投稿日 2025/08/28

ファンケル 「スキンコンディショニング洗顔」 に学ぶ、良い顧客インサイトの5つの条件

#マーケティング #顧客理解 #顧客インサイト

うちの商品は悪くないはずなのに、なぜかお客さんに響かない…。そんな悩みを感じたことはないでしょうか?

もしかすると、お客さんの "本当の気持ち" を捉えきれていないからかもしれません。

表面的な消費者ニーズや顧客ニーズだけでなく、本人も気づいていない深層心理である 「顧客インサイト」 に触れることができれば、商品開発やマーケティングは格段に変わります。

今回は化粧品のファンケルの事例をもとに、顧客インサイトの基本から、良いインサイトに必要な5つの条件まで、詳しく見ていきます。

投稿日 2025/08/27

日清食品のブランディング。"変えてはいけないこと" を知っているから、全てを変えることができる

#マーケティング #ブランディング #コアバリュー

なぜあの商品は何年も愛され続けるのか――。

日々新商品があふれ、商品やブランドの寿命はどんどん短くなっています。かたや、何十年にもわたって人々に選ばれ続けているロングセラー商品も存在します。

その秘密は 「変えないこと」 と 「変えること」 のバランスにあります。時代の変化に合わせて進化しながらも、決して失わない "何か" があるからこそ、長く愛されるブランドになれるのです。

今回は、日清食品のカップヌードルやチキンラーメンを事例に、ロングセラーブランドを育てるブランディングの秘訣を紐解きます。

投稿日 2025/08/26

P&G に学ぶ、データ分析から意思決定につなげる秘訣 - Getting beyond the "what" to the "why" and the "how"

#マーケティング #データ分析 #示唆だし

ビジネスの現場でデータを活用する際、どのように意思決定につなげるかは企業が抱える課題です。

今回は、ビジネスメディアの 「Harvard Business Review」 に掲載された P&G の事例から、データ分析結果を意思決定につなげる秘訣を紐解きます。

投稿日 2025/08/25

山崎製パンの全社的なマーケティング文化。組織が一体となりマーケティングを浸透させる秘訣とは?

#マーケティング #マーケティング文化 #組織開発

マーケティング活動が特定の部門に限られ、全社的な顧客目線が育ちにくい社内状況になっていないでしょうか?

ヒット商品を生み出している企業ほど、開発・生産・営業などのあらゆる部門でマーケティング視点が根づいています。では、どうすれば会社全体でマーケティングを機能させることができるのでしょうか?

今回は、菓子パン市場で存在感を放つ山崎製パンの事例から、全社的にマーケティングを取り入れる組織文化のつくり方を考えます。

投稿日 2025/08/24

ファンケルのプレミアムカロリミットに学ぶ、定量調査と定性調査をうまく使い分けるポイント

#マーケティング #マーケティングリサーチ #定量調査と定性調査

新しい商品やサービスを企画するとき、マーケティングリサーチはどのように実施していますか?

なんとなくアンケートをとって終わり…、そんなことはないでしょうか?

調査のやり方ひとつで消費者理解の深さも、打ち手の精度も変わってきます。

今回ご紹介するのは、ファンケルが新商品の 「プレミアムカロリミット」 をヒットさせた裏側にある、定量調査と定性調査の巧みな使い分けです。

どちらかひとつの調査だけでは見えてこない消費者の本当のニーズ。定量調査と定性調査の双方の手法を最適に活用した事例から、ビジネスで使える実践的なポイントを解説します。

投稿日 2025/08/23

カルビー 「味付けなし・食塩不使用」 ポテトチップス。"当たり前" を除いて光らせる引き算の戦略

#マーケティング #引き算の戦略 #コアバリュー

ポテトチップスといえば 「うす塩味」 が定番で当たり前、そう感じている方は多いのではないでしょうか。

カルビーが "味付けなし・食塩不使用" のポテトチップスを発売しました。

今回は、背景と新商品がもたらす学びを掘り下げつつ、「引き算の戦略」 について解説します。

投稿日 2025/08/22

2025年本屋大賞 「カフネ」 。愛と食で紡がれる心温まる再生の物語

#マーケティング #愛 #本

毎日を忙しく過ごす中で、本当に大切なものを見失っていないでしょうか?

