理論の1つに、「トンカツ理論」 があります。


トンカツをお店で買う理由


トンカツ理論とは、トンカツを自宅で食べたいときに、自分で作らずスーパーで買う理由を整理すると、企業が外注する理由に当てはまるというものです。

順を追って説明します。

トンカツを自分で作らずにスーパーで買う理由は、以下の5つにまとめられます。

2017/07/25

採用面接での難しい質問には、質問する側の意図を見抜くべし


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Business Insider が、採用面接で聞かれた難しい質問を紹介しています (2017年7月9日) 。

必要なのは地頭力?採用面接で聞かれた25のトリッキーな質問|BUSINESS INSIDER JAPAN


採用面接でのトリッキーな質問


載っていた質問は、例えば以下でした。

  • 最も尊敬するリーダーは誰ですか? - ボストン・コンサルティング・グループ (アソシエイト)
  • 人生の今の段階で、稼ぐことと学ぶことのどちらが好きですか? - グーグル (ソフトウェアエンジニア)
  • ここ4年間で、最高の日と最低の日について教えてください - アップル (エンジニアリングプロジェクト・マネジャー)

これらの質問は、質問される側からすると、面接の場で急に聞かれると答えに困ってしまうかもしれません。なぜこのような質問が存在するのでしょうか。

2017/07/23

2017年4-6月のアクセス人気エントリー Top 10


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2017年の4-6月で、アクセスの多かったエントリーのトップ 10 をご紹介します。ページビュー (PV) 数のランキングで、データソースは Google Analytics です。

各エントリーへのリンクはそれぞれのパートの最後に載せています。なお、() 内の % は、3ヶ月での PV 数全体に占める、そのエントリーの PV 数の割合です。


1. スマホ証券 「One Tap BUY」 がおもしろい (でも自分は使わない) (13.9%)


オンライン証券会社 One Tap BUY の正式ローンチ (2016年6月) を取り上げたエントリーです。

One Tap BUY の特徴を一言で言うと 「手軽さ」 です。株の売買のプロセスを徹底してシンプルに、わかりやすく作られています。株をあたかも Amazon などで手軽に買えるのと同じ感覚で売買取引ができます。

2017/07/21

良いインサイトは常識と芸術の間にある


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今回のエントリーでは、マーケティングの消費者インサイトを取り上げます。


インサイトとは


三木康夫氏が楽天リサーチのコラムで、消費者インサイトを次のように説明しています。

消費者インサイトに関しては、多くの人が様々な説明をしていますが、そのうちいくつかを紹介します。

まず2010年の JMRA のアニュアルカンファレンスの基調講演で、P&G の桐山社長 (当時) は、インサイトとは、「1. データでは見えてこない真実、2. 心の奥深くに存在する感情やニーズ、そして 3. ビジネスを成長させる可能性を秘めているもの」と説明しています。

また、次のようにインサイトを説明する人もいます。

2017/07/19

QB ハウス 「10分の身だしなみ」 体験記


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QB ハウスで髪を切ってきました。QB ハウスは 「10分の身だしなみ」 を訴求し、カットのみに特化したヘアカット専門店です。


前回の美容院への不満


今までは美容院に行っていました。QB ハウスに変えたのは、行きつけの美容院での前回の対応に不満だったからです。

2017/07/17

書評: 働かないアリに意義がある (長谷川英祐)


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今回のエントリーは蟻についてです。働かないアリに意義がある という本をご紹介します。



本書の内容


以下は内容紹介からの引用です。

働き者として知られる働きアリだが、実はその7割はいつも休んでいて、1割は一生働かない!だがこの事実にこそ、組織存続への秘密が隠されているのだという。これを発見した生物学者が著した、新感覚の生物学。

この本では、アリの他にも蜂などの生態系から昆虫社会の意外な特徴が紹介されています。昆虫と人間社会との共通点や違いが、わかりやすく書かれています。

2017/07/15

2017年6月にブログで注目を集めた本 (月間クリック数ランキング)


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このブログでは、訪問いただいた方に役に立つと思ってもらえるような本を紹介しています。読んだ本の書評を書いたり、エントリーの参考情報として本の内容を引用しています。