大切な人とのつながり、日々の食事といった当たり前のことの大事さは、つい忘れがちになります。

2025年の本屋大賞受賞作 「カフネ (阿部暁子) 」 は、喪失を抱えた二人の女性が 「食」 によって心を通わせ、再び生きる力を取り戻す 「愛」 の物語です。


この小説は 「食べることは生きること」 というメッセージを通して、私たちに本当に大切にすべきものを問いかけます。

投稿日 2025/08/21

オルビス ショットプラス。新たな販売チャネルの開拓からの新規顧客の獲得

#マーケティング #販売チャネル #新規顧客獲得

既存の販売チャネルだけでは成長の限界が見えてきた場合、新たなチャネルへの進出を検討することになります。

その際は戦略が必要です。どのようなお客さんに、どんな価格帯で、どういう形で提供するか——。これらを緻密に設計しなければ、チャネル拡大は期待した成果を生むことは難しいでしょう。

今回は化粧品メーカー 「オルビス」 の事例をケーススタディに、販売チャネル開拓と新規顧客獲得の秘訣を紐解きます。

投稿日 2025/08/20

これぞトレードマーケティングの力。アヲハタが起こしたジャム売場改革

#マーケティング #トレードマーケティング #バイヤーインサイト

お店での売場の活性化は、売上を左右する最後のカギを握ります。

家庭用ジャム製品を展開するアヲハタが仕掛けた、お店での 「鉄カゴ山盛りコーナージャック」 は、地味だったジャム売場を一変させました。

今回は、アヲハタの事例をケーススタディとして、そこから学べる 「トレードマーケティング」 について解説します。

投稿日 2025/08/19

ロッテ 「パイの実」 。売り手の常識は買い手の非常識。ブランドコンセプトを顧客起点で設計する

#マーケティング #ブランドコンセプト #お客さんの立場になる

長年愛されてきたお菓子ブランドが、時代の変化や価格競争の波にのまれ、いつの間にか商品から遠ざかってしまう顧客層が増えてしまう──。

そんな状況を打開しようと、ロッテが発売45周年となる 「パイの実」 でリニューアルに踏み切りました。

今回は、パイの実が具体的にどのようなプロセスを経て新しいブランドコンセプトを導き出したのかを見ていきます。

そして、そこから得られるブランドコンセプトをつくるポイントについて、汎用的に応用できる学びを掘り下げます。

投稿日 2025/08/18

ニップンの営業変革。営業とマーケティングが一致団結する組織は強い。ではどうすれば実現できる?

#マーケティング #営業 #組織

今回のテーマは、営業とマーケティングです。

具体的な事例として食品メーカーの 「ニップン」 を取り上げ、どのように営業とマーケティングを一体化させ、成果を上げたのかご紹介します。

そして、営業チームとマーケティングチームが相乗効果を生むような関係性を築くために、具体的に何をすればいいのかを掘り下げます。

投稿日 2025/08/17

メイドカフェでも活躍の透明翻訳機 「VUEVO Display」 。顧客の利用シーンを具体化しての価値提案

#マーケティング #利用シーン #顧客価値

自社商品は、誰にとって、どんな場面で使われるものですか?

こう問われて、解像度高く答えられるでしょうか。

商品やサービスをお客さんに買ってもらうために大切なのは、商品が使われるシーンを具体的に描けているかどうかです。

今回は、透明ディスプレイ型の翻訳機 「VUEVO Display (ビューボディスプレイ) 」 の事例をもとに、お客さんの利用シーンを起点とした価値提案の方法を紐解きます。

投稿日 2025/08/16

クラシエ 「マー & ミー ラッテ」 。お客さんの "隠れた本音" のインサイト起点の価値提案

#マーケティング #顧客理解 #価値提案

自社の商品やサービスは、お客さんの心の奥深くにある望みに応えられているでしょうか?

表面的なニーズの裏に隠れている、言葉にできないお客さんの本音を見逃していませんか?

今回は、お客さん自身も気づいていない隠れた本音である 「顧客インサイト」 を見つけ出し、商品開発やマーケティングにどう活かすかを、具体的な事例から解説します。

投稿日 2025/08/15

13歳からのアート思考が大人のビジネスパーソンに教えてくれること。アート思考をビジネスに活かす創造的発想法

#マーケティング #アート思考 #本

私たちは気づかぬうちに 「正解」 にとらわれたり、常識の枠の中で物事を考えがちです。しかし、世の中に新しい価値を生み出す人たちは、今の枠組みで正解を探すのではなく、自分なりの問いを立て、探究し続けています。

ご紹介したい書籍 「自分だけの答え」 が見つかる 13歳からのアート思考 (末永幸歩) では、アートを通じて、そうした 「自分の視点で考える力」 を育む方法がわかりやすく語られています。


不確実な時代だからこそ、誰かの決めた答えではなく、自分だけの解を見つける思考法を身につけることが大事です。

アート思考とは何か、そして仕事やマーケティングの現場でどう活かせるのか――。アート思考を実践するための具体的な方法について、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/08/14

ユーグレナの子ども向けドリンク。想定外の 「顧客の利用シーン」 からの価値創出と顧客拡大

#マーケティング #利用シーン #顧客拡大

ビジネスを成長させるには、既存顧客の満足度を高めるだけでなく、新たな顧客層を獲得することが欠かせません。では、どうすればいいのでしょうか?

ヒントは、すでにある既存商品の 「意外な使われ方」 や 「思いがけない利用者」 の中に隠れているかもしれません。

今回は、ユーグレナの事例をもとに、既存商品の意外な活用実態から着想を得て新たな市場を切り拓くポイントを紐解きます。

投稿日 2025/08/13

I-ne が重視する KPI 「累積トライアル率」 とは? KGI, KPI, KAI をつなげるマーケティング

#マーケティング #KPI #累積トライアル率

どれだけ多くの人に一度でも買ってもらえたが、商品やサービスの成長のカギを握ります。

ヘアケア商品を展開する I-ne (アイエヌイー) は、市場浸透 (シェア) とロイヤルティの関係を捉えた KPI を設計し、効果的に運用しています。

I-ne をケーススタディとして、KPI をキーワードに再現性あるヒット商品を生み出す仕組みづくりを考えます。

投稿日 2025/08/12

商品は "ワーカー" 。無印良品 「せいろ」 に学ぶジョブ理論を活用したマーケティング

#マーケティング #状況とジョブ #ワーカー

うちの商品は魅力があるはずなのに、なぜお客さんに選ばれないのか?

そんな疑問を感じたことはないでしょうか?消費者やお客さんが本当に求めているのは商品そのものというよりも、商品やサービスによって得られる 「状況の進歩」 や 「問題解決」 のほうです。

今回は、無印良品の人気商品のひとつである調理用の 「せいろ」 の事例を取り上げます。ケーススタディを通して、顧客の状況とジョブに焦点を当てる 「ジョブ理論」 を解説します。

投稿日 2025/08/11

黒板用プロジェクター 「ワイード」 。顧客文脈と未充足ニーズを捉えての価値創出

#マーケティング #顧客理解 #価値創出

ビジネスの成功のために大事なのは、消費者やお客さんが本当に求めているものを知ることです。ただし、表面的なニーズだけを捉えていては、顧客価値を実現することは簡単ではありません。

この文脈で取り上げたいのは、100年以上の歴史を持つ黒板メーカーのサカワが開発した、黒板プロジェクター 「ワイード」 の事例です。

既存製品では解決できなかった学校現場の悩みをどう捉え、どのように解決したのか――。そこから学べる顧客文脈の捉え方と、ビジネスに活かせる具体的なポイントを紹介します。

投稿日 2025/08/10

米国の服の個人間貸し借りサービス 「Pickle (ピックル) 」 。ジョブ理論で紐解く人気の秘密

#マーケティング #状況とジョブ #ワーカー

なぜその商品は選ばれるのか?

消費者やお客さんが商品やサービスを手に取るとき、そこには 「ジョブ」 という本人もはっきりとは気づいていない動機が隠れていたりします。

今回取り上げたいマーケティングの概念が 「ジョブ理論」 です。

ジョブ理論について、具体的な事例としてアメリカの服の貸し借りサービス 「Pickle (ピックル) 」 の急成長に当てはめます。従来の服を 「買う」 「捨てる」 という消費者の選択肢では満たされなかった隠れたニーズが見えてきます。

投稿日 2025/08/09

ドンキの社内コンテスト 「ディスプレイの鉄人」 。顧客価値の源泉となる事業能力を育てる仕組みづくり

#マーケティング #顧客価値 #事業能力

どうすれば、自社ならではの独自の顧客価値を生み出せるのか?
競争優位となる事業能力を、どのようにして社内で育て、継承していくべきか?

長期的な競争力のカギとなるのは、事業能力を鍛え続ける仕組みです。

そのひとつの好例が、ディスカウントストアのドン・キホーテが実施している社内コンテスト 「ディスプレイの鉄人」 です。圧縮陳列という独自の売場づくりを社内で競い、現場のスキル向上と企業文化の醸成を同時に実現する社内イベントです。

今回はドンキから学べる、顧客価値を生み出すための 「事業能力の鍛え方」 を掘り下げます。

投稿日 2025/08/08

ブランド・マーケティング。なぜみんなあのブランドが好きなのか?

#マーケティング #ブランディング #本

自社のブランドは、お客さんにどのようなイメージを持たれているでしょうか?