今回のエントリーでは、2017年6月の1ヶ月でクリックが多かった本をご紹介します (5冊) 。クリック数の多かった順番で並んでいます。

2017/07/13

PDCA の P を 「仮説」 と捉える。PDCA からの失敗をどう活かすか


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今回のエントリーでは、PDCA サイクルという広く知られているビジネスプロセスについて、あらためて有効な使い方を考えます。


PDCA の P を 「仮説」 と捉える


100円のコーラを1000円で売る方法2 という本に、PDCA サイクルの P は 「計画」 というよりも 「仮説」 と捉えるべきであると書かれています。

以下は該当箇所の引用です。

2017/07/11

コロコロコミックの 「うんこちんちん原理主義」 にマーケティング戦略を学ぶ


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IT media に 「コロコロコミック」 の編集長へのインタビュー記事がありました (2017年6月28日) 。

出版不況なのに、『コロコロコミック』が80万部も売れているヒミツ - ITmedia ビジネスオンライン

インタビュー内容は、2つの視点で興味深く読めました。

  • マーケティングにおける提供価値。自分たちは商品やサービスを通して顧客にどんな価値を提供しているのか
  • ターゲット顧客をどう設定するか。価値と思ってもらえる人が顧客になる。価値と思ってもらえないセグメントは追わない

示唆に富むインタビュー記事でしたので、今回のエントリーでご紹介します。

2017/07/09

WealthNavi (ウェルスナビ) の運用実績 (2017年7月時点) 。ロボアドバイザーの雑感


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今回のエントリーは、金融資産運用ロボアドバイザーの Wealthnavi (ウェルスナビ) の運用実績をご紹介します (2017年7月現在) 。


WealthNavi の運用成績


資産は入金した額よりもプラスで推移しています。

  • 資産評価額は196万円 (2017年7月9日現在)
  • 入金額のこれまでの合計は170万なので、26万のプラス (+15%)
  • ドル換算の資産評価額は 11% のプラス

ウェルスナビのマイページから、資産評価額のスクリーンショットがこちらです。

2017/07/07

訪問者の検索意図を理解し、「伝えたいこと」 と 「知りたいこと」 を両立させるコンテンツマーケティング


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Web 担当者 Forum に、コンテンツマーケティングの興味深い記事がありました。

KPI は 「SEO 順位」 から 「ユーザーの検索体験向上」 へ、これからのコンテンツマーケティングで大切なコト|Web 担当者 Forum


記事の内容


記事のサブタイトルは 「オウンドメディアのコンテンツは、ユーザーと向き合うことで質的向上を」 です。

記事の冒頭には、次のように書かれています。

レジャー予約サイトの 「asoview!」 には、2つのオウンドメディアがある。その立ち上げ背景や、成長までの3フェーズ、直面した課題とそれをいかに乗り越えたかについて解説する。ポイントは 「一次情報を自分たちで取りに行くこと」 、そして 「ユーザーと向き合うこと」 だ。

2017/07/05

因果関係か相関関係かを見分ける方法。価値を出しているかを見極める方法


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データ分析を特集した 週刊東洋経済 2017年6/3号 に、「相関関係と因果関係 - 正しく見分けるコツ」 という記事がありました。記事執筆は慶応大学准教授の中室牧子氏です (肩書は2017年7月現在) 。



因果関係を見分ける方法


紹介されていた因果関係か相関関係かの見分け方は、「もし “原因と想定されるもの” がなくても、同じ結果になるだろうか」 と考えることです。

2017/07/03

「不適切なネット広告」 から考える広告の本質


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今回のエントリーでは、不適切なネット広告から、広告の存在意義を考えます。


不適切なネット広告とは


ネット広告で不適切とされるケースには、次の3つの要素があります。3つのうち1つでも該当すれば、広告を見る人にはユーザー体験は悪くなります。

  • 広告そのものが不適切 (広告自体):暴力的、差別的、過剰な性表現を含むなど倫理的に許容されない内容。医薬品の場合は薬事法に違反するもの
  • 広告が出るコンテンツが不適切 (広告が出る場所):
    • 広告自体は適切だが、出てはいけないところに広告がでてしまうケース
    • 例: テロ組織がアップロードした動画に有名企業の広告が出る。「ブランドセーフティ」 の問題はここに含まれる
  • 広告のフォーマットが不適切 (広告の出方):
    • 広告を見る人にとって著しく邪魔だと感じる場合
    • 例: ポップアップして画面全体を専有する、動画広告が音声付きで自動再生される、スマホ画面の下部に常に表示されスクロール時に誤タップを起こす、過剰な点滅で注意を引く (チカチカさせる)