ロゴや広告だけでは、本当の意味でのブランドは築けません。企業が提供する商品やサービスはもちろん、そこに込められた想いや一貫した顧客体験こそが、お客さんの心に残るブランドです。

ブランドとは、企業からの 「約束」 であり、長期的な信頼の積み重ねによって生まれます。

今回は、書籍 ザ・ブランド・マーケティング - 「なぜみんなあのブランドが好きなのか」 をロジカルする (スコット・ベドベリ, スティーヴン・フェニケル, 土屋京子, 関野吉記) を取り上げます。


ナイキやスターバックスのブランド構築を手掛けた著者が明かす、ブランドマーケティングについて、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/08/07

戦略の本質は 「やらないこと」 にあり。クックマートに学ぶ引き算の戦略

#マーケティング #戦略 #引き算

多くの企業は、売上を伸ばすために 「あれもこれも」 と施策を増やしてしまいがちです。しかし、戦略で本当に大事なのは 「やること」 以上に 「やらないこと」 の決断です。

今回ご紹介するスーパーマーケットのクックマートは、特売チラシもポイント制度もなし、それでも消費者から熱狂的に支持され、売上を伸ばし続けています。その理由は 「引き算の戦略」 にありました。

では、クックマートは何をやめて、何に集中したのか?その選択がどのように競争優位を生んでいるのでしょうか?

投稿日 2025/08/06

I-ne の柔軟剤の ReWEAR (リウェア) 。市場の未充足ニーズをつき、ど真ん中を刺すコアバリューの創出

#マーケティング #未充足ニーズ #コアバリュー

自社の商品やサービスは、本当にお客さんが求める 「本質的な価値」 をもたらしているでしょうか?

市場でのこれまでの常識や競合他社の動向に目を奪われすぎていないでしょうか?

企業が陥る罠は、業界の 「当たり前」 に安住してしまうことです。ご紹介したい I-ne (アイエヌイー) の新しい柔軟剤ブランド 「ReWEAR (リウェア) 」 の事例は、当たり前を疑い従来の柔軟剤とは一線を画すコンセプトを打ち出しました。

I-ne はどのようにして新たな価値を生み出したのでしょうか。ぜひ一緒に探っていきましょう。

投稿日 2025/08/05

顧客インサイトとは何か?どうやって発掘すればいいのか?を詳しく解説

#マーケティング #顧客理解 #顧客インサイト

なぜ、お客さんはその商品を選ぶのでしょうか?

お客さんが 「欲しい」 と感じる理由は、商品のスペックや価格だけではありません。実は、本人すら気づいていない隠れた本音が、購買行動を決定づけていることがあるのです。

売り手からすると合理的な選択には見えず、気まぐれのような感情のままに商品やサービスを選んでしまうという矛盾には、顧客理解を深めるヒントが潜んでいます。

お客さんが言いたくない、言葉にできない、あるいは本人も気づいていないような人間心理を理解できれば、マーケティングの打ち手は大きく変わります。

では、どうすればいいのか、ぜひ一緒に紐解いていきましょう。

投稿日 2025/08/04

うどんのお供として選ばれる 「ベジテインちくわ」 。"脇役戦略" で戦わない共存で生きる道

#マーケティング #脇役戦略 #共存

会社や自社のブランドは、市場で 「主役」 になろうとしているでしょうか?

ビジネスは 「どうすれば競争に勝ち、市場で中心的な存在になれるのか?」 を考えるのが一般的です。しかし、すでに確立された他の主役がいる舞台 (市場) では、真正面から勝負を挑むよりも、主役を引き立てながら共存する道のほうが、うまくいくことがあります。

ご紹介したい香川県の 「ベジテインちくわ」 は、うどんという主役に挑戦するのではなく、サイドメニューという 「脇役」 に徹することにより独自の存在感を発揮しています。

大手と正面から勝負せず、むしろ既存のメイン商品と共存する道を選ぶ――。

今回は、主役に成り代わるのではなく、寄り添うことで選ばれ続ける 「脇役戦略」 の秘訣に迫ります。

投稿日 2025/08/03

北海道のスーパー 「北海市場」 。3つの戦わない戦略を実践

#マーケティング #戦わない戦略

大手企業と同じ勝負の土俵で戦おうとしても、資本や規模の面で正面からはとても太刀打ちできない——。

そうした中でも自分たちならではの強みを活かし、生き残りを図ることは不可能ではありません。むしろ 「戦わない」 という発想が、戦略上で重要になってきます。

今回ご紹介したい北海道札幌市のスーパー 「北海市場 (ほっかいいちば) 」 は、大手ディスカウントストアが近隣に進出してきても売上を伸ばした事例です。

そんなことが可能なのかという疑問に、「戦わない戦略」 から読み解きます。

投稿日 2025/08/02

確率思考の戦略論。消費者の本能にぶっ刺さるマーケティングの秘訣とは?