3つのうち、1つ目は広告主の問題、2つ目と3つ目はパブリッシャー (媒体) 側の問題です。

2017/07/01

書評: 頭を 5cm ずらせば腰痛・肩こりはすっきり治る! - 一日3分の姿勢矯正エクササイズ (綾田英樹)


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頭を 5cm ずらせば腰痛・肩こりはすっきり治る! - 一日3分の姿勢矯正エクササイズ という本をご紹介します。



本書の内容


以下は、内容紹介からの引用です。

本書は、次の3つの部分からなります。

(1) 慢性的な腰痛・肩こり・首痛・頭痛などが 「頭を前に出した姿勢」 に原因があることをまず説明する。
(2) そうした 「悪い姿勢」 で体が痛む人の実例をあげ、「正しい姿勢」 とは何か、を示す。
(3) 正しい姿勢にするために頭の位置を動かす3分エクササイズを紹介し、痛みの解消に導く――。

2017/06/29

新しく買い替えたアシックスのランニングシューズの提供価値


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毎朝 8km 程度のランニングをしています。早朝のランニングを習慣にして2年になります。

今まで使っていたランニングシューズの靴底がすり減ってきたので、新しく買い替えました。買ったのは、同じくアシックスのシューズです。NIMBUS シリーズの2017年 春夏モデルです。



今回のエントリーでは、アシックスの新しいランニングシューズのレビューを、マーケティングの観点から書いています。ランニングシューズからどのような価値が得られたか、提供価値は自分にとって何を意味するのかについてです。

2017/06/27

書評: 大本営参謀の情報戦記 - 情報なき国家の悲劇 (堀栄三)


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大本営参謀の情報戦記 - 情報なき国家の悲劇 という本をご紹介します。



本書の内容


以下は、本書の内容紹介からの引用です。

「太平洋各地での玉砕と敗戦の悲劇は、日本軍が事前の情報収集・解析を軽視したところに起因している」

太平洋戦中は大本営情報参謀として米軍の作戦を次々と予測的中させて名を馳せ、戦後は自衛隊統幕情報室長を務めたプロが、その稀有な体験を回顧し、情報に疎い日本の組織の “構造的欠陥” を剔抉する。

本書が興味深いのは、大きくは2つの視点で読めるからです。

1つ目は、太平洋戦争において日本の軍部、特に大本営は情報をどのように扱っていたのか、筆者の目から日米を比較した際に、日本は情報を軽視し、敗戦に向かっていった当時の状況という歴史的な観点から読めることです。

2つ目は、著者である堀栄三の情報参謀としての考え方や振る舞いは、現在のビジネスにおいても示唆が多く得られることです。

今回のエントリーは、後者の視点で考えたものです。

2017/06/25

NBA ファイナル 2017 のハイライトシーンまとめ


ウォリアーズのステファン・カリー (左) とケビン・デュラント (右) (引用:NBA Japan)


今年の NBA ファイナル 2017 は、ゴールデンステイト・ウォリアーズが4勝1敗でクリーブランド・キャバリアーズに勝利し、ウォリアーズが2年ぶり通算5度目の優勝で幕を閉じました。

今回のプレイオフは、ウォリアーズの強さが際立ちました。プレイオフ全体の勝敗は16勝1敗、勝率 94.1% と圧倒的な強さを見せました。

今回のエントリーは、NBA ファイナル 2017 を、いくつかのハイライト動画とともにご紹介します。

ファイナルの全5試合での、ハイライトシーントップ10の動画はこちらです。

2017/06/23

ヒット曲の30年の変貌から考えるアテンション時代に適したコンテンツ


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WIRED に、音楽についての興味深い研究結果が紹介されていました (2017年6月11日) 。