#マーケティング #コンセプト #本

ご紹介したいのは 「確率思考の戦略論 - どうすれば売上は増えるのか (森岡毅, 今西聖貴) 」 という本です。


本書は、お客さんから選ばれる確率を最大化するためのノウハウを惜しみなく提示し、実際のマーケティング施策に落とし込む方法を解説しています。

お客さんがブランドを選ぶメカニズムや、無意識に動かされる消費者の本能を理解できれば、的確なブランドコンセプトとマーケティング戦略をつくれます。

ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/08/01

冷凍完全調理品でホテル・旅館の課題支援。自社のケイパビリティを転用し、顧客企業にとって不可欠なパートナーを目指す

#マーケティング #ケイパビリティ #アウトソース

自社の強み、活かせているでしょうか?

企業が新たな市場を開拓する際、今あるビジネスケイパビリティをどのように活かせるかが重要です。しかし 「今の業界でしか通用しない」 と思い込んでしまい、未顧客層や異業種でのチャンスを見逃しているかもしれません。

今回は、事例からビジネスケイパビリティを異業種で活かすための方法を掘り下げます。

ポイントは、自社の 「できること」 と顧客の 「困っていること」 をぴったりと結びつけることです。あなたの会社の強みも、思わぬところで大きな価値を生み出すかもしれません。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/07/31

ニチレイフーズ 「everyONe meal」 の売場施策とエリアマーケ。マーケティング 4P からのメンタルアベイラビリティとフィジカルアベイラビリティ

#マーケティング #認知と配荷 #フィジカルアベイラビリティとメンタルアベイラビリティ

どんなにすばらしい商品やサービスでも、必要なときに消費者の頭に浮かばなければ選ばれることはありません。また、思い出してもらえても、お店の売場で見つけられなければ購入には至りません。

これが、メンタルアベイラビリティ (思い出しやすさ) とフィジカルアベイラビリティ (買いやすさ) の考え方です。

ふたつは、どちらかが欠けても効果を発揮しません。両者を組み合わせることで、消費者が自然とブランドのことを思い出せ、迷わず手に取る状況をつくることができます。

今回は、ニチレイフーズの新ブランド 「everyONe meal (エブリオンミール) 」 の売場施策とエリアマーケティングの事例をもとに、メンタルアベイラビリティとフィジカルアベイラビリティをマーケティングに活かすポイントを解説します。

投稿日 2025/07/30

違和感や想定外を見逃さない。"だったらいっそのこと" の逆転の発想で、新食感を打ち出したカンロの飴

#マーケティング #顧客起点 #発想の転換

自社商品の 「理想の使われ方」 を前提に、商品やサービスを設計していないでしょうか?

しかし、お客さんは常に売り手の思惑通りに行動したり商品を使うわけではありません。むしろ、想定とは異なる使い方をされることもあるでしょう。それを売り手が 「誤った消費行動」 として片付けてしまうと、ビジネスチャンスを逃してしまうかもしれません。

多くの企業なら 「正しい使い方」 をお客さんに啓蒙しようとするところですが、カンロは発想を180度転換しました。「それならいっそのこと」 という決断をしたのです。

消費者の 「想定外の行動」 をどう新たな価値創出につなげるのか――。カンロの挑戦から、マーケティングのおもしろさを紐解きます。

投稿日 2025/07/29

丸亀製麺 うどーなつ。利用シーン拡大でお客さんの 「きっかけ」 を増やす戦略

#マーケティング #利用シーンの拡大 #きっかけ

うちのビジネスはもう成熟期、これ以上の伸びしろはないのでは…。少なくないビジネスに共通する課題でしょう。

見落としているのは 「利用シーンの拡大」 にあるかもしれません。例えば、ランチのお昼ごはんの時間だけ混雑し、午後は閑散…そんな時間帯の偏りをなんとかすることに課題を感じている飲食店も多いのではないでしょうか。

ご紹介したい丸亀製麺は 「うどーなつ」 というドーナツを発売し、うどん屋さんのドーナツという意外性で話題を呼びました。その背後には利用シーンを拡大するという戦略が隠されていました。

お客さんの利用シーンを広げることで、どんな効果が生まれるのか?今回の事例から、そのヒントを探っていきましょう。

投稿日 2025/07/28

その新商品は本当に売れるのか?事前の購買意向調査で 「欲しい」 と 「買う」 のギャップを見極める方法

#マーケティング #マーケティングリサーチ #購入意向

新商品の発売前にどれぐらい売れるかを把握したいけれど、アンケートなどの調査で本当にわかるのか――?

今回は、商品の新発売前のタイミングで、消費者の本当の購買意向を調査するためのマーケティングリサーチの方法をご紹介します。

投稿日 2025/07/27

ウェアラブルメモ 「wemo」 。利用シーンからのコアバリューで貫く商品開発とマーケティング

#マーケティング #コアバリュー #利用シーン

新しい発想でユーザー体験を変える商品開発のヒントは、案外身近なところに転がっているものです。

今回は、腕に巻いて 「手のところにさっとメモを取る」 というシンプルなアイデアから生まれた文具 「wemo (ウェモ) 」 の事例をご紹介します。そこには、私たちがマーケティングに学べるヒントが詰まっています。

投稿日 2025/07/26

コンセプトのつくりかた。未知の良さを発見し、ビジョンとアイテムで新しい価値を実現する方法

#マーケティング #コンセプト #本

新しい企画やアイデアを考えるとき 「なにから手をつけたら良いのだろう?」 と迷うことはないでしょうか?

他には、「おもしろい発想を出そうとしても、結局はどこかで見たようなアイデアになってしまう……」 となった経験はありませんか?

ご紹介したいのは 「コンセプトのつくりかた (玉樹真一郎) 」 という本です。


こちらの本は 「コンセプトとは何か?」 から始まり、どのようにしてコンセプトをつくり出すか、具体的な手順が解説されています。

今回は、本書の概要と、ビジネスの現場で活かせる実践のためのポイントをまとめました。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/07/25

サッポロ × 森永製菓の 「小枝ビール」 。異業種コラボで顧客層を広げる方法

#マーケティング #コラボ企画 #顧客獲得

コラボ商品と聞くと、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
意外な組み合わせによる驚き?それとも、一時的な話題づくりでしょうか?

異色のコラボは注目を集めやすいですが、それだけで終わってしまうことも少なくありません。では、本当に成功するコラボ商品とはどのようなものでしょうか?

今回取り上げるのは、サッポロビールと森永製菓の 「小枝ビール」 です。黒ビールとチョコレート菓子という異業種の組み合わせが、ブランドの認知拡大や新たな顧客層の獲得につながった事例です。

マーケティングの仕掛けをひも解き、コラボをビジネスの成長戦略に活かすポイントについて、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/07/24

盲点をジョブで捉える。背中用にも特化したカミソリ 「マイネス」 に学ぶ、ジョブ理論の実践方法

#マーケティング #盲点 #ジョブ

お客さんが本当に求めているのは、商品そのものではなく、それを使うことで得られる "進歩" です。

今回取り上げる事例は、ムダ毛の処理に使うカミソリです。貝印の女性向けカミソリ 「マイネス」 は、消費者が本当に求めているのはカミソリではなく 「背中をラクに美しく保てる方法」 だと捉えました。

この事例は、マーケティングの 「ジョブ理論」 の活用してヒット商品をつくることへの示唆があります。

投稿日 2025/07/23

小さな電気店 「でんかのヤマグチ」 。これぞランチェスター戦略の "弱者の戦略" のお手本

#マーケティング #弱者の戦略

大手企業にはかなわない…。そう諦めてしまっていませんか?

東京都町田市の小さな電気店の 「でんかのヤマグチ」 は、大手量販店との価格競争を避け、あえて高く売るという戦略で28年連続の黒字経営を実現しています。

粗利率は業界平均の約2倍。いったいどんな秘訣があるのでしょうか?

でんかのヤマグチの事例から、規模は小さくても強みを活かして成長する戦略のヒントが見えてきます。

投稿日 2025/07/22

味の素 「ほんだし」 。ブランドコンセプトを体現する利用シーンを訴求するマーケティング

#マーケティング #選ばれる理由 #ブランドコンセプト

うちの商品がもっと売れるためにはどうすればいいのか…? そんなふうに思ったことはないでしょうか。

カギを握るのは、商品やサービスのブランドコンセプトにあるかもしれません。コンセプトがお客さんの心に刺さるとき、初めて 「お客さんから選ばれる理由」 が生まれます。

ご紹介したい味の素の 「ほんだし」 は、和食離れという逆風の中でコンセプトを再定義し、見落としていた需要に応えることができました。

この事例は、お客さんから選ばれるブランドになるためのヒントを与えてくれます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/07/21

カロリーメイトが 「自宅で手軽に栄養補給」 を訴求。利用シーンを増やすことでの "水平方向" と "垂直方向" のマーケティング

#マーケティング #選ばれる回数 #利用シーン

自社のこの商品を、もっと多くの人に買ってもらうためにはどうしたらいいのか?