音楽ストリーミングがもたらした、全米ヒット曲の 「7つの変化」:研究結果|WIRED.jp

米国の大学院生が過去30年分の音楽のヒットチャートを分析した結果、いくつかの変化の傾向が確認できたようです。30年での変貌が興味深かったので、ご紹介します。

2017/06/21

2017年5月にブログで注目を集めた本 (月間クリック数ランキング)


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このブログでは、訪問いただいた方に役に立つと思ってもらえる本を紹介しています。読んだ本の書評を書いたり、エントリーの参考情報として本の内容を引用しています。

今回のエントリーでは、2017年5月の1ヶ月でクリックが多かった本をご紹介します (5冊) 。クリック数の多かった順番で並んでいます。

2017/06/19

データ分析への心構えを養う4つの質問


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データ分析を特集した 週刊東洋経済 2017年6/3号 に、大阪ガス・ビジネスアナリシスセンター所長の河本薫氏 (肩書は2017年6月現在) の記事が掲載されていました。

記事のタイトルは 「分析の目標を明確にせよ - 分析の初心者が最初に考えること」 です。

記事では、データ分析の結果が本当に役に立つものかどうかをチェックするために、4つの質問が紹介されています。今回のエントリーでは4つの質問から、データ分析をビジネスで有益なものにするために、データ分析への心構えを考えます。

2017/06/17

ウォリアーズが記録的な優勝。NBA ファイナル 2017 第5戦をハイライト動画でご紹介


ウォリアーズのケビン・デュラント (引用:NBA Japan)


今年の NBA シーズンは、ゴールデンステイト・ウォリアーズが2年ぶり通算5度目の優勝で幕を閉じました。NBA ファイナル 2017 は、ウォリアーズが4勝1敗でクリーブランド・キャバリアーズに勝利しました。

第5戦は、2017年6月12日 (現地時間) に行われました。ホームのウォリアーズが 129 - 120 でキャブズを下し、優勝を決めました。


ハイライトシーンのトップ5


ファイナル第5戦でのハイライトトップ5の動画はこちらです。

2017/06/15

キャリアとは仕事や学歴だけにあらず。キャリア = 道 = 人生そのもの


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日本人には教えなかった外国人トップの 「すごい仕事術」 という本をご紹介します。



本書の内容


著者であるフランソワ・デュポワ氏の問題意識は 「キャリア」 そのものへの日本人の考え方です。本の冒頭に、次のように書かれています。

多くの日本の若者たちが、とにかく 「目の前のこと」 しか考えていない。しかも、日本特有の “固定観念” に強く縛りつけられている ーー そんな印象を受けました。

学校をどうするか。どんな仕事に就くか。今の仕事をどうするか。次の転職先をどうするか……。「目の前に課題がある。それに対して、社会としてこうしたほうがいい」 という “セオリーのようなもの” が厳然として存在している。

ところがそこに、個人の人生としての 「長期的視点」 がまったくと言っていいほど欠けているのです。これでは、学生も、社会人の、頭を悩ませるのは当然です。自分自身で納得して人生を歩んでいないのですから。

2017/06/13

常識外れの楽天イーグルスの観客動員戦略は、顧客視点では理にかなっていた


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問題解決ドリル - 世界一シンプルな思考トレーニング という本に、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスが観客動員のためにどのような戦略をとったかが、事例として書かれています。


楽天イーグルスの取り組み


2005年の球団創設の初年度から観客動員数を増やし、球団経営として黒字化を達成した背景にはどのような戦略だったが紹介されています。以下は本書からの引用です。

まず観客動員数を増やすことが球団運営にとって最重要課題でした。そこで、彼らはあることを捉え直したのです。それが 「競合」 です。

2017/06/11

崖っぷちのキャブスが4つのファイナル新記録でウォリアーズに勝利 (NBA ファイナル 2017 第4戦)


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アメリカプロバスケットボールの NBA 、2017年のファイナルもいよいよ大詰めです。ゴールデンステイト・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズの第4戦が行なわれました (現地時間2017年6月9日) 。