ビジネスの成長には、新規顧客を開拓する 「水平方向」 と、既存顧客の利用頻度を高める 「垂直方向」 の両方を狙う視点が欠かせません。

では、消費者やお客さんから商品を買ってもらうために、具体的にどのように 「選ばれる機会」 を増やしていけばいいのでしょうか?

今回は、カロリーメイトの事例からマーケティングの役割を見ていきます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/07/20

自分を "選ばれる商品" にする。マーケティング発想でキャリアの可能性を最大化する方法

#マーケティング #選ばれる理由 #ビジネスキャリア

仕事をがんばっているのに評価されない、なんとなく今の会社や働き方にモヤモヤしている、転職を考えているものの失敗したらどうしよう──。

もしあなたがそんな悩みを抱えているなら、マーケティングの視点を取り入れることで解決の糸口が見つかるかもしれません。

マーケティングは商売だけでなく、自分自身のキャリアにも応用できます。自分自身を 「商品」 と捉え、価値を高める戦略を立てることによって、より充実したキャリアを築くことができるのです。

では、具体的にどうすればいいのか?ぜひ一緒に考えていきましょう。

投稿日 2025/07/19

ドンキが仕掛ける 「狼煙マーケティング」 とは?小さなテストから勝ちパターンを見つけ、大きな成功へ

#マーケティング #テストマーケティング #勝ちパターン

今回はドン・キホーテ (ドンキ) が行っている、「狼煙マーケティング」 というユニークな手法をご紹介します。

リテールメディアは、店頭販促やデジタル広告を行うことがメインでしたが、ドンキはその枠にとどまらず、ブランディングや話題づくりまでを一貫して行う仕組みを構築してきました。

では、その中で狼煙マーケティングが、どのように実践されているのでしょうか?ドンキから得られるマーケティングへのヒント、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/07/18

田村淳さんの超コミュ力。「また話したい」 と思わせる、相手の心を開くコミュニケーション術

#マーケティング #コミュニケーション #本

コミュ力が高いと聞くと、どんなイメージが浮かぶでしょうか?

笑わせてくれ話がおもしろい人、会話を盛り上げるのが得意な人、自信を持って話している人――。そんな人たちを思い浮かべるかもしれません。

しかし、本当にコミュ力が高い人は、聞く力に優れています。相手が自然と話せ、気持ちよく会話できる環境をつくることによって、結果的にコミュニケーションがうまくいくのです。

では、どうすればコミュ力を高め、相手との距離を縮められるのでしょうか?

そのヒントを、芸能人の田村淳さんの書籍である 「超コミュ力 (田村淳) 」 から紐解きます。


こちらの本から誰でもすぐに実践できる、シンプルで効果抜群のコミュニケーション術について、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/07/17

ユニクロのマーケティングに学ぶ、ハレとケの相乗効果をつくる戦略

#マーケティング #二種類の棚 #ハレとケ

マーケティングでは、商品の特徴や価格帯、店頭への展開、ブランドイメージなどさまざまな要素を組み合わせながら 「お客さんから選ばれる状況」 をつくっていきます。

今回は 「二種類の棚」 という考え方と、それに通じる日本の伝統的な概念である 「ハレとケ」 について、ユニクロの事例からマーケティングに学べることを解説します。

投稿日 2025/07/16

マーケティングの本質を実践。ライオン 「キレイキレイ」 のコアバリュー定義とターゲット顧客拡大

#マーケティング #価値定義 #顧客設定

長年ファミリー向けハンドソープとして親しまれてきたライオンの 「キレイキレイ」 。

生活者環境や市場の変化に合わせて、価値を再定義し、注力顧客を拡大するという取り組みから、成果をあげています。

キレイキレイの事例を詳しく見ながら、マーケティングに学べることを読み解いていきます。

投稿日 2025/07/15

SNS で衝動買いを意図的につくる。SEAMS からの偶発購買デザイン

#マーケティング #偶発購買 #本

これまでのマーケティングでは、「お客さんが何かを探して検索したり調べ、最終的に購入する」 という計画購買の流れが前提とされてきました。

しかし、SNS を眺めていてふと投稿や広告に目が留まり、「買うつもりはなかったのに、気づけばポチっていた」 といった経験はないでしょうか?

こうした衝動買い (偶発購買) は従来のマーケティングで常識としていた計画購買による行動とは異なるものですが、いまや私たちの身近な場面でよく起こっています。

今回は、偶発購買デザイン - 「SNS で衝動買い」 は設計できる (宮前政志, 松岡康, 関智一) という本を取り上げます。


従来のマーケティングのモデルとは異なる 「偶発購買」 について、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/07/14

マーケティングの課題の3つの山。Who, What, How を制するプロフェッショナルへの道

#マーケティング #WhoWhatHow #ビジネスキャリア

マーケティングには大きく 「Who (顧客は誰か) 」 、「What (どんな価値を提供するか) 」 、「How (その価値をどう実現するか) 」 という3つの課題の山があります。

これらを順に取り組んでいけばマーケティングの全体像がクリアになり、自社の商品やサービスをしっかりと世の中に届けることができます。

今回は、マーケターが最初に直面する 「Who の山」 から始め、その次にやってくる 「What の山」 、そして最後の 「How の山」 へと順番に見ていきます。

投稿日 2025/07/13

J リーグのマーケティング戦略に学ぶ、"顧客を文脈で分ける" から生まれる顧客提案

#マーケティング #顧客セグメント #価値提案

J リーグは、日本において知名度を持つプロサッカーリーグですが、実際にスタジアムに足を運んで観戦するかどうかは人によって大きな差があります。

そこで J リーグが取り組んでいるのが、顧客層を特徴ごとにセグメントに分け、各顧客層にぴったりのアプローチを打ち出すという方法です。

マーケティングの視点から見てもこの取り組みは興味深く、私たちが学べるヒントが数多く隠されています。

投稿日 2025/07/12

ロッテ チョコパイ。ブランドコンセプトとコアバリューが長く愛され続ける秘訣

#マーケティング #ブランドコンセプト #ロングセラー

ブランドを長期的に維持し成長させていくためには、中心に通る軸となるコンセプトが大事な役割を果たします。

たとえ優れた商品であっても、価格競争や一時的な話題性に頼っていては、消費者の心に存在し続けることは難しいでしょう。新商品を投入する際にも、ブランドのコンセプトに沿った商品開発とマーケティングを行うことにより、ブランド全体の評価や好感度を底上げし、長期的な成長を実現できます。

今回は、ロッテのチョコパイを取り上げます。発売から40年以上たった今も、チョコパイはブランド価値を高め続けている代表例です。

チョコパイから得られる新商品開発とブランド構築について、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/07/11

顧客インサイトを発掘する方法。BtoB での 「価格が安い方がいい」 の裏にある本音とは?

#マーケティング #顧客理解 #顧客インサイト

お客様の要望はしっかり聞いていて、その通りに対応したのに、なぜかお客様に響かない。結局は競合他社を選ばれてしまった…。そんな経験はありませんか?

BtoB メーカー向けの製品販売では、「もっと安く」 「設置しやすく」 「メンテナンスを強化してほしい」 といった要望が寄せられます。しかし、相手が言う内容をそのまま受け入れるだけでは、本当にお客様が求めているものを提供できていないかもしれません。

実は、こうした表面的な要望の裏には、お客様自身も意識しきれていない 「顧客インサイト」 が隠れています。インサイトに気づき、適切な提案ができるようになれば、価格競争に巻き込まれず、本質的な商品・サービスの価値で選ばれるようになります。

では、どうすれば顧客インサイトを発掘し、活かせるのでしょうか?

今回は、顧客インサイトを発掘する方法を紐解きます。

投稿日 2025/07/10

セブンティーンアイス。フィジカルアベイラビリティとメンタルアベイラビリティの相乗効果

#マーケティング #顧客接点 #フィジカルアベイラビリティとメンタルアベイラビリティ

自社の商品やサービスがどんなにすばらしくても、消費者や顧客の目に触れなければ選ばれる機会はありません。

お客さんに選ばれる存在になるためには、「フィジカルアベイラビリティ」 と 「メンタルアベイラビリティ」 という2つの要素を高めるアプローチが効果的です。

今回は、江崎グリコの 「セブンティーンアイス」 の事例から、フィジカルとメンタルの2つのアベイラビリティを巧みに組み合わせるマーケティングを紐解きます。

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多田 翼 (運営者)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。マーケティングおよびマーケティングリサーチのプロフェッショナル。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

前職の Google ではシニアマネージャーとしてユーザーインサイトや広告効果測定、リサーチ開発に注力し、複数のグローバルのプロジェクトに参画。Google 以前はマーケティングリサーチ会社にて、クライアントのマーケティング支援に取り組むとともに、新規事業の立ち上げや消費者パネルの刷新をリードした。独立後も培った経験と洞察力で、クライアントにソリューションを提供している。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信中。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。