崖っぷちのキャブスが今シリーズ初勝利


ウォリアーズは、プレイオフ開幕からファイナル第3戦まで15連勝を飾っていました (NBA プレイオフ記録。2017年6月9日現在、以下同) 。キャブスはファイナルで3連敗しており、負ければ終わりの状況でしたが、第4戦はキャブズが 137 - 116 でシリーズ初勝利を収めました。

この試合のハイライトとして、プレイシーンのトップ5の動画がこちらです。

2017/06/09

C Channel の人気動画から考える、若者を惹き付ける動画のつくり方 #AWAsia 2017


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アドバタイジングウィーク アジア 2017 というイベントが、2017年5月29日から6月1日の日程で日本で開催されました。会場は六本木の東京ミッドタウンでした。アジアでの開催は去年に引き続き2回目です。


 「若年層を動かすマーケティングアプローチ」 セッション


去年のアドウィークでは、私も講演する機会がありました。今年は純粋にオーディエンスとして参加し、いくつかの基調講演やセッションを聞いてきました。

おもしろかったセッションの1つが 「若年層を動かすマーケティングアプローチ ~ 動画は今、どう見られているのか ~」 でした。博報堂 DY メディアパートナーズのメディア環境研究所 所長の吉川昌孝氏と、C Channel 取締役 CCO の三枝孝臣氏による、対談形式のセッションです。

2017/06/06

ツイッターとテレビのリーチ比較から考える、データ分析で何と何を比べるかの重要性 #AWAsia 2017


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アドバタイジングウィーク アジア 2017 というイベントが、2017年5月29日から6月1日の日程で日本で開催されました。会場は六本木の東京ミッドタウンでした。アジアでの開催は去年に引き続き2回目です。


Twitter のセッション


去年のアドウィークでは、私も講演する機会がありました。今年は純粋にオーディエンスとして参加し、いくつかの基調講演やセッションを聞いてきました。

最終日の6月1日に、Twitter 社からのセッションがありました。タイトルは 「Win with “Fastest and Conversational” Marketing ( 「最速・会話形式」 のマーケティングで勝つ) 」 です。


テレビと Twitter のリーチ比較


セッションでは、最初にツイッターのメディアとしての数字がいくつか紹介されました。

そのうちの1つが、ツイッターとテレビのリーチを比較する以下のグラフでした。ツイッターとテレビ局の4系列で、人口の 20% にリーチするまでの時間を比較したものです。リーチの % の分母は、関東・関西・中京の3エリアに住む男女15-69歳で、自宅にテレビがあり、スマホを利用する人です。

2017/06/03

SUBARU の競争戦略に見る 「作り手のこだわり」 と 「徹底した顧客視点」 #AWAsia 2017


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アドバタイジングウィーク アジア 2017 というイベントが、2017年5月29日から6月1日の日程で日本で開催されました。アジアでの開催は去年に引き続き2回目です。

去年のアドウィークでは、私もセッションで講演する機会がありました。今年は純粋にオーディエンスとして参加し、いくつかの基調講演やセッションを聞いてきました。


SUBARU の基調講演


今回のエントリーでは、その中でも特に興味深いと思った、SUBARU (旧名は富士重工業。2017年4月に社名変更) の代表取締役社長である吉永泰之氏の基調講演のレポートです。

講演内容は、スバルが経営的に厳しかった2000年代から4期連続で過去最高の売上高、高い利益率を成し遂げた背景、どんな競争戦略で経営事業を行なってきたかでした。

2017/06/01

書評: ソース - あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。(マイク・マクマナス)


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ソース - あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。 という本をご紹介します。



本書の特徴


自己啓発ジャンルの本です。

よくある自己実現の本は、自分のやりたいことがあり、仕事や人生のやりがいや目的・ゴールを目指すことを前提に、考え方や具体的なやり方が書かれています。

自己実現という視点で本書を見た時、ユニークなのはアプローチが逆であることです。自分の内側を深く見つめることに重きを置きます。一般的な他の自己実現の本は 「矢印の先」 を重視するのに対し、本書は 「矢印の根本」 を深く掘り下げようとします。


自分の中のワクワクを追求する


では、本書での矢印の根本とは何でしょうか?

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多田 翼 (書いた人)